七尾旅人「帰り道」2011.3.11東北__2024.1.1北陸

七尾旅人「帰り道」2011.3.11東北__2024.1.1北陸

この歌は2011年3月11日に発生した東日本大震災の翌日に、混乱した路上で作曲したものです。その後、東北に通って様々な方とお会いする過程で、主に作詞面での拙さを感じて演奏する機会がなくなっていましたが、今年2024年の年明けに、石川県を中心とする北陸地方を襲った能登半島地震に際して、現地の友人と連絡を取り合っているうちに、もういちど歌ってみたくなり、Long Voyageツアーファイナルの、最後の1曲として演奏しました。

北陸での震災は、東日本大震災と比して規模の小さいものとみなされ、政府対応の遅れ、また世間的な関心も薄い状態が続いていますが、被害は想像以上に大きく、広範に渡っており、いまだ数万人を超える方々が、明日をも知れぬ苦境にいます。
一刻も早く平穏な日々をとり戻されるよう、皆で注目をたやさないようにしていきましょう。

※この記事に寄せられたサポートのすべてを能登地震で被災された方々への支援金とさせて頂きます。

帰り道、歌詞

もし あの子に会えたなら どんなことを話そうか
聞かせたい笑い話が 楽器の中にたまってる

帰り道は遠くても きっと近づく
帰り道は遠くても 繋いでいるよ

もし あなたに会えたなら どんな夢を語ろうか
あなたが笑い出すような 大きな夢がいいでしょう

帰り道は遠くても 月が照らすよ
帰り道は遠くても 足下に花
帰り道は遠くても きっと近づく
帰り道は遠くても 繋いでいるよ

帰り道 一緒に歩こ
帰り道 どこ続くの

帰り道 一緒に歩こ
帰り道 どこ続く

帰り道

noteでの記事は、単なる仕事の範疇を超えた出来事について、非力なりに精一杯書いています。サポートは、問題を深め、新たな創作につなげるため使用させて頂きます。深謝。