メキシコ旅行2日目


早朝散策


2日目は8時半くらいに起きてソカロ広場の北あたりのエリアを散歩しつつ撮影を。


ホテルを出て歩いていると人が溜まっている場所があり、近寄って見てみたところ1日目にも書いたタビオロジの動画で知って気になっていたメキシコの朝食 タマレスを売っていたので買ってその場で食べた。タマレスはトウモロコシの粉をラードでまとめて、その中に具を入れ、トウモロコシの皮で包み蒸したもの。


具材は2つあってどちらにするか聞かれたのだけども、片方のポヨ(鶏肉)しかわからなかったのでポヨにした。



味はそこまで抵抗のある感じでもないし全然食べられはするのだけど、これまで食べたことがあるもので例えるのは難しい代物だった。最初はなんぞこれという感じだったけど食べているとメキシコのおにぎり的なポジションであることをなんとなく理解できた。メキシコに住んでいたら何食も食べ比べしてみたい気はするけど短い旅行なのであと1回くらいでいいかな。


腹ごしらえした後は1時間ほど散策してみた。日曜の朝ということもありそこまで人は多くなかったけれども危険な感じもせず普通に歩いて問題無かった。途中、スペインに滅ぼされたマヤの遺跡なんかも見たりした。



メキシコシティは富士山の五合目相当に当たる標高とのことで慣れていないとすぐに息切れするという話を見たけど特に日本にいるのとそこまで差もなく、むしろ日本にいるよりも体調が良い気すらした。


帰り道にコーヒーを買おうとOXXOとセブンイレブンに立ち寄ったけれどもシステムがわからず断念した。カップが置いてあって入れてから買うのか、カップを買ってから入れるのかと複数メニューがある中でどのコーヒーサーバーがそれに相当するのかわからず現地人がいるタイミングで真似しなければ…。


メトロでバスターミナルへ


ホテルに戻った後は荷物をまとめてグアナファト行きのバスに乗るべく北バスターミナルへ。事前に調べた情報だとメトロは危険なので荷物があるならUberを使えと書かれていたのだけど渋滞に巻き込まれるのが嫌なのと天の邪鬼なのもあってメトロを選んだ。


メトロはスリが多発しているそうでポケットの中にスマホや財布を入れていると知らぬ間に無くなっているそう。出国前にYouTubeで観た動画でも日本人の人が被害に遭っていた。そういったリスクも把握していたのでポケットの中身は全て前掛けのバッグに入れてバッグのチャックにもダイヤル錠をかけていざメトロへ。


メトロの運賃はどこまで行っても5ペソなので予め用意した小銭でチケットを買ってプラットフォームへ。ソカロ広場から北バスターミナルに行くためには2回乗り換えしないとならないのだけど、東京メトロのように路線が色で分かれているかつ、どの路線も終点は固定なので降りる駅さえ把握していれば全く問題無かった。



メトロ自体も平日の出勤時間帯は混んでいるらしいが日曜の昼前ということもあり、そこまで混んでおらず危険を感じるシーンは急停車しておっさんが倒れそうになった時くらいだったかな。そしてバスターミナルに到着し、グアナファト行きのバスチケットを買った。


最初からグアナファトと言っているのにラパス?と聞かれて話が通じなかったり、パスポート出しているのにがっつりスペル間違って発券されるなどしたけどまあなんとかなった。事前に調べていた情報だと3500円くらいのチケットのはずだったのだけど恐らくガソリンの価格高騰などの影響によって値上げされており、かつ円安のダブルパンチで5300円くらいした。円安辛い。


12時10分発で4,5時間ほどかかるのでバスターミナルで腹ごしらえを。


メキシコ料理・パンダエクスプレスみたいな感じの中華・バーガーキングがあったのだけど昨日タコスを食べたのと結構食べている人が多かったので中華にした。



炒飯・謎スパゲティ・鶏の唐揚げ炒め的なやつの3点セットで600円くらいだったはず。日本の町中華と変わらないくらいの価格帯。


味はまさに求めていたバカっぽい中華味でとても良かった。パッサパサの米で作った炒飯が好きなこともあり、これにして正解。Google Mapsの現地人の評価はめっちゃ悪かったけどね。


バスでグアナファトへ


腹ごしらえした後は6ペソ払ってターミナルのトイレで用を足して、バスへ。


空港ほどではないけれども手荷物検査があり、適当そうな割にちゃんとしているなとメキシコを見直した。その後バスに乗る前も手荷物を開けてチェックするなど本当にしっかりしている。搭乗券のスペルは間違っているのに。


