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「走馬灯図書館」セッションログ

クトゥルフ神話TRPGのセッションログです。

シナリオ「走馬灯図書館」のネタバレ、改変を含みますので、プレイ予定の方は閲覧しないでください。

またPCの発言で、悪意を持ち他人や特定の人物を不快にさせる発言はしておりませんので予めそれを念頭において読んでいただけると幸いです。

KP:たべすぃ

PL:深緋清明(ろとう)

※このセッションログには、別シナリオを通して両性になった探索者が登場します。両性が苦手な方はブラウザバックをお願いします。

●23前セッションログ⇒ 23次セッションログ⇒セックスしないと出られない部屋

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KP:「走馬灯図書館」

KP:深緋は仕事からの帰路についていた。

KP:普段と何一つ変わらない日常。

KP:しかし、何一つ変わらないはずだった、いつもと同じ帰り道に、見慣れない小道ができているのを、深緋は見つけるだろう。

深緋晴明:「...?こんなとこに道なんてあったっけ」のぞいてみるよ

KP:月の光も街灯の光も、どうしてだかその道には届いておらず、薄暗い。

KP:道の先に、ぼんやりとしたオレンジ色の光がふたつ、宙に浮かんでいるのが見える。

深緋晴明:ccb<=75 近づきながら目星

Cthulhu : (1D100<=75) → 33 → 成功

KP:目を凝らしてつつ、それに近づくと道の半ばに看板が立っているのを見つける。

深緋晴明:看板見ます

KP:看板には「やりなおしたい過去はありますか?」と書かれている。

KP:薄暗い景色に目を凝らすうちに、体が動いてしまっていたのだろうか、気付けば目の前に、おぼろげに浮かぶオレンジ色の光があった。

KP:曖昧にぼやけて、その境界さえ分からないような妖しい光に、深緋は意識を手放した。

深緋晴明:( ˘ω˘)スヤァ…

KP:--------------------------------------------------------------------------

KP:●図書館ロビー

KP:深緋は、体温を溶かすようなひんやりとした感触に目を覚ます。そこは床も壁も黒い大理石でできた、扇状の部屋のようだ。

KP:見覚えのない空間に飛ばされたことにSANC

深緋晴明:ccb<=62 SAN

Cthulhu : (1D100<=62) → 4 → 決定的成功/スペシャル

KP:SANC(0/1)

KP:部屋の中央(深緋の目の前)には木製の台が置いてあり、左右と後ろにガラスの扉がある。

深緋晴明:「また変なとこ来たなァ...」木製の台に近づきます

KP:木製の台の上にはメモと館内図らしきマップが置いてある。

深緋晴明:メモ見ます

KP:メモには

KP:『はじめて利用する方へ

 本を借りるには利用者登録が必要です。

 カードを作ってからご利用ください。』

KP:と、書かれています。

KP:深緋がメモを持ちあげると、メモの下にカードが置いてあることに気付く。

KP:カードには「利用者カード」と書かれており、その下には深緋の名前とバーコードが書いてある。

KP:見覚えのない場所、見覚えのないものであるにも関わらず、自分の名前が書かれていることに恐怖を覚えた深緋はSANC

深緋晴明:ccb<=62 SAN

Cthulhu : (1D100<=62) → 61 → 成功

KP:SANC(0/1)

深緋晴明:マップ見ます

KP:(館内図提示)

KP:特に部屋の名前が書かれているわけではなく、ざっくりとした図になっている。

深緋晴明:後ろのガラスの扉近づきます 外見えるかな?

KP:外側のドアハンドルにはプレートが吊るしてあり、こちら側には「開館日」と描かれてある。

KP:外は、太陽の光が燦々と降りそそぎ、芝生が青々と茂っている。

KP:木の枝には鳥の姿も見え、耳を澄ませばその囀りが微かに聞こえてくる。

深緋晴明:「どこだここ...閉館日じゃん」ドア開くかな!

