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世界の断絶は終わらない ことに絶望しないと自分に言い聞かせています

Facebookでシェアされて読みました。
(この記事を私がFacebookを経由して知ること自体に私のいる「ふつう」におけるリテラシーと正義感の高さ、境遇の豊かさが反映されている)

えも言えぬ感情が複数同時にこみ上げて来、いてもいられず直接話したいなとナンパのようなメッセージを送りつけたものの、後から只でさえ時間の希少さを痛感している彼女に大変な失礼をしたなと気づいたと共に、noteって文字情報共有プラットフォームやん、と思い出しこうして感想記事を書き始めた次第です。先によく考えないと人様に迷惑をかける好例を体現してしまった。

もうメッセージ自体は送ってしまったので彼女がもしも私のプロフィールを見てくださったときに備え一刻も早くこの投稿を出しておきたいのですが、私は今日も朝からモリモリと仕事しないといけないので一旦ざざっとだけ、独り言のように書きます。彼女がこの投稿を読まれるのか、読んでくれるとしていつになるかわからないですが…せっかくだしご本人から連絡来るまでは時間あるときに加筆修正続けようかな。

ということで、私が記事に対して感じたこと。

・彼女の指摘が日本のいわゆるエスタブリッシュメント(揶揄です)の多くにとって良い意味で刺激的であることは間違いない。素敵な記事です。

・前提として、社会を良くしていく味方は強く、多い方が嬉しい。だから、彼女のような人が(一部の人の間で)顕在化したことは嬉しいし、彼女の記事で多くの人が自分の「ふつう」を見直す契機を得ることも嬉しい。

・自分が彼女のような役割を、彼女の記事と同じ規模で果たせていないことが心底悔しい。「悔しい」を分解すると、
  - 出自や学生時代に感じていたことの間に共通点もある中、私自身は、彼女が訴えかけることを広く人に伝えたい、と幼少期から感じていたのにできていないと思ったから。
  - にも拘らず、彼女は私より10歳も年下で私にはできていないだけのインパクトを与えているから。
  - 一方で、首都圏外にいた彼女がHLABやMakersをはじめとする様々な機会に巡り合い、私の大学入学前と比べ物にならないくらいのチャンスを手にしているから。
  - 彼女が手にしたチャンスも、今回の「バズり」も、広範なインターネット(SNS)の普及と、日本における社会活動の活発化に拠るところがものすごく大きいはず。そして彼女は今の状況(大変な努力や工夫は必要だけど、選ばれれば、大人から視野を広げる手伝いを受けられること)(日本を離れたところで、母語でリアルタイムに自己発信できること)を「ふつう」として受け取っているように(勝手に)感じたから。

やだ、沢山悔しい。

ちなみに私は元々、幼少期からその手の熱意や危機感を持っていたのに、中高生時代までそういった機会を手にできなかったというコンプレックスを引きずっている。私の小学校時代には、インターネットが既にあったから、私の情報収集意欲に問題があっただけかもしれない。チラシで渡された国際派遣プログラムに応募しても選考に通過しなかったから、単に私が認められるだけの「何か」を持っていなかっただけかもしれない。

それでも、中高生向けに視野を広げる為の開かれたプログラムやインターネット上に存在する情報量は、この10年、15年で爆発的に増えている。彼女が記事に書き起こした「ふつう」と「ふつうじゃない」は、今の断絶を炙り出すものだったけど、例え社会の同じところに立っていたとしても、その人の経験してきた過去の社会状況によって、決して埋められない断絶があるんだろうな、ということを、彼女との共通点が見えたからこそしみじみと痛感した。

私は、技術や社会の変化によって生まれた機会や環境を、彼女が今の「ふつう」として享受し、ずっと私が伝えたかったことを、私が伝えたかった年齢で広く伝えていることが妬ましい。けれど同時に、誰もが思いを伝えられる環境が整備され、彼女の記事がより多くのエスタブリッシュメントの目に届くようになっていることは、間違いなく喜ぶべき世界の進歩だと思う。

何なら「社会が良くなる」ということは、今回みたいに自分から見て羨ましいな、と思うような自分より若い方が増えていくことなんだろう。

だから、世界の断絶は悲しいし、埋めるべき溝は沢山あるけど、断絶そのものに対して絶望してはだめだと、彼女の記事を読んで悔しい思いをしながら言い聞かせています。

彼女はすでに沢山の社会人、それも「東京や海外で『社会を変える』為に全力を尽くしている」人たちに会っているだろうからお腹いっぱいかもしれないけど、もし、もし、会えたら、とても光栄なことだなと思っています。

私は私なりに、社会の良い変化を加速させるために。
今日もがんばるぞ。お仕事行ってきます!


たわこ

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