見出し画像

#33 処女のまま死ぬやつなんていない、みんな世の中にやられちまうからな

どうも、こんにちは。

鮮烈な本タイトルですが、このタイトルは葵遼太さん原作の小説のタイトルであり、2022年7月1日〜7月10日にかけて舞台化されたものになります。


昨日、その舞台を観にいきましたが、僕の人生の中で忘れることがないくらいの衝撃と感動がありました。

今回のnoteは、この感情を言葉にしようと思います。



そもそも、舞台を観にいくきっかけ

きっかけは中川紅葉さんです。
(僕はただのファンです。笑)

中川紅葉さんは僕の人生に影響を与えてくれている方で、実はラジオを始めようと思ったきっかけも中川紅葉さんなんです。

僕は、TOKYO FM系列ラジオで月2回配信されている『中川紅葉の脳内日録』を聴いておりまして、中川紅葉さんの「いい意味で飾らないサバサバした性格」と「周りの声に左右されずに、芯を持って生きている強さ」に惹かれて以来、毎回ラジオを楽しみに聴いております。

中川紅葉さんは「天真爛漫な陰キャラ」というイメージなんですが(失礼)僕にもかなり重なる部分があり、勝手に親近感を感じております。


その中川紅葉さんが舞台に出演されるということで、僕の人生の中に無かった「舞台」というカテゴリーに興味本位で観にいくことにしました。


●人生初舞台鑑賞

今回の舞台鑑賞が僕の人生の中で初めての「舞台」でした。
ワクワクと、変に緊張感がありました。笑

初めての経験って高揚感があっていいなと改めて思いましたが、舞台は今後の僕の趣味になりそうです。それくらい良かったです。

何が良かったか、それは「臨場感とリアル」です。

・臨場感
役者さんの「感情表現」がテレビや映画とは比較にならないほど、臨場感があり迫力がありました。素人ながら、一挙手一投足に表現が詰まっているように感じました。

・リアル
テレビや映画は1本の映像を全国各地で放送、上映されるものだと思います。舞台は1本1本を役者さんが演じるので、同じタイトルで同じ内容だとしても、全てが違う作品だと思うんです。僕は役者さんの経験がないのでわかりませんが、役者さんも人なのできっと感情の変化はあると思います。
その中で、現状の最高のパフォーマンス出されていると思うのですが、その「リアル」に価値を感じました。


結果的に僕は劇中に人生で一番泣きました。
映画や熱闘甲子園と比較にならないというか、もう号泣です(語彙力w)

本作品はバンドが一つのメインでもあり、最後に生演奏がありましたが、生演奏中はもうひたすら泣き続けてました。


舞台は映画と比較すると5倍のお値段がしますが、5倍以上の価値を感じました。

●ままない

『ままない』とは本作品のタイトルの略称なのですが、そのお話もしていきたいと思います。※ネタバレ注意


『ままない』は高校3年生の晃の彼女砂羽が病気で亡くなり、晃はずっと病院に通っていたため留年。2度目の高校3年生を迎えることになります。

彼女を失った悲しみで生きる希望を失っていた晃ですが、個性豊かな仲間たち白波瀬、和久井、御堂と出会い、親友藤田と砂羽の手紙にも支えられながら、少しずつ立ち直っていく「今を生きる」ことの難しさと美しさが詰まっている人間らしい作品です。


この作品は、基本的に佐藤晃という人物が真ん中にいる物語で、晃を主語に進んでいくのですが、『ままない』は恋愛、友情、家族の要素があるので、それぞれの視点での観方ができました。

きっとこの作品は、5年後に読んだとき、20年後に読んだときに感じ方が変わる作品であると思います。

人それぞれに寿命と運命があり、限りあるものであるからこそ「今を生きる。」という前向きなメッセージを強く感じました。


余命を宣告されている砂羽の「残りは笑って過ごしたい」

吃音症でずっと対人コミュニケーションにコンプレックスを感じていた御堂の「もう何も諦めないって、き、き、決めたんです」

2度目の3年生でクラスに馴染めないと思い、狸寝入りを決め込んでいた晃の最後の「2度目の3年生、楽しかった」

それぞれの置かれた境遇を受け入れて、前を向いて精一杯生きていく姿に心を打たれましたし「今日からまた自分らしく頑張ろう」と思える作品で、一生忘れない時間になりました。







まとめると








中川紅葉さんを知ったきっかけは













「この人かわいい!」です。













以上です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?