KP:扉には鍵がかかっているのか開かない。

深緋晴明:「開かねェ...」

深緋晴明:利用者カードの裏見てみます

KP:カードの裏側を見ると、端のほうに小さく「有効期限:ずっと」と書かれている。

深緋晴明:「...適当に見て回るか」右側のガラス扉いきます

KP:右側の扉の向こうには暗幕がかかっており、こちらからでは中の様子を見ることは出来ない。

深緋晴明:左側の扉も見てみます

KP:左側のガラス製の扉の向こうには、本棚にぎっしりと本が詰まっているのが見える。

深緋晴明:ドア開けます

KP:扉は難なく開くだろう。

KP:ちりんちりん、と扉に付いていた鈴が控えめに鳴る。

KP:--------------------------------------------------------------------------

KP:●Room1

KP:壁は白く、床には深緋色のカーペットが敷かれている。

KP:ここもまた扇状の部屋で、背の高い本棚がずらりと並んでおり、そのどれもにぎっしりと本が並んでいる。

KP:突き当たりには扉がある。

KP:部屋の内側は一面が窓になっているようで、太陽の光がたっぷり部屋に刺しこんできている、とても居心地の良い部屋だ。

深緋晴明:「は〜...すげェ本」

深緋晴明:窓の方から外見てみます

KP:窓の向こうは外のようで、太陽の光が青々とした芝生に降りそそいでいる。

深緋晴明:ccb<=65 向かいの部屋目星

Cthulhu : (1D100<=65) → 37 → 成功

KP:青々と茂る芝生、伸び伸びと枝を張る木々の向こう側に、深緋が今いる部屋と同じような大きな窓があるが、その向こうはなぜかモヤがかっている。

深緋晴明:「よく見えないや」本棚の方にいきます

深緋晴明:ccb<=65 本棚目星

Cthulhu : (1D100<=65) → 97 → 致命的失敗

KP:深緋は本棚に視線を上から下へと泳がせていると、ふと上から本がドサドサ!と落ちてきます。痛い。HP-1

深緋晴明:「うおっ、」いたい

深緋晴明:「てて...びっくりした...」

深緋晴明:ccb<=80 本棚図書館

Cthulhu : (1D100<=80) → 20 → 成功

KP:ドサドサと降ってきた本の中から、深緋は一つの本をふと手にします。

KP:白い装丁に、金色の箔押しで「夢と現」と書かれているハードカバーの本です。

深緋晴明:「...なんだろ」ぺらり〜

KP:ペラペラと流し読みをしてみると、気になる文章を見つけます。

KP:『夢と現実の違いなんて本当は些細なもの。

 本当か嘘か。ただそれだけ。

 夢は幻。あなたの生きる世界じゃない。』

KP:そして本の中にメモが挟まっていることにも気付く。

深緋晴明:メモ見ます

KP:メモには

KP:『気が付けばこのよく分からない、図書館のような建物に来ていた。

 自分の名前が入ったカードもあるし、書かれた自分の名前は間違いなく自分の字。

 ここは何だろう。分からないけれど、何故だかとても懐かしい気がするなぁ。

 来たことはないはずなんだけどなぁ……』

KP:と、書かれています。

深緋晴明:ccb<=65 本棚目星おねがい

Cthulhu : (1D100<=65) → 100 → 致命的失敗

KP:▽このほんだなは のろわれている

KP:深緋が落ちた本を本棚にしまおうとしたとき、本棚の奥から誰かの悲鳴を聞きます。

KP:その悲鳴はなぜだか自分を責め立てているように聞こえます。

KP:突然不可解な悲鳴にSANC

深緋晴明:ccb<=62 SAN

Cthulhu : (1D100<=62) → 26 → 成功

KP:SANC(1/1d2)

深緋晴明:「...なんなんだよ...」隣の部屋いきます

KP:次の部屋へ続く扉もガラスで出来ており、向こう側は、この部屋と同じような壁と床の、扇状の部屋で、カウンターのようなものと、こちらの部屋よりも背の低い本棚が並んでいることがわかる。

KP:開けようとするなら、問題なく開くだろう。

KP:ちりん、ちりん。

KP:--------------------------------------------------------------------------

KP:●Room2

KP:先ほどの部屋と同じく、白い壁紙に、深緋色の床、扇状の部屋だ。

KP:左手にはカウンターがあり、右手には背の低い本棚がいくつかある。

KP:突き当たりには扉がある。

KP:なんとなく、心が落ち着く部屋。

深緋晴明:カウンターに近づいてみます

KP:図書館によくある木製のカウンターだ。

KP:カウンターの上には、パソコンやバーコードリーダーなどの機械が置いてある。

KP:パソコンの電源は点いている。

KP:パソコンのキーボードの前に一枚のメモがあります。

深緋晴明:メモ見ます

KP:メモには

KP:『深緋晴明さま

 依頼されていた本が届いています。

 カードをバーコードリーダーに通してください。』

KP:と、書かれています。

深緋晴明:「心当たりがねェ...」といいつつカードを通してみます

KP:バーコードリーダーにカードを通すと、どこからともなく手押しの台車が転がってくる。

KP:台車の上段に分厚いアルバムのようなものと、それとは少し薄いがまたアルバムのようなものが計二冊乗っている。

KP:分厚いアルバムの方は白い装丁に金の箔押しで深緋の名前が刻まれている。

KP:薄いアルバムは赤い装丁で無名です。

KP:台車がひとりでに動いて自分の元まで来たこと、アルバムに自分の名前が刻まれていたことに言い知れぬ恐怖を覚えた深緋はSANC

深緋晴明:ccb<=61 SAN

Cthulhu : (1D100<=61) → 37 → 成功

KP:SANC(1/1d3)

深緋晴明:「これが依頼してた本か?って...俺の?気持ち悪...」オエ〜でも見ます 薄い方から

深緋晴明:分厚い方!

KP:アルバムの中を見ると、深緋の写真が貼られていることが分かるだろう。

KP:生まれたばかりの頃の写真。

KP:おもちゃを持って、楽しそうに笑っている写真。

KP:小学校の入学式の時の写真。

KP:運動会の写真……と、数々の思い出の写真が貼られている。

KP:不可思議な空間ではあるものの、その懐かしい思い出に浸りながらアルバムを捲っていると、奇妙なことに気付いた。

KP:初めは違和感かとも思ったが、捲っていくにつれ、その違和感は確信に変わる。

KP:自分の記憶にない写真、たとえばコンビニへ行く様子や、仕事をしている様子を撮った写真などが貼られているのだ。

KP:思い出したくない過去の写真や、犯した罪の写真、と心をえぐる写真。

KP:自分の日常を覗き見られていたのではないか、自分の行動は何者かに操られているのではないか、深緋は嫌な想像をしてしまう。

KP:そんな想像をしてしまった深緋SANC

深緋晴明:ccb<=60 SAN

Cthulhu : (1D100<=60) → 54 → 成功

KP:SANC(1/1d3)

深緋晴明:「......ッ、な、んだ、これ...」閉じます...薄い方見ます...

