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昨年の反省と今年の抱負を発表してから盃を干す!

今年初の九州入りです!
1泊しかしませんが、着いた瞬間に暖かいと感じ、過ごしやすい場所なんだと改めて実感しました。

ところで、場所場所で売れる輪島塗は異なりますが、九州ではよく屠蘇器が売れます。
いまだにお屠蘇文化があり、家族や親戚で集まってお正月を迎える、日本の古き良き伝統が残っているからだと思います。

そういえば、今年の正月、僕の家でもお屠蘇をやりました。
うちに来られた方にはもちろんお出しし、家族や親戚でもやりました。

おそらく祖母が作ったのだと思うのですが、うちの独特のルールでは年下から順に飲んでいき、最後は一番の長老が飲みます。
屠蘇を注ぐ役目は、お正月料理を作るホストが務める習わしで、今年は母でした。
母親が飲む番になると、母親は注いでもらう人を指名して、場所を入れ替えて盃を受けます。

そして、ここがミソなのですが、うちのお屠蘇は昨年の反省をみんなに聞こえるように大きな声で述べ、今年の抱負も大きな声で語ってから、一気に盃を乾かします。

屠蘇器はもちろん輪島塗で、盃は大きいものから小さいものまで3種類あり、自分のコンディションやお酒の好き具合によってそれぞれ好きな大きさの盃を選びます。

一つの屠蘇器でみんなで回し飲みをすると、やっぱり家族の結束や親戚の結束など、感じるものが多いです。

上の写真は、従兄弟と母が屠蘇をしている写真です。

最後になりましたが、ここまでお読みいただき、屠蘇器?と読めなかった方もいるかもしれません。
「トソキ」と読みます。

最近ではほとんどなくなってきた文化ですが、正月の良き習慣なので日本中の家で行われれば良いなーと思います。
輪島塗の屠蘇器じゃなくても構わないので。

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