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唐津は「曳山」も「くんち料理」もどっちもすごい。

唐津くんちの期間中、唐津市内の沢山の家でおもてなしの料理が用意されています。
町内の人や関係者は、お世話になっている家や仲の良い家に、挨拶がてら食事とお酒を飲みに行きます。
多い人では、1日に10軒近くまわるようです。

誰が来てもいいように、家々には豪華なお料理とお酒が常時用意されており、おもてなしする方も大変だと思いました。
大きなクエの煮付けが殆どの家庭のメインを飾り、その脇をオードブルやお寿司など、その家その家の手作りの品が並びます。

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クエは10キロ越えのものが多く、すごいインパクトです。
クエの大きさで見栄を張ると聞き、面白いなーと感じました。
部屋の片隅にはビール瓶のケースが山積みになっているお宅がほとんどです。

家をまわるほうはあまり長居をせず、その家のメインを一品つまんでオードブルやクエを軽く食べ、お酒を1杯飲んで出るのが礼儀のようです。
そういえば訪問した家で田谷漆器店で製作させていただいたぐい呑に出会いました。
今回修繕を請け負った曳山13番の鯱を沈金という技法で描いたものです。
唐津の人たちは、こういったぐい呑を特注するほど、曳山を愛しています。

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僕たちはこうして何軒もの家を周り、挨拶しました。

この時期の唐津は家に上がる際の敷居が低くなり、お客様ウェルカムな雰囲気が、とっても日本人らしくて温かいなと感動しました。
僕らも水主町の鯱の修繕業者と言うこともあり、沢山の家で歓待を受け、この素晴らしい文化と温かな気持ちに触れることができました。

唐津くんちは曳山ももちろんすごいですが、この期間中は殆どの家のドアが空き、中から宴会をしている声が聞こえてくるのもなんとも言えない良さがあります。

今日のお昼は、有名人に会いました!
水主町のお宅でくんち料理をいただいていると、元琴欧州が来られました。
親方になってからは唐津に練習部屋があり、九州場所の前には来られているようです。
相撲ファンとして、かなり嬉しくなりました。

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