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コロナショック

 新型コロナウイルスにより、全国に緊急事態宣言が出され、1ヶ月が経とうとしていますが、5月31日まで延長になりましたね。世間では、感染拡大防止による外出自粛の影響で、休業を余儀なくされたり、観光業を中心に倒産にまで追い込まれる企業も出ているようです。東京商工リサーチによると、コロナ関連の倒産が累計100件となったとか。経済活動に大きな打撃を与えていることは間違いありません。金融市場にも混乱が続いており、3月には米株式市場でサーキットブレーカーが発動し、取引が一時的に停止する措置が取られました。今は落ち着いているようですが、3月は金融危機が起こるのではないかと不安な気持ちだったことを覚えています。

 このような状況の中で、4月28日、安倍首相は新型コロナウィルスによる経済の影響は「世界恐慌より厳しい」と発言しました。「この先、どうなるのだろう?」とコロナウイルスの感染に対しての不安もありますが、日本経済への不安も大きいと思います。これから起こるかもしれない”コロナショック”を見通すために、今回は、過去にあった世界恐慌や金融危機について振り返っていきたいと思います。

 まずは記憶に新しい「リーマンショック」から。リーマンショックとは、米大手の投資銀行であったリーマン・ブラザーズが経営破綻したことをきっかけに起きた金融危機、不況のことです。リーマンショックが起きたのは、2008年9月。当時、私は高校1年生?だったと思います。特に何も考えず生きていたので、事の重大さには気づいていませんでした。(高校生楽しかったよな〜。ロンクル(店名)のパン食べたいな〜。)その後、リーマンショックからなる経済の混乱は世界に広がりました。そして2009年、父親はクビを切られ、私はくいどころ里◯味でアルバイトをすることになります。調理補助として、お皿洗ったり、天ぷら揚げたり、サラダうどん作ったりしました。全然楽しくなかった。床掃除が一番楽しくなかった。(昨年の夏は大変お世話になった。天丼そばセット。)

 こんな楽しくない生活になったのも、リーマンショックの影響なのです。なぜ、このようなことが起きたのでしょうか。キーワードは「サブプライムローン」「デリバティブ」「証券化」です。次回はこのキーワードを確認しながらリーマンショックの原因を解説していきたいと思います。

✳︎サーキットブレーカー・・・株式相場が大きく変動した時に、相場を安定させる為に発動される措置のこと。 相場が大きく変動したことによる投資家たちのパニックを防ぐ目的があります。

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