スーツケースもきちんと引き換え券を渡してくれて非常に親切だった。


いざバスに乗り込むとかなり席が広いし飛行機みたいに映画を観られるパネルが付いていて思っていた以上に綺麗で快適だった。WIFIも一応使える。



グアナファト行きのバスのはずなのに、バスの窓にSaramanca 12:10と書かれていたのが気になっていたのだけどどうやらSaramancaを経由してグアナファトへ行くよということらしい。出発前にチケット係の女性が乗り込んできてなんちゃらかんちゃらサラマンカ!と言った後、乗っている乗客全員がタイミング良くグラシアス!と言ったのがとても印象的だった。ジャングルクルーズみたいなノリ。


そしてグアナファトへ向けて出発。高速バスを狙った強盗がいるみたいな話もあって心配だったのだけど全く問題なくサラマンカを経てグアナファトへ到着。大体5時間くらいかかったかな。好きな音楽聴きナラが本を読みつつたまに外の景色を眺めたりして快適だった。


グアナファト散策


グアナファトのバスターミナルからはローカルのバスでセントロへ。6だったか7ペソくらいと聞いていたのだけど12ペソ取られて多分値上がりしていたんだと思う。30分ほどバスに揺られてグアナファトへ。山道だしバスの運転超荒いし、それなのにドア開けっ放しだしと日本では考えられないカオスだった。現地のおばあちゃんとかそれでも立っていたのでタフだなあと思った。


一応セントロ行きのバスに乗ったわけだけどどこまで行くのかよくわからないのでGoogleMapを見つつ宿が近いっぽいあたりで降りて徒歩で宿へ。そこそこ登らないとならない場所にあるということは知っていたので覚悟していたけどそこまでキツくはなかった。実は元々取っていた宿があったのだけども結構登る必要がある&Whatsappで呼び出さないとならないということを後から知って無料キャンセルした。


宿に着くと恰幅が良い優しいママが迎えてくれて宿の説明をしてくれた。元々民家だったところを改装したそうなのだけどオシャレな中庭やテラスまであって安かった割にとても良かった。一番の推しポイントは冷蔵庫があること。メキシコのホテルはそこそこの値段出しても冷蔵庫が無いことが多いので冷蔵庫ありかつ宿を安く抑えたいのであればホステルに泊まるのがいいと思う。


荷物を置いた後はグアナファト一番の名所であるピピラの丘へ。ケーブルカーを使う方法と自力で登る方法があるわけだけどももちろん自力で。富士山五合目の標高ともあり結構疲れたのだけど新宿の紀伊国屋の階段を7階まで登った時と同じくらいの疲労感だったので実は高所に強い身体なのかもしれない。


ピピラの丘に登ると聞いていた通りの絶景で来て良かったと思った。町並みが本当に美しい。



しかし頂上に着いたのが18時半くらいだったので日没前、次の日にまた登ってくるのはダルいので近くにあるバーで時間を潰すことに。コロナとボヘミアの瓶を一本ずつ飲んだ。コロナは知っている味だったのでノーコメントとしてボヘミアは旨い。チェコ産のホップを使っているメキシコビールとのことで。関係ないけどこの店はBGMが煩かったのと店員がみんなジャイアンみたいな感じだった。ガタイが良いけどどことなく優しい的な意味で。


そして時間を潰しつつ19時50分の日没へ。上着を忘れたのでガンガンに冷房が効いているくらいの寒さを耐えつつ日が沈むとまた街が表情を変えた。ライトアップされた街がとても美しく、昔訪れたスペインのグラナダ、トルコのギョレメを思い出す光景だった。持っていったFUJIFILMのXT-4でISO感度を落としてスローシャッターで幾つかショットを試して満足したので寒さから逃げるように下山。


降りてからは夕食を適当に調べて評判の良かったレストランで食べた。ケサディージャでポヨを包んだものにハラペーニョのソースとチーズをかけたものでとても美味しかった。見た目は微妙だけど。



お酒はメスカル(テキーラの姉妹的なやつ)を頼んだのだけどアルコール度数は強めではありつつも結構芳醇な味わいで美味しかった。



帰りにOXXOでビールを買って帰ろうと思っていたらセントロ近くのOXXOにはビールを置いていないということがわかり宿に戻ってまた行くかと思っていたら通りがかりの宿の最寄りの商店でビールを売っているのを発見。22時前でもう閉めようかというところだったので滑り込みセーフだった。※メキシコは22時以降アルコールを売ってはいけないという法律が確かある。


無事ビール2本とハードセルツァーを買って宿へ。ここから飲み直しと思いきや猛烈な疲れに襲われて3時くらいまで寝てしまった。そこまで動いていないので恐らく時差ボケのせいだと思われる。


起きてシャワーを浴びてハードセルツァーを1本飲んで再び就寝へ。適当に買ったハードセルツァーはマンゴー味でほろ酔いくらいのアルコール感だった。


そんなこんなで2日目は終了。来るまでは怖いイメージしかないメキシコだったけれども、適当な感じはしつつもちゃんとするところはちゃんとしているそして人が温かいメキシコが徐々に好きになってきたなあ。


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