メキシコ旅行5日目

メキシコ旅行5日目はバスでサンミゲル・デ・アジェンデからメキシコシティへ。

この日は前日にバスターミナルでバスの時間をチェックしていたのでそれに合わせて起きることに。プリメラプラスというそこそこ良いクラスかつメキシコシティ直行のバスは10時と16時半にしか出ておらず、それを逃すと各駅停車のバスに乗るしか無くなってしまう。各駅停車的なバスの方が安かったので全然それでもいいと思っていたのだけれどもカウンターの兄ちゃんに時間がかかるので辞めておいたほうがいいよ。と言われた。各駅停車的なバスだと強盗に遭うリスクも高まるのだろうなと思いそれに従って10時のバスに乗ることにした。

ということで9時前にホテルを出ようとしたものの最低限の安宿ゆえにフロントに人が居ないし呼んでも出てこない。待っていて16時半になってしまっても時間の無駄だと思い、部屋のテレビの上に鍵を置いた上でBooking.comで鍵置いておいたからよろしく的なメッセージを送っておいた。海外では遠慮していたら仕方ない、遠慮するのが日本人の良くないところなのだと思いながらバスターミナルに向かい、無事チケットを購入。残りの席も少なかったのでギリギリセーフだった。

無事チケットも入手したので朝食へ。バスターミナルを出るとバルバッコアという看板が見えた。バルバッコア＝羊肉ということは事前の知識で知っていたのでここで食べることに。ドスタコとオーダーするとSiと返されてコンソメ？なんちゃら？と聞かれてよくわからなかったのでコンソメと答えておいた。するとタコス2つとコンソメのスープが出てきた。バルバッコアのタコスは羊肉の臭さが程よく、それにパクチーがマリアージュして美味しかった。コンソメスープはシンプルな味だったけれどもタコス用のパクチーと玉ねぎを投下したところいい感じのエスニックさになった。ひよこ豆も具材に入っていたかな。

タコスとスープ

羊のタコスは初だったのもあり結構満足して再びバスターミナルへ。

20分ほど待ってバスに乗車。予約した時は隣の席は空いていたのだけども隣も埋まっていた。乗ってすぐに腹痛に襲われたので初めてバスのトイレを使ってみたのだけど1つのバスに男女それぞれのトイレが用意されていて日本のバスよりも進んでいる感じがした。しかも結構綺麗だったので良かった。

トイレから出るとバスはもう走り出していて、席に座ると隣に座っていたおっちゃんに話しかけられてWIFIのパスワードを教えてくれないか。とのこと。なんで知っているのかと思ったもののグアナファト行きのバスの中でパスワードの在り処を把握しており、スマホで撮影していたので教えてあげたところとても喜ばれた。こうして4時間ほどバスに揺られてメキシコシティバスターミナルに帰還。

2回目のメキシコシティの宿は1回目と別の宿を取っていたのだけれどもメトロでのアクセスがいい場所だったのでメトロに乗って宿へ。大分勝手がわかってきたのでそこまで臆せずに乗れるようになっていた。取った宿はHospital Generalという駅のすぐ近くで地図上だと治安の良いローマ地区に属するところだった。病院のすぐ近くなので治安が悪いということは無かろうと思っていたものの少し心配だったけれどもいざ行ってみたら普通の場所っぽくて安心した。

宿に着くと思っていたよりもかなりちゃんとしていてキレイな宿だった。正直治安が心配すぎてそこそこのホテルを取ったのだけれどもやり過ぎたかも？感があった。もっと早く取っていれば選択肢があったのだけども取るのが遅くなったので仕方ない。しっかりしたホテルだったのでポーターが部屋まで荷物を運んでくれて丁寧にチップを要求してきた。が、500ペソ札と小銭しか持っていなかったので小銭をかき集めて10ペソ渡したところシケた顔をされた。

宿に荷物を置いた後は昼食へ。正直タコスに飽き始めていたこともあったのでメキシコに唯一進出している日本食チェーンすき家へ。2,30分ほどローマ地区を歩いてショッピングモールのフードコートに入っているすき家を目指した。

到着して注文しようとするものの海外あるある写真に写っているものしか頼めない事態に陥り、メキシコ限定の牛丼スパイシーのコンボを頼んだ。コンボにすると飲み物と味噌汁と何故かコロッケ2つが着くのだけども単品とさほど値段が変わらないのでお得だ。牛丼スパイシーはサルサやチーズが掛かっているもののベースの味は日本のすき家と同じ感じでとても美味しかった。米が少し硬かったけど許容範囲。

コロッケは日本で食べるそれと全く同じで、味噌汁は玉ねぎが入っており出汁が効いていて美味しかった。

すき家を食べた後はメキシコシティの新名所であるFabrica MXへ。メキシコ在住のYouTuberの動画で知ったのだけれども工場跡を再開発して出来た場所らしい。すき家の当たりから地下鉄を乗り継いで行ってみたところ確かにグラフィカルで面白い雰囲気はあったけれどもそこまで見どころは無かった感じだった。

その北にある街のセントロを目指して歩いてみたところ公園があったので入ってみた。広大な敷地の中でダンスやバイオリンの練習をする人がいて非常にピースフルな空間だった。サボテンの温室的なものもあり、ここはメキシコの新宿御苑的なポジションの公園なのだろう。ちなみに入場料は無料。

公園を出てセントロに行くと地元民が買い物をする場所という感じで特にこれといった見どころは無かったのでメトロで帰ることにした。

この駅のメトロ、あまり乗り継ぎがいい場所ではなく宿から結構離れた辺りで降りるしかなかったので降りて最寄りの駅まで徒歩で歩いた。旅行に来るまでは治安を心配していたのに結局地元民しか居ないところや夜の道を歩いてしまう。

メキシコシティのシンボルでもある独立記念塔を見て、近くのメトロからホテルの最寄りへ。

駅を出たのが21時過ぎだったのだけれどもホテル近くのメキシコ料理屋がやっていたので入って適当にオーダーしてみた。本当は牛肉のステーキを頼んだものだと思っていたのだけども何故かメキシコ版サムゲタン的なものが出てきた。

鶏肉のスープにタコスやら玉ねぎやらを好きにぶち込んで食べるものだったのだけど味は結構美味しかった。

こちらのレストランではビール一杯しか飲まなかったので帰りにOXXOでビールを買ってホテルで飲んで寝た。

6日目はテオティワカン遺跡に向かいます。