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久しぶりにWeb広告の勉強会を開催してみて

先日、会社の新人のメンバーを対象に久しぶりに勉強会を開催してみました。

Web広告について殆ど知識の無い、中途入社したばかりのPRの営業メンバーにWeb広告とは何か、どういったものがあるか。を理解してもらうための勉強会でした。今回は、自らがその中で得た気付きや意識して伝えたポイントについて書きたいなと思います。

気付き

事前に勉強させると主体的になる

同じような勉強会を2年前に開催しましたが、その際は一方的に話すことがメインでインタラクションの無い講義のような勉強会になってしまいました。今回は、その反省を活かし、勉強会のスライドとは異なる資料を事前に展開し、ランダムで質問をするので覚悟しておいてください。と伝えておきました。

その結果、勉強会での質問に対しての正解度や話している内容への納得度が増した実感が得られました。

以前の実施の方法ですと、受け身の状態で参加していたところを、主体的に参加させられるようになったと感じました。次回開催するならば、資料を展開した上で疑問点を事前にヒアリングし、その内容に関してのみ答える(=質問が無ければ何も教えない)という形式にトライしてみたいと思います。

意識して伝えたこと

手段と目的を明確に

Web広告の勉強会ではありましたが、Web広告は顧客の課題を解決するための手段の一つであって、目的ではないということを強く伝えることを意識しました。PR・Web広告・Web制作・SNSコンサル等、幅広く扱っている会社なので、自分の得意領域が本当に顧客の課題を解決できるものでは場合もあると分かって欲しいと考えての上です。

ヒアリングの重要さ

クライアントワークをしていると、顧客の要望は、抱えている課題を解決するための最適解ではないケースが多々あります。そういったケースで求められるスキルは、顧客の要望を聞くだけではなくその根底にある課題をヒアリングし、その要望に適した提案をしてあげることです。

特にWeb広告においては、様々な媒体・ネットワークがあり、それぞれ扱えるデータも異なるのでどういったターゲットに対して広告を当てたいのかをきちんと把握した上で解決策を提案することが重要となります。

また、Web広告の話だと思ってアポに行っても実はWebサイトに課題を抱えていたというケースも多々あります。

広告=投資であること

手段と目的の話をしましたが、その上で広告はクライアントにとって投資であるという話をしました。広告費をかける以上、そこから幾ら売上が上がって利益が出たのかを考えることが重要です。ダイレクト・マーケティング以外の場合はその費用体効果が見えづらいこともありますが、そういったクライアントに提案をする際でもROIやROASを意識しておくとクライアントに寄り添った提案ができるようになります。

関連して売れるネット広告社の加藤公一レオさんの名言を引用します。

日本の全広告主の社長に言いたい。
もし、御社の広告関係部署や広告代理店に“広告の費用対効果(ROI)を
本気で最大化”する意思や能力が無ければ、
その“広告予算”を「社員のボーナス」に回すべきだ。
そちらの方がよっぽど御社の未来につながる“有意義な投資”だよ。https://www.ureru.co.jp/ureru_blog/archives/4322

Web広告って複雑

Web広告、SNSなど、Web一般に言えることですが、ドッグイヤーと言われているのが納得なくらい新しい媒体やメニューが出てくるスピードが早いです。実務として携わっていてもキャッチアップしきれないくらいです。なので、カオスマップを見せ、主要な広告メニューの概要を説明しました。

その上で、少し提案してみて通ったからといって、それを自分のベーシックプランにしてはならないことを伝えました。ヒアリングの重要さとも通じますが、A社にとっては適したプランであってもB社にとっては異なるケースもあります。

考える力を!

総括になりますが、Web広告の勉強会と言いつつ考え方・プランニングの勉強会のような内容で終わったなという印象です。

まだ入社したばかりのメンバーばかりでしたが、皆ポテンシャルが高いので相談に乗りつつも追い抜かされないように頑張っていきたいと思います。

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