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ホームスクールをはじめよう~日本のホームスクール~

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学校との対応や法的根拠など、ホームスクールは違法ではない!普通教育を選ぶ自由です。ホームスクールをはじめる基礎知識の集約。ホームページ対応解説コラムです。
2008年の「ホームスクール宣言」からはじまった我が家のホームスクール暮らしから得た知見をまとめた…
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#普通教育

教育を選ぶ自由を活用しよう

「義務教育は親の義務であって、こどもの義務ではない。」 簡潔にこういった文面をよく目にします。 間違ってはいませんが、この義務教育の部分を「学校に行くこと」の意味としてとらえている面が目立ちます。

学校に「ホームスクールします」と伝えないでよい理由

 小学校就学前からホームスクールを決めている家庭も増えてきました。わが家も末っ子はいわゆる学校(一条校)へは幼稚園から通っていません。小学校入学時には「ホームスクール」という単語を出さないわけにはいきませんでした。  しかし、ここで大きなポイントがあります。

小学校卒業/中学校進学時からはじめるホームスクール

 小学校1年生から中学校3年生までは、一般に「義務教育」と言われています。小中学校9年間の義務教育期間は、一日も学校へ登校していなくても卒業できます。

まちなかセーフティネットを創る

ホームスクールのまなびの場所は家の中とは限らない。 机の上とは限らない。街なか、すべてが、まなび場なのだ。 まなび場すなわち、そこに居ることよりも、そこで過ごしている時間の内容を感じることに大きな意味がある。 こどもにとってそこで過ごす時間が、起きている時間に起こる暮らしそのものなのだから。  大人にとって「場所」というのは、それぞれに目的や活用別に使い分けるもので、その場所に応じた態度をとることができるし、遊びの時間・仕事をする時間等々、時間の使い方すら分けてとらえるこ

日本のホームスクールの歴史

「ホームスクール」について語られるときよくアメリカやイギリスなどの諸外国のホームスクール制度について取り上げられることが多いと思います。諸外国のホームスクール制度を参考に、それぞれの家庭から展開されてきた《日本のホームスクール》は、日本という風土に適応したカタチで成長してきました。さかのぼれば「ホームスクール」という言葉でなしに、「学校に登校せず…」というスタイルであればさらに古い歴史もありますが、ここでは「ホームスクール」という単語を意識してきた家庭の誕生からを追っていきま

教育のえらびかた・はじめかた

 日本の公教育といえば、学校教育を思い浮かべると思いますが、法整備を整理すると下記図のようになっていると解釈することができます。  普通教育を、学校教育に限定する明文はありません。日本の教育制度がどのようになっているのかを紐解いていきます。