2021/9/29日記

ワイモバイルでiPhone6sを使ってはや数年、途中、不調もあったがそれは充電器の問題であることが判明し、そっちを取り替えてからはいまだに現役だ。ワイモバイルにはenjoyパックとかいうのがあり、それに入ってると月々予備のギガもくれるし(だったかな?)、500円分のYahooショッピングで使えるクーポンもくれるので、毎月ペイペイ残高払いと併用して本を1冊買っている。今月は『ヒップホップの詩人たち』という本を買った。本来であるなら詩集を出したらJPOP(私の言うそれは広義のもので日本語の歌はほぼ該当する。なぜそうかというと、JPOPは雑食で、ありとあらゆる音楽を内包してしまうから、というのが私の見解である)の勉強のために本を集めているところであった。それを今の時期、本来であるならば読んでいるところであった。が、思わぬ仕事(詩関係)や、思わぬ救い(詩関係)が舞い込んできたため、延期に延期を重ねているところで、まだ集めつつある本の1冊も読めていない。
以前は私はブックオフに通っていた。enjoyパックのクーポンで買う以外にも、ブックオフにて、いろいろ仕入れていた。うちの本棚にある本の大部分がブックオフにて購ったものといってよい。
私はさっきも述べたがいまは本を読んでいない。ほぼ。なぜかというと私は創作しているあいだは本を読まぬ、ではなく読めぬ、のだ。だから最近はブックオフに行くのもやめてしまった。
あ、そうだ、他にも本を買う方法がある。私は在宅と家族の介助の身のため、ほとんど家にいるので、暇があるとネットのアンケートに答えてポイントを稼いでそれを換金(アマゾンのギフト券とかに)して、本を買っている。実際に数えたことはないが年間2万円分ほどはポイントを稼いでいると思う。それを用いてKindle本なんかを買っていたりする。私は破滅派というサークルに参加しているので、紙の本やKindle本を出す同人のお仲間さんがいらっしゃるので、Amazonでしか売ってないものはアンケートで得たポイントで買うことが多い。

だがやはり、最近はお仕事などの創作のタームになっており(ありがたい話です)、先日、久々にとある紙の本を読むまでは積読が続いていた。この際だからJPOPの勉強を後回しにすることにした。去年は小説をまだ書いていて、賞に応募したりしていた。だから、お仕事でないほうの創作中も本は読めず、まるまる一年半ほど、本が読めていなかった(これが今日の日記で書きたかったこと!)。去年、阿波しらさぎ賞という徳島の賞に応募し、そのあとRANGAI文庫賞という賞に応募して、そのあとで(実際には時期は被っているが)詩集の制作に本腰を入れ、今年の7月に詩集は完成した。で、前述どおり、その後、お仕事などで、創作をしていて、本を読む機会を逃しており、さかのぼればやはりこないだ久々に読んだ前に、最後に本を読んだのは阿波しらさぎの創作の前、ということになる。ちなみにそのさかのぼった前に何を読んでいたかというと、ジョン・アーヴィングという作家の『熊を放つ』(上下巻)と同じくアーヴィングの『ガープの世界』(上下巻)だ(ちなみにこれらもブックオフで買った)。阿波しらさぎ賞にその2作は影響はなかったが、RANGAI文庫賞の1作(3作まで応募できたのでそのうちの1つ)には影響を及ぼした。賞はどちらもかすりもしなかったが、小説を書くのをやめるにあたり(筆を折る、なんてカッコいいものではない)、最後に自分では満足いったものが書けたつもりだ。
なんか長々と書いてしまったが、私が言いたいのはとにかく1年半ぶりに紙の本を読み切った体験は、思った以上に満足感と達成感があり、いいものだったということだ。
ちなみに、紙の本が読めなかっただけで、Kindle本は数冊読んでいたのだった。だから冊数も同じカウントをしたいと思うのだが、紙の本を読み終わった時、感じたものは電子書籍とは多少違ったのであった。電子書籍が劣る、というつもりはもちろん全然ないが、自分が紙の詩集を出したあとだからであろうか?電子書籍と紙の本はまた少し違う満足感がある気がした。詩集を作りながら紙の本が読めなかったこと(その後1年半ぶりに読めたこと)、そのあいだ電子書籍が空白を補ってくれたこと、どちらも素晴らしい体験だと思った。

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