メキシコ旅行3日目


メキシコ旅行3日目、グアナファトは2日目。グアナファトは2泊するのでこの日は色々と歩き回って散策する予定。


まずは起きて身支度をして朝食へ。歩いていると人が集っている場所があり覗いたところタコスの屋台だったのでここで食べることに。結構人気だったので10分くらい待ってチョリソとチチャロンのケサディージャにした。チョリソの方が美味しかったかな。



メキシコにおけるトルティーヤはトルティーヤだけを作ることを生業にしている専門店がどの街にもあって、こういった屋台の場合は既製品を使う事が多いのだけどもこの店においてはおばちゃんがトウモロコシの粉から作っていたのが印象的だった。


朝食を食べた後はグアナファト大学へ。大学の建物が美しいことで有名らしい。行ったときも2,3組観光客がいたけど中では学生がきちんと勉強をしていた。



次に向かったのはイダルゴ市場。所謂メルカド(マーケットの意)である。元々駅舎だったところを改装して作ったらしく、なぜ駅が無くなったのかはよくわからない。メキシコは高速バスが充実しているのだけれどもそれは電車が普及していないことに起因するらしい。強盗対策なんかを考えるとよっぽど鉄道を作ったほうがいいと思うのだけど何かしらの事情があるのだろうか…。市場の中はそこまで広くなく、雰囲気は東南アジアの市場みたいな感じ。野菜や捌きたての肉なんかを売っていて非常に活気があった。



見回っているととても美味そうなカルニタス(豚の角煮)を見つけたのでカルニタスのタコスをオーダーして食べた。包もうとしたところ崩してしまって作り直したからなのか何故かケサディージャをオマケしてくれた。優しい。



メルカドを出てからはミイラ博物館に向かおうと思っていたのだけどもお昼に近づいていたので昼食を取ることに。YouTubeで見て知っていた鶏の丸焼きが有名なお店で1/4の丸焼きを頼んだ。結果、そこそこの量のライス、サラダ、おまけにトルティーヤまで着いてきて朝から結構食べたのもあって死ぬかと思った。



飲み物はメキシコのビアカクテルミチェラーダをボヘミア割でオーダー。トマトジュースのビール割みたいな感じ。コップの飲み口に塩と唐辛子が塗ってあって乾燥した唇に大変染みた。日本人の感想を見るとあまり好きじゃないという意見が多かったのだけども個人的には結構好き。仕事終わった後とかにではなく暑い中米で飲むからこそ旨い飲み物なんだろうと思った。今回は行かないけどカンクンとかで飲んだらさぞかし美味かろう。


店を出て満腹状態の中ミイラ博物館へ。入館料は100ペソ、700円くらいだったはず。メキシコの乾燥した気候で生まれたナチュラルなミイラ(エジプトのものが計画的に作られたという意味で)とのことでスペイン語の説明は全くわからないものの興味深い場所だった。展示を見ながら死んだらどうなるんだろうか…とか肉体も結局は箱なのかな…とかありきたりなことを考えたりしながら20分くらいで見終わった。



博物館を出てからは来た道を戻るのもつまらんなと思いあえて別の道を選んで歩いていたところ電線に靴がぶら下がっていたので少し治安の悪いエリアだったのかも知れない。



グアナファトのセントロの戻る道中のコンビニでかき氷的なやつ(ミニストップにありそうなやつ)を買った。買い方がわからなかったので指をさしてUnoと行ったら中学生くらいの女の子がカップにわざわざ入れてくれた。2日目に悩んだコーヒーの買い方の正解は恐らくこれと同じく自分で淹れてから持っていくというパターンが正解だと思われる。ただ、コーヒーの場合カップとサーバーの組み合わせの正解がわからないのでまだ謎は残ったまま…。


そして、実はこの時点でグアナファトで見るべきものはほぼ無くなってしまったので広場でかき氷を飲みつつ日光浴をしながらゆっくりした。それでもする事が無くなったので宿に戻って前日飲みそこねたコロナを屋上のテラスで頂いた。非常に眺めがよくトランキーロである。日本で広告の仕事なんかをしていると夜遅い時間まで会社の携帯の通知に気を取られたり、急な提案で深夜まで稼働しなければいけなかったりするのでこういったゆっくりした時間が自分には足りていなかったんだと改めて感じた。



宿で1時間ほど情報を調べたりした後は再び街中の散策へ。適当に歩き回ったものの大体通った道だった。メキシコシティから来ることを考えると5時間かかるので0泊は厳しめ、1泊で夕方に別の街に向かうのがオーソドックス、2泊はゆっくりしたい人向けという感じか。自分の場合は、こういった時間がゆったりと流れる穏やかな街で過ごすのが好きということをトルコのカッパドキアに行った際にわかったので敢えて2泊してみたのだけどまあまあ正解だったと思う。


短い時間で観光しようと思えば行けはするのだけどもスタンプラリー的に観光地を潰して終わりになってしまうので自分の気の向くままに歩いてみたり、落ち着いて太陽を浴びたりする方が好きだ。


散策する最中に酒屋を見つけたのでビール1本と発泡酒的なものを2本買った。セントロのOXXOには酒を置いていないようだったけどその周りの個人商店的なところには置いてあるようで、地元の産業を守るルールなのかもしれない。店の20代後半くらいの店番をしていた男性は英語を話せたので会計が非常にスムーズで良かった。メキシコ、本当に英語を話せない人が多い。


買ったお酒を宿の冷蔵庫に入れた後は夕食ということで適当なタコス屋へ。パストール(ケバブみたいな肉)とチョリゾと豚バラ的なやつを食べた。



飲み物を勧められたのでオルチャタを初体験。



初めての味だったけど結構好きな系統だった。甘い中にスパイスっぽさがある感じでインドのチャイに似ているかな。普段から好き好んで飲みはしないけどインド料理屋でラッシーを飲みたくなるのと同じ感覚でもっと日本にカジュアルにメキシコ料理を食べられるお店があれば飲むのになーくらいの感じの味。


夕食を食べた後は宿に戻ってシャワーを浴びた後、酒を飲みつつ旅系YouTuberの動画を見て寝た。4日目はサンミゲル・デ・アジェンデにバスで向かう。


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