KP:薄い装丁の本は同じように自分が写ったアルバムである。

KP:ただ自分の幼いころの写真はなく、数年前からの写真だと感じる。

深緋晴明:ccb<=75 アイデア

Cthulhu : (1D100<=75) → 73 → 成功

KP:深緋はこちらのアルバムの違和感にも気が付きます。

KP:どの写真も自ら写った写真というよりは、誰かから見られていた自分を切り取ったようだと感じるでしょう。

KP:先ほどのアルバムと違うのは、「盗撮」というイメージを受けないことです。

深緋晴明:「なんなんだよ...気味悪...」

深緋晴明:1d100

Cthulhu : (1D100) → 66

KP:深緋は写真を見たことにより、嫌な記憶が鮮明によみがえる。HP-1(気分が悪くなった)

深緋晴明:「はァ...くそ...最悪」HPが減った...........

深緋晴明:ccb<=65 本棚目星

Cthulhu : (1D100<=65) → 47 → 成功

KP:本棚は新品とまではいかないが、図書館にしては新しいものではないかと気付く。

深緋晴明:ccb<=80 図書館

Cthulhu : (1D100<=80) → 30 → 成功

KP:深緋は一冊の本を手にします。

KP:淡い桃色の装丁に、金色の箔押しで「嘘のはなし」と書いてあるハードカバーの本。

深緋晴明:読んでみます

KP:また気になる一文を見つけます。

KP:『「嘘」はあまい砂糖菓子。

 あなたに甘い夢を見せるの。』

KP:またまた本の間からメモが出てきます。

深緋晴明:メモ見ます

KP:メモには

KP:『昔よく読んだ本を見つけた。懐かしくてつい読みふけってしまった。

 最近読んだ本も、友人に貸したまま返って来なかった本も見つかった。懐かしい。

 この空間はなぜだか心が落ち着くし、少しくらいゆっくりするのもいいかもしれないなぁ。』

KP:と、書かれています。

深緋晴明:ccb<=75 アイデア

Cthulhu : (1D100<=75) → 12 → スペシャル

KP:深緋は上記の本以外、置いてある本のほとんどに見覚えがある気がする。

KP:最近本を読んだならもちろんその本も置いてあるし、記憶の片隅にある、昔よく読んだ本も置いてある。

深緋晴明:「...ほんとだ、懐かしいのもあるなァ...」

深緋晴明:「ま、今はいいや」

深緋晴明:隣の部屋にいきます

KP:隣の部屋に続く扉は今までの扉とは違い重厚な作りの両開きの扉で、劇場の入り口のようだと感じる。

KP:扉には張り紙が貼ってある。

KP:張り紙には

KP:『この先は「おはなしのへや」

 しずかにおはなしをきいてね。』

KP:と、書かれています。

KP:鍵はかかっていないので、すんなり開くでしょう。

深緋晴明:入ります

KP:ぎぃぃ。

深緋晴明:思うところあって扉の張り紙の裏とか見に戻ります

KP:張り紙の後ろに「惑わされないように」と書かれている。

KP:--------------------------------------------------------------------------

KP:●Room3

KP:床には変わらず深緋色のカーペットが敷かれ、壁一面には暗幕がかかっている。

KP:暗幕のせいか、部屋は少し薄暗い。

KP:部屋の中央には真っ赤な1人掛けのソファが置いてある。

KP:ソファの前には台があり、その上には紙芝居枠がある。

KP:紙芝居枠の置いてある台の向こう側に、入口と同じような重厚な両開きの扉が見える。

深緋晴明:「紙芝居...見りゃいいのか」ソファに座ります

深緋晴明:ccb<=65 紙芝居枠目星

Cthulhu : (1D100<=65) → 98 → 致命的失敗

KP:長年使われていて味わいのある木製の紙芝居枠だとわかります。

KP:深緋は紙芝居枠の前の床が湿っていることに気が付くでしょう。

KP:また、紙芝居枠から悲鳴が聞こえた気がします。

KP:自分を責め立てるように。

KP:ということでSANC

深緋晴明:ccb<=59 SAN

Cthulhu : (1D100<=59) → 40 → 成功

KP:SANC(0/1)

深緋晴明:「ああもうなんなんだよ...てかこれ別に勝手に始まるとかじゃないのか...?」

KP:そんなことを言っていると、大当たり。紙芝居が勝手に始まります。

KP:紙芝居枠の扉が静かに開き、紙芝居が一枚、また一枚とゆっくり捲られていく。

KP:捲られるスピードは、早すぎず、遅すぎず、あなたの読むスピードに合わせて物語が進んでいく。

KP:しかしあなたは、紙芝居が勝手に進む、そんな奇妙な事象を気にする暇もなく、その物語に目を奪われるだろう。

KP:その物語は、あなたの人生そのものだったのだから。

KP:SANC

深緋晴明:ccb<=59 SAN

Cthulhu : (1D100<=59) → 85 → 失敗

KP:SANC(1/1d3)

深緋晴明:1d3

Cthulhu : (1D3) → 2

深緋晴明:ccb<=75 アイデア

Cthulhu : (1D100<=75) → 23 → 成功

深緋晴明:1d20

Cthulhu : (1D20) → 13

深緋晴明:1d6

Cthulhu : (1D6) → 4

KP:嫌な記憶、思い出したくない記憶、消されていた記憶すべてを見てしまったあなた。

KP:「もう誰も信用したくない」

KP:そう思ってしまうでしょう。

KP:深緋晴明一時的発狂:パラノイア(誰も信用できなくなる。あるいは他者に言われたことの逆の行動をするなど。)

