有馬記念予想

おはようございます。いよいよ有馬記念となりましたね。あっという間の一年でした。年の瀬の大一番。悔いのない予想をしたいですね。

1.有馬記念所感

1)馬場

中山2500で毎年開催されるこの有馬記念ですが、土曜日の傾向を見ながら、思ったよりも、馬場が軽い印象で内目も伸びる感じがあります。

2)波の流れ

イクイノックスという大きな波が消えましたが、それなりに大きなエネルギーを持った馬が集まりました。その上、タイプいろいろと異なるので面白いですね。まず、タイトルホルダーが波の先陣としてうねりを作るでしょうね。そして、外からスターズオンアース、内から川田のソールオリエンス、真ん中からタスティエーラの波が前にグッと押し寄せます。その前にアイアンバローズが波に関をつくるかでいろいろ変わる印象ですね。中団後方にかけて、ジャスティンとスルーセブンが控えて一気に大きなうねりで飲み込む準備をするでしょうか。そんなイメージであとは時の運でしょう。

2.各馬のタイプ

1ソールオリエンスSC
2シャフリヤールCL
3ホウオウエミーズLC
4タイトルホルダーCS(L)
5ドウデュースSC
6ディープボンドSL(C)
7アイアンバローズ SL
8ライラックLC
9ヒートオンビートSCL
10ジャスティンパレスSC
11ハーパーsCL
12ウインマリリンsc
13タスティエーラSC
14プラダリアSLC
15スルーセブンシーズ CL
16スターズオンアースCS

3.見解;タイプ別信頼度⭐︎

大舞台のG1戦で有利に働くであろう素質の注目点としてメンバーから C系要素を強く持つ馬をピックアップするとともに見解をまとめます。

ソールオリエンスSC

皐月賞を豪快に差し切ったあの印象が強いですが、あれは重馬場の精神比べで突き抜けた印象。同じ気持ちの強いタスティエーラが2着でしたからね。波の外からやってきた分、エネルギーがこちらに分があった印象。タイプ的には量任せより気持ちの面が強い印象。皐月→ダービーの気合いの挙動や、セントライトの寝ぼけ、菊花賞大外ぶんまわしの中の気合いの3着を見ていると特にそう思う。もともとコーナーリングが下手くそでバタバタしているのも相まっていますが、鞍上が量に過信した騎乗が多かった印象。本来、内枠、混戦でこそこのタイプが生きると思っており、鞍上が変わってその変化もありそう。斤量が軽い3歳、内枠を引いて楽しみはある。

シャフリヤール CL

ダービー馬でそれなりに量もあるが、現状は加齢とともに C要素が強く、エネルギー解放型の印象。なので割と浮き沈みが激しい印象で、札幌記念の沈み方は納得。前走海外レースを気合いで頑張り、ここはやや反動のターンの様相を呈してきました。

タイトルホルダーCS(L)

強い気持ちで走る馬で C系というかS系というかすごく尖った馬であったが加齢とともに少し Lが出てきて丸くなったかな。ここで気をつけたいのは連荘がなくなったからこの馬が終わったと決めつけること。加齢によるのはエネルギーの放出の連続が続かなくなることだと思っており、連荘のフェーズから浮き沈みながらやる感じ。ディープボンドがそうだったでしょう。阪神大賞典で沈んで、天皇賞春でズドンとくる。要は叩きながら集中するというクラシックな考えになってよいですよということ。となると、前走のジャパンCで絶妙に凡走して良かったし、パンサラッサのハイペース体験もいい刺激になったかしら。ただ、あくまでも Cの威力が増しているリズムで、突き抜けるSは上がってこない。それは加齢によるもの。なので頭よりも圏内に期待の馬。

ドウデュースSC

豊富な量と強い闘争心と精神力が持ち味でいかにもチャンピオンタイプ。ジャパンCの最後のあがき方を見るに気持ちがかなり強い印象で好感。ただ、オラつきの闘争心も増している印象でコントロールは難しそう。その点、タイトルホルダー次第では落ち着けるかもしれない。相変わらずサリオスの印象で、距離は長いような気もするが走ってみないとわからないが、サートゥルナーリアのような走りができればとイメージを持っている。武さんに戻るのでうまくエネルギーを爆発できればですね。

