#タクシードライバーは見た「ヤクザと思われる方をお乗せした時の会話」
タクシー運転手が実際に遭遇した出来事を短く紹介!
【漫画作成中】
「ヤクザと思われる方をお乗せした時の会話」
六本木で、厳ついグループの60代くらいの男と30代の男が乗って来た。
その時に後ろでされていた会話。
太字=60代 普通=30代
「俺たちは何をやっても常に悪く見られる。
だけどな、感謝の心を持って人と向き合っていかなきゃならん」
「はい、そうっすね!」
「俺なんかいつも近所のおばちゃんと会話してるぞ、
今日も天気いいねとか、顔色が良いねとか、」
「へぇ~、そうなんスね!」
「特別なことじゃないんだよ、小さなことで良い、花が咲いたから
綺麗とか、そんな些細な会話をしてるか?」
「いや~、してないっス!」
「そうだろ?お前親は?」
「います!」
「連絡とってんのか?」
「いや~全然とってないッス!」
「馬鹿野郎!お前何やってんだよ。親には一番感謝しねぇといけねぇぞ」
「はい」
「お前誕生日いつだ?」
「来月です」
「じゃあ、その日、親に電話しろ」
「え、電話っスか?」
「あたりめぇだよ!生んでくれてありがとうってちゃんと伝えろよ!
だれのお陰でいままで生きてこれたんだよ」
「いちおう、親っス」
「そうだろ?」
「はい」
「だったら伝えろよ!」
「わかりました」
「うちの若いのもなぁ、親と連絡とってなかったんだよ。
だから俺が怒って誕生日に急に電話させたんだ」
「はい」
「その親はな、正直まともにその若いのを育ててこなかったんだよ。
だから関係も悪かったんだけど、
生んでくれたのは変わりねぇから電話しろって」
「はい」
「そしたら、親は大号泣だよ!それまで連絡も取ってない息子から
ありがとうって連絡来るもんだから」
「へぇ~、良い話っすね」
「俺がうちの若いのに言ってるのは、まず親に感謝しろ、
誕生日には感謝を直接伝えろって言ってんだよ」
「はい」
「育てがどうこうとかはあるけどな、
親が生んでくれなきゃ、みんな今いねぇんだぞ」
「そうっスねぇ」
「だから来月は絶対電話しとけ、親は絶対喜ぶから」
「わかりました」
そして30代の男は降りて行った。
元記事
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?