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AKIRA・座席

 「AKIRA」が劇場公開される。観に行かないと。

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 「AKIRA」は大友克洋監督のSFアニメ映画。漫画が原作となっており、アニメ映画の公開は1988年。近未来の都市を舞台にしたSFアニメ映画です。第三次世界大戦後の東京を舞台に、超能力に目覚めた少年:鉄雄とその友人:金田の物語。政府や軍、科学者も登場し、戦争後の荒廃した社会が描かれている。

 大学生の時に今敏監督の「パプリカ」を観てから、アニメ映画にはまっていた時期があり、今敏監督の「パーフェクトブルー」「千年女優」。押井守監督の「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」「イノセンス」。大友克洋監督の「迷宮物語」「MEMORIES」「SHORT PIECE」など、TSUTAYAでDVDを借りてよく見ていました。そこで出会ったのが「AKIRA」でした。

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↑東京オリンピックを予言していたとされるシーン。 

 確か、初めて「AKIRA」を見たのは、大学3年生の夏頃だった気がする。暑くて外に出たくないから、陽の当たらない薄暗い8畳のアパートで、クーラーの涼しさに甘えながら「AKIRA」を見ていました。写実的な作画やバイクのかっこよさ、超能力を持った子供の不気味さなど、気づいたら私はパソコンの画面に釘付けになっていました。ストーリーの持つ意味は詳しく理解できていなかったけれど、単純に面白いと思った記憶があります。

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 そんな大学生の頃を思い出しながら、車を走らせ、映画館に向かいます。映画館に到着すると、まずは入場口で体温チェック。店員さんに「36度です」と言われたあと、アルコール消毒をしてチケットカウンターへ。17:30上映を選び、座席の選択へ。座席にはこだわりがあるので、ここで私がよく選ぶ座席を紹介したいと思います。

スクリーン

 私の経験上、人気のある座席は中央。スクリーンと座席の距離が近くもなく、遠くもない。画面全体がしっかりと視界に入る位置です(I列、J列、K列)。

 しかし、私がオススメする座席はそのような人気の席ではなく、中央より少し前のDEF列の席なのです。

 なぜかというと、理由は3つ。1つ目は席が空いているから。私は映画を見るときは必ずといっていいほどポップコーンとジュースを買うのですが、席が混んでいると左右の人の咀嚼音が気になったり、こちらの咀嚼音で相手が迷惑していないか、気を遣ってしまいます。ですが、私がオススメする席は人気がないので比較的空いています。ポップコーンやジュースを飲む時に他人を気にしなくていいのです。今まで何度も映画館に行っていますが、この座席で左右に人がいたことはほとんどありません。

 そして二つ目は、視界に人が入らないからです。みなさん、映画を見ていて、前方にいる人の頭が動いたり、前方の人が頭を掻いていたり、子供が暴れていたり、トイレに行くために座席を立つ人がいたりして、正直鬱陶しいと思ったことはありませんか?私はあります。前にいる人の動きが気になって映画に集中しきれないのです。ところが、DEF列は違います。なぜかというとDEFより前方のABCの席はスクリーンが近すぎたり、スクリーンを見るために首の角度が上を向くので疲れてしまい、DEF列以上に敬遠されがちで、ほとんどの人がこの座席を選ぶことはありません。つまり、D列より前に座っている人は少ないので、DEF列を選べば、前方の人を気にすることがほとんど無くなるというわけです。とことん映画に集中することができます。

 最後に三つ目、視界いっぱいにスクリーンを感じることができるから。前方に人がいない上に、DEF列は視界ギリギリまでスクリーンが広がります。余計なものが視界に入らないので、映画の世界に没入することができます。また、スクリーンの近さから映像の迫力も増すので、映画を存分に楽しめます。

 以上のことから私はできるだけ前の席に座るようにしています。端的に言えばストレスがないのです。更に、F列は前方が通路になっているので、通路に人がいなければ思う存分、脚を伸ばすことができますし、(私は前に座席があると少し狭く感じます。身長のせいだな。。)E列は真後ろに人がいないので、シートを蹴られたり、自分が動くことによって真後ろの人へストレスを与えなくて済みます。(私は座高が高いので、真後ろが子供だと映画が見づらくなってしまう可能性がある。)

 そんなわけで、今回の「AKIRA」は、E15の座席で鑑賞しました。案の定、前後左右に人はおらず、ストレスなく映画に集中することができました。

 肝心の「AKIRA」の感想はというと、4Kリマスター版なので、私がDVDで観たものよりも、描写が綺麗になっていたり、劇場のサイズで見ることによって、迫力が何十倍にも増してました。また、ラストの鉄雄と金田の戦闘シーンやアキラの登場は画面に飲み込まれそうなほど。劇場で観れて本当に良かったと思いました。

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 映画版は原作を省略しているところもあるのかな?と思ったので次は原作を読んで観たいと思います。

それではまた



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