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エモい

 最近、流行っていますよね。エモいって言葉。語源は「emotional」=感情的、情緒的からきているそうですね。なんでもかんでもエモいっていってる感じがして気持ち悪いけど、個人としてはエモいものは好きです。

 2年前くらいからヘルニアを患ってしまった私は、趣味のダンスがほとんどできなくなり、絶望的でした。坐骨神経痛も発症してしまい、少し歩くだけで左脚に激痛が出る始末。ダンスなんてできるわけがありません。生きる希望でもあったダンスを奪われ、脚が痛くて歩けない、ほんとに辛かった。

 そんな中、ダンスに変わる趣味を見つけて、少しでも人生を豊かにせねばと思い始めたのが、「カメラ」でした。なんとなくおじいさんになったらダンスはできないだろうから老後の趣味は確保しといたほうがいいだろうなと思ってはいたのですが、こんなタイミングで出会うとは思っていませんでした。早速、カメラを買おうと思い、ネットでいろいろと見ていたのですが、デジカメってすごく高いんです。10万円以上します。性能が良いものや最新のものはもっと高いです。プロを目指したいわけではないし、そこまで長続きはしないだろうなと思い、ここまで高額は出せないな、、、と思っていた時です。あるカメラに出会います。そう、それは「フィルムカメラ」です。フィルムカメラと聞いてピンと来ない方もいると思いますが、”写ルンです”とかのことです。フィルムを巻き取ってパシャパシャ撮るやつです。撮る枚数にも限りがあります。フィルムカメラはデジカメが出回る前のものですので、とても古い。なので価格もリーズナブルでした。そして、フィルムで撮った写真でどんな雰囲気なんだろうと思い、調べてみると、それはもう”エモい”。私はフィルムカメラを購入することを決意しました。

 まず一つ目に購入したのが、「konica c35 flashmatic」。ジャーニーコニカという愛称で親しまれました。レンジファインダーカメラです。下のamazonのリンクはautomaticのものですが、外観はほぼ同じです。

そして二つ目が「konica c35 ef」です。flashmaticとは違い、フラッシュ機能付きです。ピッカリコニカという愛称で親しまれたそうです。

最後に三つ目。「olympus om-1」です。1970年代に発売されたフィルム一眼レフカメラです。

 どのカメラもシンプルなデザインでとても可愛いかったので購入しました。そして、届いてすぐにカメラのキタムラへ行き、フィルムを購入。すぐに近くを散歩しながら撮影の練習を始めました。最初こそ使い方がわからず、うまく撮れなかったものの、少しずつ使い方を覚えて今ではそれなりに使えるようになったと思っています。

 使ってくとフィルムの良さにのめり込むようになりました。何と言っても、デジタルに引けを取らないほどに綺麗に映るレンズ。そして、フィルムの豊富さ。フィルムによって個性があって、赤色が強いものや、青色が強いものがあるんです。それもまた面白い。また、フィルムは枚数制限があるわけです。そのため、1枚1枚がすごくもったいなくて、1枚の写真を撮るのにすごく悩む。これがまた良くて、何を撮るか、どのように撮るか、をすごく考えるのです。1枚1枚を大切にできる、1枚に集中できるのもフィルムカメラの良さなんじゃないかなと思います。

 ダンスはできにくくなりましたが、カメラに出会えたおかげで、前よりもお出かけが楽しくなったり。何気ないシーンが美しく感じられるようになりました。興味のある方一緒に写真撮りに行きましょう。またnoteの記事で撮ったものを投稿していけたらいいなと思います。

ではまた

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