見出し画像

優秀なアメリカの秘書(?)と商談へ

ランディーが事前に3箇所アポを取ってくれていたおかげで、商談に行くことができました。
ランディーの仕事は大きな土地を分譲して販売することですが、僕と一緒に商談についてきてくれました。

ダラスではトレモロ・クローという不動産王の名前を至る所で見かけます。
トレモロ・クローは、アジアの美術品のコレクターでもあり、素晴らしい日本の名品をいくつも持っています。
最初の商談先はこのトレモロ・クローの美術館「Crow Collection of Asian Art」のギフトショップでした。

先方は値段を聞いても驚かず、田谷漆器店の品物をぜひ置いてみたいということで、トントン拍子で仕事が進みました。

次に家具ショップ2箇所に行きました。
1軒目は、高すぎるとあっさり言われ、出鼻を挫かれ英語が全然出てこなくなりました。笑
でも、輪島塗に関心を示してくれそうなお店を紹介してくれて、やっぱり親切。
アメリカ人はビジネスにならないと思ったら、はっきりと言うということが分かり、それはそれでやりやすいかもしれません。
2軒目の家具屋さんも、ダイニングテーブルに興味を示してくれて、帰ってからのフォローが鍵な気がします。

商談が終わってからランディーと家に戻り、ランディーが書いてくれたサンクスレターをそのままタイプ。
今まで書いていた礼状がいかに間違っていたかを気づかされ、今後のメールとの差が大きくなるなぁと感じました…笑
「良いアメリカの秘書だろ!」と言われ、「自分にはもったいない」と返して二人で笑いました。

やっぱり海外で輪島塗を売るのは難しい。
まず価格がかなりのネックで、価格を言ってしまうと、機能性や製造工程、ストーリーや思いをなかなか聞いてもらえないと感じます。
地道に機会を増やしていくしかないかもしれないといつも感じます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?