一座、浅草へ
劇場というのはだいたい1年〜2年前くらいからおさえています。
てことは逆算してそれ以上前から企画して、劇場おさえたらキャスティングして、スタッフ集めて、稽古場をおさえて、宣伝戦略立てて、台本作って、、、なかなかの作業があるわけです(よく稽古期間以外何してるの?と質問ありますが、こうなっています)
てことはこぐれさんも一座を旗揚げする前から、4月の浅草木馬亭をおさえていたことになります。
一座で浅草でやるかどうか、、、
夏終わりから間に合うのか、、、
そもそもまたやるの、、、
こんなことを言っていましたが内心
「やろうかな、、、何だかんだ楽しかったし、浅草ってなんかいいな」
って思ってしまっている自分もいました。
かと言って企画がない!やりたいことがない!
という状態で何となく答えを後回しに。
そんなある日の飲み屋でこぐれさんと
「一座はやるのか?」
「んー、企画がないです」
「そうか」
とさらっと話した後はいつものようにちょっと演劇の話、あとはくだらない話を。
すると酔いが回ったこぐれさんがいつも通り、つかこうへいさんの話をし始めます。
つかさんとのエピソード、思い出、作品の話。
何度聞いても面白いので、何回か聞いた話でも初めて聞いたように笑い声をあげて聞きます。
すると新しい話が
ストリッパー物語の話です
「少なくって甚だ恐縮なんだが、これで小料理屋でもやって食い繋ぎねぇよ」
「なんですか、それ」
「ストリッパー物語のラストシーンのセリフだ、こう言って別れる女に貯金箱を渡すんだ、カッコいいぞー」
これを聞いた瞬間に
「こぐれさん、ストリッパー物語やりたい!」
「お、浅草に合うな!」
こうやって一座第2回公演は決まりました
企画アイデアは結構ふっと思い付くもんです。
「春の浅草かぁー、ド派手に行きましょうよ、
いつも心に太陽をと合わせて、2本立てとかどうですか?昼はいつも心に、夜はストリッパー、お客さんビックリしますよ!なんたって春の浅草ですよ!」
という意味のわからない理由で2本立てに。
心ではまだ一座を続ける気がないので、派手にやって解散!という思いもありました。
こうして企画が動き出したわけですが、さぁここで問題が、、、
男だけで初演をやった僕らには
女性のキャストがいない!
ましてやダンサーなんかいない!
(ストリッパー物語という通り、ダンスシーンがたくさんあります)
どうしようと悩んだ挙句、
「、、、よし、オーディションしよう!なんか劇団ぽいぞ!」
ということでオーディションを募集しました。
しかしそれはいいものの
...オーディションってどうやるの?
次回は一座初オーディションの話です。
というか2本立ては地獄の始まりでした(あたりまえでしょ)
写真はストリッパー物語の稽古場より
「少なくって甚だ恐縮なんだが、、、」
のシーンの動きをつけている様子。
「飛龍伝」が発表されましたね!
また飛龍伝の裏話にも触れたいと思います。
リベンジです!🔥
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