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牡牛座として生きてゆく

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牡牛座として生きていくと決めた私の、有事の選択や、これからのライフスタイル。五感に長けた牡牛座としての生態や、お気に入りの物をしつこく愛でる習性についてなど。
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#12星座

牡牛座として生きてゆく

選択肢の中から、どれかひとつを選ばなければならないとき。理屈的に正しそうなものと、なんとなく気になるもの。どちらを選ぶべきか、いつも迷って動けなくなる。 何年か前、たまたま手に取った鏡リュウジさんの著書『牡牛座の君へ』の中に、その答えはあった。他にも人生で迷いがちないくつかのことに、指針と染みるような心地良い言葉が添えられている。 この本と出会ってから私は牡牛座として生きてゆこうと決め、『牡牛座の君へ』は聖典となった。   * ブッダ、アドラー、ポジティブ、感謝、日頃

「風の時代」の牡牛座の反乱〜スマホ編〜

数ヶ月前、長年使っていたiPhoneがついに壊れた。このことを通して、私は自分が「ド牡牛座」だということを、久々に自覚した。 まず、同じiPhoneを5年間も使い続けていたこと。しかもiPhoneの使い勝手にどうしてもなじめなくて、早々に「次は絶対Androidにする!」と豪語していたにも関わらず、結局バッテリーが壊れるまで使い続けていた。 「今の生活が変化するくらいなら多少嫌でも我慢する」「同じ物を長く持つ」という牡牛座の気質って、恐らくこういうことを言うのだろう。

「風の時代」の牡牛座の反乱

高校時代の、ある夏のお昼どき。同級生の女の子3人が、お弁当にそうめんを持ってきてすすっていた。 それぞれがそうめん弁当を持ってきたということではない。麺担当、麺つゆ担当、薬味担当、と役割分担をして持ってきたのだ。誰が言い出したか知らないが、おもしろい発想である。 以前放送された『サラメシ』でも、似たような光景があった。どこかの市場のお昼ごはん。お肉屋さんとお向かいの青果店が、毎日肉と野菜を持ち寄ってまかないを作り、一緒に食べていた。 なんか、いいなあ、と思った。   

2022年用の手帳選びは難儀する

以前、「しいたけ占い」のしいたけ.さんが、お気に入りのものをこよなく愛する牡牛座さんの生態を、犬が骨を土に埋めて時々掘り起こしてペロペロするようなこと云々と表現していたことがある。「ペロペロ」は姉と親友に大ウケで、以来私の愛用品は、「ヨダレまみれ」と呼ばれる。私も異議はない。 そんな私の「ヨダレまみれ」のひとつに、ついに恐れていたことが起きてしまった。来年の手帳のラインナップに、好きな色がない。 これは一大事である。どうしたらいい。このままでは窒息してしまう。 私の愛用

安定の好きなものか、気になるあっちか

一個ずつ種類の違うお菓子を、家族で分け合おうとして思い出す。以前勤めていた職場で、同じように一個ずつ種類の違うお菓子の差し入れがあったときのことを。 こいうとき当時の職場のルールは、「早い者勝ち」。少人数のアットホームな職場だったので、上司も先輩も新米も関係なく、どのお菓子を食べようかと箱の中をのぞき込む。 私の頭の中では、見てすぐに「これにしよう」と候補が決まっていた。前に食べたことがあったし、好みの味だし、間違いなく及第点に届く。大きな失敗がないことは確実だ。 しか