KP:生まれてから現在まで。

KP:年齢に関わらず、今までいろんなことがあった。

KP:もちろん、いい思い出ばかりではない。

KP:後悔していること、出来ることなら忘れてしまいたいこともある。

KP:それらの記憶に思いを馳せていると、いつの間にか紙芝居は終わっていた。

深緋晴明:1d100

Cthulhu : (1D100) → 3

深緋晴明:1d100

Cthulhu : (1D100) → 21

KP:こうして振りかえってみると、いろんなことがあった。

KP:それらを経て今の自分がある。

KP:紙芝居を見ていた最中、あなたは「もう誰も信用したくない」そう思っていました。

KP:今までの自分はいろいろな人と出会って形成された、そのことを再び認識してあなたはまた新たな気持ちで生きていこうと、晴やかな気分になるのだった。

KP:発狂解除です。(決定的成功効果)

深緋晴明:シークレットダイス

深緋晴明:「......あ、は?なんだ、今の...紙芝居も....なんなんだよ、どういう....」記憶が〜思い出しました

深緋晴明:「.........」隣の部屋行きます

KP:深緋が立ち上がると、ソファの前。先ほど床が湿っていたところに一枚のメモが落ちていることに気が付く。

深緋晴明:メモ拾います

KP:メモには

KP:『突然紙芝居が始まったと思ったら、自分の人生そのものだった。

 もう見たくない記憶が、嫌な思い出が蘇る。

 あぁ、見たくない。もう嫌だ。見たくない。見たくない。

 ……現実なんて。』

KP:と、書かれています。

深緋晴明:「...見たくない、かァ...もう今更なんだよな」メモぽいちょ 隣の部屋いきます

KP:入ってきた扉と同じような、重厚な作りの両開きの扉です。

KP:扉は難なく開くでしょう。

KP:ぎぃぃ。

KP:--------------------------------------------------------------------------

KP:●Room4

KP:一見、大学の講義室のようだと思った。

KP:外縁の方に教台とホワイトボードがあり、生徒が座る机が4列並び、椅子が取り付けられている。

KP:一番前の机の右脇に背の低い低い本棚が設置されている。

KP:そして、最前列の席に一人の青年が何も書かれていないホワイトボードを見つめて座っている。

KP:ホワイトボードの横の壁には木製の扉があり、部屋の突き当りの壁は暗幕で隠されている。

深緋晴明:「あれ...人いるんじゃん」青年に近づきます

深緋晴明:「もしもし?何見てんの?」

男:「..............」

男:「え?」

KP:青年の首からは、あなたと同じ会員カードがカードホルダーに入収められ、ぶら下がっているのがわかる。

深緋晴明:「は?え?ナ....カ、デン、」

男:「あれ、セイメイじゃん!」

深緋晴明:「......ッ、あ、えっと.....え?」?????