ヒートオンビートSCL

優等生であるが相手関係で比較しても絶妙に足りない印象。

ジャスティンパレスSC

天皇賞で天才フィエールマンになれるかと書いたが、見事にそれに近いことをやってのけた。持ち前の運動神経をいかんなく発揮できるところは良いし、中山の今のスピード馬場もみかたしているかもしれない。
さて、この馬私、皐月賞本命なんです。何で当時好走しないのよってツッコミたくはなりますが、しょうがないですね。やはりしっかりした精神力の下地がある印象でその分、うまく我慢がきいて長距離から中距離までこなせた印象ですね。いわゆる、持ち前の身体能力をここぞで発揮できるよう我慢する印象ですね。しかし、天才フィエールマンも苦戦した有馬記念。このタイプにとって中山2500は鬼門なのか。歓声の影響でしょうか、何やら気になりますが、個人的には天才フィエールマンですら3着だった。これが引っ掛かります。もう一点気になるのはあの天皇賞秋の反動ですよね。それくらい強烈でしたので、ここは持ち前の精神力でカバーするターンかなと思います。なので頭よりも良くて圏内のようなイメージで。

ハーパーsCL

若駒ゆえの闘争心がありますが、やはり頑張った反動が少し大きいのとこのメンバーでは霞む印象。

ウインマリリンsc

前走が大一番な印象で、疲労ともにここはきついかと。

タスティエーラSC

ソールオリエンスとともにこの世代を牽引してきましたが、いい闘争心に精神力とこの馬もしっかりチャンピオンの印象があります。皐月賞や菊花賞の走りがやはり良くて我慢しながら最後まで走り切る感じが好感ですね。ただ、外目の枠になってどのようにレースをするのかは気になる。量でオラっとやるよりかは、内でためながらが合っている印象なので。そのあたりは鞍上が何とかしてくれるかもしれない。気になるのは秋2戦目とまだ疲労も少ないように見えるが、菊花賞がぶっつけでリズムが怪しかったところ。春に頑張ったツケがあったのか?
となると今回は突き抜けるより精神力のフェーズな印象ですごく粘り込みを見せることができるか。

プラダリアSLC

いい精神力がありますが、どちらかというと量とパワーで走るタイプでここは内枠が欲しかった印象。外枠のムルザバエフなのでそれなりに先行していくかもしれないが、番手を取れると面白いかもしれない。ただ、前走にエネルギー解放を行った点は留意しておきたい。

スルーセブンシーズ CL

痛恨の外枠だったかもしれないが、研ぎ澄ましてズドンなのでやることは決まっているか。いい精神力とパワーがあるのでこの舞台は合いそう。凱旋門も重馬場でなかったのでそこまで疲労や消耗はないと思うが、見えない部分で削られているかもしれない。大波を後ろから持ってくるタイプでこの馬場はちょっと分が悪い印象もあるが、終盤の大まくりには楽しみがある。盛り上がりますからね。サラキアのようなイメージをしておきますが、当時より馬場のオプションが異なるのと、凱旋門明けの疲労はいかに。

スターズオンアースCS

高い精神力と持ち前の身体能力を活かしてどこまでの印象でメンバー中でも抜けたイメージ。ただ、この大外枠は大きな試練かもしれない笑。
内でためることが出来れば良いだろうが…
スタートさえ決めれば、ルメール さんが何とかしてくれる印象。休み明けのジャパンCでもあの競馬ができるので、ここはCSの特権でもう一段上がる印象。なので持ってこいだが、突き抜けるより最後の競り合いになって持ち味を発揮なので先ほども書いたがこの外枠はすごく難しいと思う。エネルギーをうまくコントロールして頑張ってほしいところ。

突き抜け要素

ソールオリエンス、ドウデュース、(スターズオンアース)

精神力混戦組

タイトルホルダー、ジャスティンパレス、タスティエーラ、スルーセブンシーズ、(スターズオンアース)

4.予想

◉ソールオリエンス
○スターズオンアース
▲タイトルホルダー
⭐︎ドウデュース


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