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フォレストガンプ

 先日、散髪に行ったら、ファッション雑誌「POPEYE」の6月号が置いてありました。私の好みの服装が載っている雑誌でよく立ち読みしているのですが、散髪に行くといつもPOPEYEを用意してくれている。伝えたわけでもないのに。美容師さんすごい。

 雑誌を手に取り、眺める。雑誌の中の人物になれるわけでもないし、載っている服はどれも高額。買えないことは承知の上で、おしゃれな人の服装を見て、自分に当てはめて見たりする。妄想だけが膨らむ。(これが楽しいんだよな)そんなことを考えながらペラペラと雑誌をめくっていると、私の胸に突き刺さる1枚のTシャツを発見。

 ビューティ&ユースと映画「フォレスト・ガンプ」のコラボTシャツです。小学生の時に初めてみた映画で、今でも好きな作品なので、すごく欲しくなりました。公式オンラインショップに急ぎ、在庫を確認。私の狙いはネイビーのロングスリーブTシャツ、サイズはXL・・・・。結果は”在庫なし”。ショックでした。再入荷はあるのだろうか。ビューティ&ユースさん、入荷待ってます。お願いします。

 そんなTシャツへ思いを寄せながら、「フォレスト・ガンプ」を見た小学生時代を思い出しました。私の家には1台のTVしかなく、その主導権を握る父親は、バラエティ番組がつまらないと愚痴をこぼしながら、BSで放送している洋画をよく見ていました。小学生の私としては、バラエティ番組が見たかったわけですが、未学習の漢字が出てくる字幕を必死に追いながら、父親と一緒になって洋画を見ていたことを思い出します。そんな中、見たのが、「フォレスト・ガンプ/一期一会」。日本版の副題は「一期一会」という言葉がついています。

フォレスト1

 1994年公開の映画で、当時のアカデミー賞作品賞を受賞している名作。主人公フォレスト・ガンプの半生を描いたヒューマンドラマである。物語は、彼がベンチに腰をかけ、隣に座る人々に自分の物語を話すところから始まる。フォレストは障害を持ち、知能指数は75。周りからは「のろま」と揶揄されながら、母からの「みんな平等なの」「バカをする奴がバカなのよ」という言葉によって、いじめっ子に負けず、前向きに幼少期を生きる。そして、彼の前向きでまっすぐな性格と出会う人々、運によって、彼の人生は大きく変わっていく。(あらすじ)

フォレスト2

フォレスト3

フォレスト5

 小学生の頃、兄が障害を持っていたためか、子供なりに、真剣にこの映画を見ていました。その頃の私は「いじめっ子が許せない」とか「なんだかすごい境遇の人だな。」ぐらいにしか感想を持っていなかったと思うが、素直に生きることの大切さを感覚として受け取っていた気がします。

 記憶に残っているこの映画は、小学生、高校生、大学生、社会人と合計で4回見ました。その時々によって、映画の見方は変わるけれど、毎回、良い映画だなと思います。フォレストの人生は波乱万丈ではあるが、前向きに生きること、出会いを大切にすることの重要性を教えてくれます。そして、それは普遍的な価値を持っているということも。

 最後にこの映画で私が好きなセリフを紹介して終わりにしたいと思います。

”ぼくらにはみんな運命があるのか、ただ風に吹かれているだけなのか、分からない。多分、その両方だろう”

それではまた


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