深緋晴明:「なんで.....」

男:「なんだよ人の顔みて化けもんみたようなリアクションw」

深緋晴明:「え...あ、いや....な、なにしてんだ?こんなトコで....」

田中中田:「え、あ..本読んでたんだ」

KP:そう言って深緋の友人?は本を見せます。

深緋晴明:ccb<=75 アイデア

Cthulhu : (1D100<=75) → 38 → 成功

KP:深緋はその本は、目の前にいる人物が大学時代によく読んでいた本であることを思い出します。

田中中田:「お前も遊んでないでちょっとは勉学に励みなさいよ~」

深緋晴明:「う、うるせェな......」

深緋晴明:「お前も、ここぐるっと回ってきたの、か?」

田中中田:「..わかんない」

田中中田:「忘れちゃった」

深緋晴明:「...は?痴呆かよ...」

田中中田:「は?うるせぇよ..」肘ドン

深緋晴明:「ってェ....なんだよ、なんでここに....」

田中中田:「う~ん..なんでだろ?」

深緋晴明:「...なァ、これ...お前が書いたのか?」拾ってきたメモみせます

田中中田:「あ、僕の字。....でも、書いたっけ?」

深緋晴明:「やっぱり...あの根暗なメモお前か〜」

田中中田:「は?根暗?僕のどこがだよ~見ろよこの愛らしい笑顔」ヘラ

深緋晴明:「自分で愛らしいとか言ってんなばか」頭ぺしってする

田中中田:「アイテッ」

深緋晴明:「おい、帰るぞ」腕ひっぱって立たせようとします

田中中田:「え?帰る?」

深緋晴明:「そう、帰る」

田中中田:「帰る?どこに」

深緋晴明:「現実にだよ」

田中中田:「現実? ??」

深緋晴明:「あーもう、家に!いつまでも大学にいたってしゃーないだろ」

田中中田:「あ、そうだ家。あ~今日の晩飯に何にしようかなぁ、帰りに豆腐買って帰るかな~」

田中中田:「....でも此処居心地いいんだぜ。お前サボってばっかだけどさ。もうちょっとここに居ようよ」

田中中田:「帰るなら先に帰ってていいぞ~、僕もう少し勉強して帰るから」

深緋晴明:「......勉強なら家でもできんだろ。いいから帰ろう」ぐいぐい

田中中田:「な、なんだよ..、いいよいいよ僕のことは気にしなくって」

KP:田中は気にしないで先帰れよ~などと言っていますが、ぐいぐいはされています。

深緋晴明:「気にしてるから言ってんだろ...」じゃあそのまま本棚の方へいきます

深緋晴明:ccb<=80 本棚図書館

Cthulhu : (1D100<=80) → 93 → 失敗

KP:本棚には参考書と絵本ばかり並んでいます。

深緋晴明:ccb<=65 本棚目星

Cthulhu : (1D100<=65) → 13 → スペシャル

KP:真っ白な装丁の、タイトルの書かれていない絵本を見つける。

KP:文字は書かれておらず、絵があるだけの絵本だ。

深緋晴明:「絵本...」ぱらぱら見てみます

KP:その内容は、夢の中で蝶になった少年が冒険をする、といったものだ。

KP:絵本を読み進めると、その蝶は蜘蛛に捕まってしまい……最後のページには少女が眠っている絵が描かれている。

深緋晴明:ccb<=75 アイデア

Cthulhu : (1D100<=75) → 63 → 成功

KP:この絵本の内容は、自分の行く末を表しているのではないか、と嫌な想像をしてしまう。SANC

深緋晴明:ccb<=57 SAN

Cthulhu : (1D100<=57) → 93 → 失敗

KP:SANC(0/1d3)

深緋晴明:1d3

Cthulhu : (1D3) → 1

KP:絵本をすべて読み終わると、最後の貸し出し票を入れる場所に一つのメモが入っていることに気が付く。

深緋晴明:メモ見ます

KP:メモには

KP:『扉の向こうに、懐かしい景色が広がっていた。

 久しく会っていない友人たちの姿。

 あの頃は幸せだった。あの頃へ戻れるのなら。

 この不思議な空間ならもしかしたら……

 ……行こう、向こうへ。』

KP:と、書かれています。

深緋晴明:「...チッ、ロクなメモがねェな...」本しまいます

田中中田:「なあ、なあ、帰るならあっちがいい」ぐい

深緋晴明:「え?」

KP:そう言って田中は深緋を木製の扉の方へぐいぐいと引っ張っていきます。

深緋晴明:「おい...なんでそっち...」

田中中田:「こっちには楽しいものがいっぱいあるよ」

田中中田:「さっきなんかさ、高松先輩がさ、また変なバイト話持ってきてさ、」

田中中田:「ほかの奴らもいるし、な?な、こっちこっち」ぐいぐい

深緋晴明:「......やだ、別のところから帰ろう」

田中中田:「.......は?」

田中中田:「や、い、嫌だよ あ、うそうそ、え、えぇ~悪いこと言わないからさ、こっち、こっち」

深緋晴明:「そっちも楽しいかもしれねェけど、別のところから行ったって楽しいことあるかもしれねェだろ」

深緋晴明:「そっちはなんか嫌な感じがする」

田中中田:「ていうかお前もうそれプリンじゃねえよ頭、黒染めしろよ」

田中中田:「?他の楽しいところってどこだよ..あっやらしい場所はNGですよお兄さん~~」

深緋晴明:「他の楽しいところは、行ってみないとわかんねェけど...」

深緋晴明:「あ〜...とにかく!そっちは幸せに見せかけたなんか多分悪い扉だ!だからお前は俺と一緒に別んとこから出るの!」ヤケ

深緋晴明:ccb<=75 言いくるめェ

Cthulhu : (1D100<=75) → 68 → 成功

田中中田:「....は?何ムキになってんだよ..」

田中中田:「お前強引なところあるよな~w..まあ、一緒に居て飽きないし、お前と居れば楽しい、かな?うんうん」

深緋晴明:「ムキになってねェ!」暗幕の方いきます

深緋晴明:暗幕ばーってめくります

KP:暗幕の向こうには扉があり、その扉をくぐれば、ここに来たときにいた部屋に戻れるのではないかと思うでしょう。

深緋晴明:扉を開けます

KP:扉は難なく開くでしょう。

KP:ちりん、ちりん。

KP:--------------------------------------------------------------------------

KP:●図書館ロビー

KP:深緋が最初に来た部屋に戻ると、鍵がかかっていたはずの両開きのガラス扉は開き、その扉の隣に「返却ボックス」と書かれた箱が置かれている。

深緋晴明:「あ、開いてる...」

深緋晴明:返却ボックスに近づきます

深緋晴明:ccb<=65 ボックス目星

Cthulhu : (1D100<=65) → 9 → スペシャル

KP:返却ボックスの側面に文字が書かれているのを見つける。

KP:『現実を生きる深緋さまに、ここでの資料は必要ありません。

 どうか、あなたが生きているのが「今この瞬間」であることを

 ずっと忘れませんように』

KP:と、書かれています。

田中中田:「あ、あれ..僕、ここ、来て.....」きょろきょろ

深緋晴明:「ほれ、返却ボックスだってよ」

田中中田:「???」

深緋晴明:「その本、ここで借りたんだろ?返さねえと」

深緋晴明:ccb<=75 アイデア

Cthulhu : (1D100<=75) → 27 → 成功

KP:深緋はここに来た時と違い、床の絨毯が青緑色になっていることに気が付きます。

田中中田:「??これ僕のだと思ってたけど、え~、んん...?」返却ボックスに返すけど

深緋晴明:「他には持ってねえか?」

田中中田:「え、も、持ってないけど..」身体パタパタ

深緋晴明:「じゃ、帰ろうぜ」

田中中田:「ていうか就活?背伸びてね?いやそんなことはねぇか..」

深緋晴明:「ばーか、就活なんてするかよ」扉まで行きます

KP:扉のその向こう側にのどかな景色はなく、ただただ黒い闇があるばかりだ。

深緋晴明:「............行くぞ」デンついてきてる?

