4月

4月になった。
エイプリルフールは毎年何が面白いのかわからない嘘合戦が始まるので好きではない。

毎年、3月末まで壮絶な制作作業が続き、4月はその反動でなかなか手を動かせない日が続く。一旦区切る何かが必要なんだけど、そのすべがなかなか見つからず、区切りをつけられぬままずるずると5月に突入する。5月は5月で五月病があり、また腰が重くなる。毎年その連続だなあ

新しい環境での制作もスタートしたけど本当に色々と難しいことが多く、それは対応の面やお金の面など色々あり、疲弊することも少なくない。ただ、偉大な先人の金言「石の上にも三年」を心に留めて凌いでいる。思い起こせば自分の仕事は何につけても3年周期だった。3年経てば点と点が線で繋がる瞬間があれば、仕事として自分のやるべきことがなんとなく分かり始めるのもそれくらいだった。大体3年かかっている。入社式で社長とかが「3年は続けよう」というのはそのことなのだと思う。

だから今無理かどうか決めてはいけないな・・・と思いつつも、自分ではコントロールができないことに憤慨する瞬間だってある。難しいなあ・・・。ここはグッと堪えよう。

愛猫の前足に腫瘍が出来て数ヶ月。老猫ということもあり、腫瘍摘出手術の際全身麻酔で生死を彷徨ってしまい、なんとか生還したけど、腫瘍の原因は突き止められなかった。最初は抗生剤もあり順調に良くなったけど、それからかなり悪化して腫瘍が大きくなってしまった。爪研ぎもするし元気なのだけど、やっぱり少し元気がなくなっている気がする。抗生剤も吐くようになってしまい、今は消毒のみを毎日繰り返している。今度抗生剤の注射をしに行く。

家族が実家に帰っている時とか、1人仕事から帰ると猫がトイレで用を足せず、うんピーが家の至る所に落ちていたりする。ドラゴンボールを探すように、匂いを頼りに全て探し当てる。

少し話は変わるけど僕は今年が本厄。前回の厄年の時に、一緒に住んでいた猫を亡くしている。当時は色々と難しいことが多かった時期だから「悪いものを持っていってくれたのかな」と少し負い目を感じていた。

今年も同じように、前足の腫瘍は自分の悪いものがそこに詰まっているのかな・・・と思っていて、本当に申し訳ない気持ちと、一緒に住んでいてくれてありがとうの気持ちでいっぱいだから、何があってもしっかりと向き合い、そばにいてあげたいと思っている。

外では春一番が吹いている。爽やかな昼下がり。
いつまでもずっと一緒にいたい。

ちぼー

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