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グーグルマップアプリとヤフーカーナビ渋滞時の到着予想時間比較

到着予想時間および渋滞情報は、ルート選定における基本的かつ重要な情報源となります。
渋滞が日常的に発生する道路を対象にした到着予想時間と渋滞情報の調査を行うことで、より効果的な比較分析が可能になると考えられます。
とりあえず「高速中央道 国立府中IC~初台 約25km」の区間を調べてみることにしました。
高速道路の範囲のみを比較したかったのですが、他のアプリにおいては、高速道路上に出発地と目的地を設定することができないものが複数あったため、一般道路上に出発地と目的地を設定しました。
ちなみに、この区間の渋滞がない場合の所要時間は、約20分程度です。

11月22日(水曜日)6:00~8:10約5分毎に到着予想時刻を調べました。

11月22日グーグルマップアプリとヤフーカーナビの到着予想時間比較

ヤフーカーナビの渋滞情報提供元は二つあり、JARTICと「プローブ」による渋滞情報。
JARTIC交通情報システムでは、情報は5分ごとに自動的に更新されています。一方で、「プローブ」からの情報は、おそらく5分未満の間隔で収集されていると推測されますが、平均して約13分の情報遅延が発生しています。

情報は何分間隔で更新されますか?
情報は5分毎に自動更新されます。

日本道路交通情報センター:JARTIC よくあるご質問

到着予想時間を比べてみて気づいたこと

1.到着予想時間に大きな差

グーグルマップアプリ(平均74.4分)とヤフーカーナビ(平均58.7分)の到着予想時間には一貫した差が見られます。グーグルマップは全体的に長い到着時間を予想しているようですが、ピーク時の予測精度については、実際の経験からいくらか疑問が残ります。

2.ヤフーカーナビの交通情報に13分程度の遅延

グーグルマップアプリのピークは6:55ですが、ヤフーカーナビは、6:55、7:00に一番長い時間(70分)を記録した後、一旦下降して7:30に再び上昇するなど、ピークがはっきり判別できない感じがあります。
これは、交通情報の遅延によるものではないかと個人的には考えています。

グーグルマップアプリVSヤフーカーナビ

まとめ

これらのデータからどちらのアプリがより信頼性が高いかを判断するには、実際の到着時間と比較する必要があります。しかし実走行して信頼性の高いデータをとるには、同時に多くの人の情報を取得する必要があります。
私個人には不可能なので、別の比較方法を考える必要があります。
とりあえず渋滞が発生した場合の予想時間の変動は、思ったより大きいことを知っておく必要がありそうです。

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