田中中田:「..本当に行くのか?」

深緋晴明:「おう、なんだよ、怖いのか?」

田中中田:シークレットダイス

田中中田:「...怖いっていうか、な、なんか、その、お前..別人、みたいだ」

深緋晴明:「......そうか?俺が?」

田中中田:「だって、なんか、俺の知ってるセイメイじゃない」

田中中田:「いや、あ、いや..家族でもなんでもない俺が言うのもアレなんだけどさ...」

田中中田:「第一そんな渦々したとこが出口?あっちにも扉あるじゃん」room1指してる

深緋晴明:「ふ〜ん、俺の違う一面が見れてよかったじゃん!」

深緋晴明:「あっちはさっき行ったけど、出口じゃねェよ。こっちであってる、と思う。多分」

田中中田:「チョウウレシイ」

田中中田:「あっち、....あっち...、頭いてぇ..あっち、俺も行った?」頭おさえ

深緋晴明:「そりゃよかった。......俺を信じてくれんなら、こっちから出ようぜ」

田中中田:「.......う、ん」

深緋晴明:「じゃ、決まりな!あ、入館証も返しとくか...」ボックスイン!

田中中田:「..頼もしいセイメイ君がいるなら大丈夫かね....」カード返しました

深緋晴明:「お、嬉しいこと言ってくれるじゃねェの」デンひっぱって暗闇とつにゅーします

KP:--------------------------------------------------------------------------

KP:田中中田とともに暗闇の中を歩く。

KP:先も見えず不安に駆られそうにもなるが、二人でいるというだけで心強く思えるような気がします。

KP:気付けば深緋はいつもの帰り道に立っていた。

KP:--------------------------------------------------------------------------

KP:●Ep.

