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あなたが大切にしていること

 「明日死ぬとしたら、あなたはどう生きる?」

 よく聞く言葉だが、これを考えられるかどうかで、あなたの日々の過ごし方が変わるはずだ。「毎日がつまらない」「やりたいことがわからない」「人と関わりたくない」と思っている方は、真剣に考えてみるべきだ。

 なぜなら、時間の有限性を考えることで、自分が大切にしたいものが自ずと見えてくるからである。

 明日死ぬとして、いつもの生活を送る場合を考えてみよう。今の時刻は21時。明日の24時に命が終わるとすれば、命の時間は残り27時間。夜だから4時間だけ睡眠をとることにしよう。すると残った時間は24時間である。4時間寝たので、現在の時刻は1時。深夜なので誰も起きていない。とりあえず、朝が来るのを待つ。

 6時、朝ごはんを食べてトイレに行き、歯磨きをして、通勤のストレスを抱えながら仕事に向かう。出社し、いつも通りに仕事をこなし、12時に昼ご飯を食べる。午後もお客さんや同僚の愚痴を言いながら仕事をし、疲れた身体で帰路につく。21時に自宅に到着。カバンを下ろし、テレビをつけてからスマホを片手にご飯を食べる。うたた寝をしてしまい、気づいたら時計の針は、24時を指している。命が終わる。

 きっと、誰もが現状を変えなければと思ったことだろう。もし、今のままで良いと思った人は日々を全力で過ごされている人か「こんなことを考えても無駄だ」と思っている人に違いない。そんな方はこの場をスルーしよう。

 さて、どのように1日を使いますか?いつものように誰かの批判に使いますか?無駄なプライドを持って何も行動せずにいますか?人と会わずにずっとスマホの画面を見続けますか?明日もいつもと同じように出社をし、仕事をしますか?今日もしかめっ面で過ごしますか?残業に追われ、夜遅くに帰宅しますか?大切な人に会うために、車を走らせますか?隣にいる人を笑顔にするためにジョークを言いますか?

 最後に私の大好きな映画を紹介して終わりにする。一つ目は「アバウトタイム」

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 あらすじは、過去に戻るタイムトラベル能力を持った青年が何度も人生をやり直し、恋人や家族、友人との関わりの中で、”時間”の大切さに気づく物語。”「毎日を同じように、もう1回繰り返すこと」”この映画の重要な台詞で、私が感動のあまり、心に留めておきたいと思った台詞でもある。この台詞が気になった方はぜひ、鑑賞してみてはいかかでしょう。

 二つ目は、「ジョー・ブラックをよろしく」

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 あらすじは、欲しいものは何もないほど大金持ちの会社経営者のおじさんが余命を延ばすことと引き換えに、死神に人間界を案内する物語。男女の恋愛模様もさることながら、余命間もないおじさんの、心の変容が興味深い。観ている側の心が温かくなる作品である。

 ときにファンタジーは、予想もつかない展開で私たちを感動させ、生きる上で大切なことを教えてくれる。今回は時間について考えさせられる映画をチョイスしてみた。時間を大切にできると生きる上での指針は決まる。ぜひ、憂鬱な時、自分を奮い立たせたい時、イライラしている時に見て欲しい。

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