音楽シーンが投げ銭で生き残ることの困難と希望について

七尾ワンマン@秋葉原グッドマンいよいよ本日18時からです。

配信なので、長丁場すぎると目が疲れるかなと思い、2時間ほどのセットに収めましたが、中身は濃いです。
ぜひ観てね。
https://note.com/tavito/n/ndf9bf2caac95

出来れば投げ銭もよろしく…
アーカイブが残る1週間は可能だそうです。

自粛以来、対コロナ支援という形でLIFE HOUSEを続けて来ましたが、
自分がお金を稼ぐ時は、音響さんや照明さん、ライブベニューのスタッフさんと一緒にが良いと思い、いっさい行って来ませんでした。
今日がその時です。苦笑

正直、配信でお金を得ることの厳しさは身をもって知っています。
LIFE HOUSEが小さい番組にもかかわらず高い収益率を維持し続けられたのは、僕が1円も取らないことによって「出演者に対価をお願いします」としつこく言い続けられたからです。自分ももらうことになってたら、これはやはりなんとなく、言いづらいことですから。

ただ、何も言わなくて投げ銭してくれる人はほとんどいないので、無理強いにはならない感じで、「お金がなくても、誰でも自由に観られるよ」という余白を残しつつ、やはり注意喚起も試みて行かなくてはなりませんでした。

投げ銭率がもし50%以上であれば、グッドマンも閉店には追い込まれなかったでしょう。
普通にハコの入り口で払うチャージくらいの額を、もっと多くの人が投げていたら、ほとんどのライブベニューはパンデミックのなかでも生存できます。

その状況になるべく近づけたくて、LIFE HOUSEで自分は1円も取らないという判断をしました。
狂言回し的なオーガナイザーがいれば、課金率はいきなり跳ね上がるからです。
その試みはある程度、成功しました。

でも自分のライブとなると、お手上げですね。
経済的に苦しんでる人にも観て欲しいし、そもそも、そういう人に向けた曲が多いから、チケット制はなるべく避けたい。入り口で選別することを避けたい。なので投げ銭という形は理想ではあるのですが、ライブハウスやミュージシャンがそれだけで生き残るにはほど遠い現実があります。

今グッドマンへの移動中、スマホで片手で書いてるので乱筆乱文ごめんね。

金の話をした後は、なんとなくイヤな気分が残ります。
今から音楽のことだけに頭を戻しましょう。
長年お世話になったグッドマンでの初めてのワンマンが、まさか最後の機会になるとは思ってもみませんでした。
悔いが残らないように演奏します。
楽しみにしててください。

noteでの記事は、単なる仕事の範疇を超えた出来事について、非力なりに精一杯書いています。サポートは、問題を深め、新たな創作につなげるため使用させて頂きます。深謝。