KP:隣に田中中田はおらず、後ろを振り返っても、あの小道は見当たらない。

KP:彼はどうなったのだろうか。

KP:そう考えたとき、前の道から一人の人物があなたに駆け寄ってきます。

田中ナナ:「帰るの遅い気がして、気になって探しちゃったよ」

深緋晴明:「......あ、戻って、きたのか......」

深緋晴明:「..........」

田中ナナ:「まあ、病院行ってさ、腕またちょっとだけの間だと思うけど動くようになったから夕飯の買い出ししてたりしたけど」

深緋晴明:「...そっか、よかった...」

田中ナナ:「なんだよ、黙り込んじゃって。..大丈夫か?」

深緋晴明:「なぁ...ひとつ聞いてもいい?」

田中ナナ:「?な、なんだよ..急に..い、いいけど」

深緋晴明:「ん〜変なこと聞いてるかもなんだけど...今、幸せ?」

田中ナナ:「なんだそれ...」

田中ナナ:「ん~..幸せって、ん~..よくわかんないけど..、そうだなぁ」

田中ナナ:「お前と一緒に居て飽きないし、お前と居れば幸せ、かな?うんうん」

深緋晴明:「......!そ、そっか...あのね、俺はね、今すごく幸せなんだ。...でも、今までだってずっと幸せだった」

深緋晴明:「今こうして、ナナちゃんと一緒に毎日を過ごしていることが、これ以上ない幸せだって思ってる」

深緋晴明:「でも、こうして一緒に過ごす前だって…」

深緋晴明:「変な縁もあるけど、冗談言い合ったり、喧嘩したり、俺のこと全く信用してくれなくなったりしたこともあったけど…なんだかんだ、楽しかったんだ」

深緋晴明:「お前と一緒にいて」

田中ナナ:「.........な な、んだよ。いきなり.......」

深緋晴明:「俺さ、お前と一緒にいて不幸だと思ったこと、ないよ」

田中ナナ:「...........は、」

田中ナナ:「....いきなりなんだと思ったら改まってさ」

田中ナナ:「.........どんな顔していいのかわかんないんだけど」

深緋晴明:「ん〜...そんな顔させるつもりで言ったんじゃ、ねェんだけど....ほんと泣き虫だなァ...」

深緋晴明:「その...ごめん、お前さ、俺のために....女の子の姿、しててくれてんだろ...うぬぼれじゃ、なけりゃ...だけど」

田中ナナ:「..だって、ハルアキ君は女の姿の方がいいってこの前言ってたじゃん」

田中ナナ:「............それに、自分の気持ちより、他人の目...というか、他人に望まれて使われる身体、だし」

田中ナナ:「だからさ、えっと、なんていうか前向きに考えたんだよ、こんな身体でこんなに良くしてもらえるなんて、ってさ」

深緋晴明:「じゃあ、俺がお前の気持ちを大事にしてほしいって望んだら?そうしたら、お前はどうする?」

田中ナナ:「そ、そんなの、は?....いきなりわか、わかんない、.....なに..」

深緋晴明:「なァ、俺は男のお前も、女の子のお前も、どっちにもたくさん幸せをもらったんだ」

深緋晴明:「確かにこの前は、女の姿がいいって、言ったよ...でも、あの時は、ずっと忘れてたんだ」

田中ナナ:「......え、忘れてって。ま、待って、じょ 冗談キツい って」

深緋晴明:「......ごめん、これ言ったら、お前....そんな顔するだろうなって、思ってたんだけど」

田中ナナ:「あ、ご ごめん、ちょっと、急用、思い出し、ご ごめ ん」

深緋晴明:「ま、待って」

田中ナナ:「嘘だよな、だって、あのとき記憶消して、お願いして」

深緋晴明:「逃げないで、頼むよ、もうそうやって一人でどっか行かないで」

田中ナナ:「思い出した..?え、い、嫌だ いつから......」

深緋晴明:「つい、さっき...」

田中ナナ:「み、見ないで あ、あ....ご、ごめん、ごめ、そんなつもりじゃ、違う、お 俺ちがうんだ」

深緋晴明:「ねえ、怒ってないよ。だから落ち着いて」

田中ナナ:「ついさっき?なんで、 ..僕はナナだよ。あ、ちがう、ちがうのに..」

深緋晴明:「...君はナナだし、お前はチュウタだろ。自分を否定するの、やめろよ、もう」

田中ナナ:「お、おしまいだ、騙すつもりなんてなくて、ああ、あ」

田中ナナ:「否定?男でも女でもあるなんてそんな器用な生き方できない、嫌だ、受け入れたくない..!」

深緋晴明:「...俺はお前の気持ち、全部はわかってやれないよ」

深緋晴明:「でも、俺は俺を受け入れてくれたお前を全部受け入れたいんだ、その生き方を受け入れられないお前も含めて、ぜんぶ」

田中ナナ:「どうして?幸せだって、幸せだって言って、それは二人ともそうだって」

深緋晴明:「うん、幸せだ。だから、今の幸せを壊したくない」

深緋晴明:「でも俺だけじゃ選べなかった。俺だけが幸せじゃ、うまくいかないんだ。だから、お前がどうしたいか、聞いておきたかった」

田中ナナ:「ずっと隠してきたのに.....ずっと、黙って、なのに、こんな、こんな、嫌 嫌」

深緋晴明:「...ずっと隠し続けるのも、辛くないか?...って、思ったんだけど....」

深緋晴明:「...ごめんな、お前のこと、そんな...傷つけるつもりはなかったんだ...でも、俺こういうの...下手なんだな」

田中ナナ:「これからハル...セイメイはどうやって僕を見るんだ?男と女で、二人いるんだぞ僕の中に」

深緋晴明:「うん、正直、どうやってって言われても分かんねェや。でも、二人とも俺にとっては大切で、一番になった」

田中ナナ:「お前にだけは知られたくなかった....探偵、さんが、性転換したのを知った反応見て、お前と馬鹿できなくなるって思った」

深緋晴明:「...はは、ヤヅナちゃんのこと?そっか、あん時ももうお前そうなってたんだもんなァ...」

深緋晴明:「俺ね、さっきまで大学生の頃のお前と一緒にいたんだ。つっても意味わかんないかもしれないけどさ。そうしたら、昔みたいに冗談いったり、できた」

田中ナナ:「.....なに言って....」

深緋晴明:「でも、ここに戻ってきて、ナナちゃんに会ったら、ナナちゃんとして接しちゃう自分がいたよ」

深緋晴明:「そんで、今はなんかもうごちゃごちゃだな。お前の呼び方も混ざっちゃう。俺もそんな器用じゃねェし」

深緋晴明:「......それが、いやだって言うなら、仕方ないや。俺はもう誰かを縛って失うのは嫌なんだ」

深緋晴明:「もし...もし、それでも....一緒にいてくれるなら、俺は、」

深緋晴明:「俺はお前とこれからも一緒にいたいよ。だってこんな俺を受け入れてくれる人なんて、今までいなかったから」

田中ナナ:「........」

田中ナナ:「どんなお前でも、お前はお前だろ....」

田中ナナ:「"ナナ"として初めてハルアキ君に会ったとき、あの時もう足使い物にならなくてさ」

田中ナナ:「最初に引っ張ってくれたのお前だった、そのあともずっと、一番最初に僕を引っ張ってくれるのはお前で」

田中ナナ:「今も手が動かなくなって、それでも良くしてくれて」

田中ナナ:「正直こんな身体って知ったらさ、気持ち悪いじゃん..なのにまた優しくしてくれてさ」

田中ナナ:「でも、それは"ナナ"であって、あいつじゃなくて、」

田中ナナ:「自分が二人いるみたいなんだ、どっちも自分だけど、それぞれお前に対する接し方も..違ってる、」

田中ナナ:「なかなか受け入れられるものじゃないよ。もう..両性になってだいぶ経つけど」

深緋晴明:「...うん、そりゃ...難しいだろうね、なってない俺が言ってもだけど...」

深緋晴明:「でもさ、きっかけは最初に優しくした時じゃない...それからずっと、一緒に過ごして、それで幸せだって感じたんだよ」

田中ナナ:「.....ずっと距離置かれると思ってたから、自分の心の準備ができてないし、...」

深緋晴明:「準備、か...はは、俺がお前を家に連れて帰った時のことなんて考えたら、何も言えないけどさァ...」

田中ナナ:「受け入れてもらって....でも...男に戻るのが怖い、お前より大きくなって、....」

深緋晴明:「大きくったって、問題ないだろ?...そりゃ、身長のことは気にしてたけどさァ...」ウッ

田中ナナ:「男に戻ったらお前は僕をどう見る?..ちょっと前までは胸が付いてたって...思われるのかな...」

深緋晴明:「...ほんと、俺ってそんな軽薄な脳みそに思われてんだな、まァ知ってるけど」

田中ナナ:「いや、セイメイをそう思ってるんじゃ、なくて、僕は自分だったらそう思っちゃうって話だから..」

深緋晴明:「そっか、そう思うんだ...ねぇ、それって悪いことか?」

田中ナナ:「....悪いことっていうか、気持ち悪くないのかよ..だって、両性の人間なんて」

深緋晴明:「はァ〜、何回言わせるの。気持ち悪くないよ」

深緋晴明:「俺はね。お前が自分のことを気持ち悪いって、そう思うなら....それも仕方ないよ。考え方なんて人それぞれだし」

深緋晴明:「それでもさァ、やっぱり一人でそういうの全部抱えるより、二人で持った方が楽じゃない?」

深緋晴明:「こうやってちゃんと向かい合って話せるのって、そうそうないことかなって思うんだけど」

田中ナナ:「両性になって、理解者..なのかな...一人、いたけど、この身体になった件に関係してたやつだったからさ..相談すると相手に申し訳なくてさ」

田中ナナ:「他の人には、ずっとうまく隠していけば、黙ってればって隠せると思って。...でも探偵たち見てさ、」

田中ナナ:「最低な話、嫉妬...してたんだと思う」

田中ナナ:「そりゃ性別が変わるなんてことそうそうないけど、なんで、なんでこんなに違うんだって、思ってたよ」

田中ナナ:「でも、性転換と両性はわけがちがうだろ..」

深緋晴明:「...うん」

田中ナナ:「..........僕だって、僕だって ずっと、辛かったのに.....両性だって、黙ってれば隠せるって、そうだけど、」

田中ナナ:「僕だって、助けてほしかったのに、それすら言っちゃいけないんだ」

田中ナナ:「都合よく扱われたのに、どっちの性別になれるって、都合がいいって、そんな、あんまりだ」

深緋晴明:「...俺には、助けてって...言ってくれると、嬉しいんだけど」

深緋晴明:「助けてあげられるかは、わかんない。ごめんね、無責任だけど...でも、助けてあげたいって、そう思わずにはいられないんだ」

深緋晴明:「だって大切だから、お前が。俺を助けてくれた人だから、俺も助けてあげたいよ」

田中ナナ:「......!......ぁ、  っ、....、...」

田中ナナ:「.............た、.......、」

田中ナナ:「た、..........助けて、よ.....」ウェ~~~ン 肩かしてください

田中ナナ:「もう、もう辛いのは嫌なんだ、傷つけるのもも傷つけられるのも、失うのも」

深緋晴明:「....うん、うん」

田中ナナ:「性別のことがばれても、それでも一緒にいたいんだよ」

深緋晴明:「うん、俺も...一緒にいたい、失うのなんて、絶対に嫌だ」

田中ナナ:「...今は怖いけどさ、ちゃんと、ちゃんとまた忠太でお前と向き合うからさ」

田中ナナ:「そしたらまた、いっぱい馬鹿やって..えっと、...ええと.....」

田中ナナ:「また、ナカデンって呼ばせるから」

深緋晴明:「......う、ん、うん...そっか......そうか、いいんだ....俺で........本当、に....」

深緋晴明:「本当、に...?これからも、一緒にいてくれる、ってこと....か?ずっと?」

深緋晴明:「なあ、俺さ、多分また束縛すること、あるかもしれない....さっきは、縛りたくないとか、いろいろ、言ったけど、自信ない」

深緋晴明:「それでもいいのか?俺を選んでくれる?」

田中ナナ:「はは、こんないい奴のがしてたまるかよ..」

深緋晴明:「.....そっか、そっか....は、は....よかった....あ、ああ、ほっとしちゃった、はは」

田中ナナ:「僕がさっきみたいに逃げ出しそうになっても追いかけてくれるんでしょ、僕もお前のこと離したくないよ」

深緋晴明:「うん、どんな手を使っても追いかける」

田中ナナ:「....泣いてる?待って待って、はは...ちょっと..僕も人のこと言えないな....」

深緋晴明:「うるせ....ほっとしたら、なんか.....ああ、泣いたのとかいつぶりだろ....はは、はぁ....」

田中ナナ:「言っとくけど僕もだいぶ一途だから覚悟しとけよ..」

深緋晴明:「おあいこだろ」

田中ナナ:「本当なんていうか...はは、.....お前と居られて幸せだよ」

深緋晴明:「ばか、もう...泣かすなばかやろう、うう...」

田中ナナ:「..帰ろ、夕飯作らなきゃ」

深緋晴明:「....夜ご飯、いなり寿司つくって」

田中ナナ:「はいはい、あ..でもお揚げないからちょっとスーパー寄っていい?」

深緋晴明:「ん、」

KP:そうして二人は涙を拭きながらスーパーへ向かいます。

深緋晴明:ずび

KP:空を見上げるとなんだか今日は月がきれいだ。

KP:そんなことを考えながら、二人はまた、日常に戻っていくのだろう。

田中ナナ:「...そういえば安いお豆腐売り切れてたなあ」

KP:【未来を胸に今を生きる】――BEST ENDα



田中ナナ:ccb<=58 <料理>おいしいお稲荷さんを作るよ!

Cthulhu : (1D100<=58) → 8 → スペシャル

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