【Dirt Museum・序章完結】~拝啓 皆様へ~
初めまして、路地裏美術館「DirtMuseum」の「支配人・T」こと、ササダタツヤです。
皆さん、この度は「Dirt Museum~ハロウィンの明ける頃~」にお越しくださってありがとうございました。
今回はササダタツヤからと、支配人・Tからのお礼の手紙を書かせて頂きます。
少し長くなりますが、お付き合いください。
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ササダ タツヤより
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改めて、今回応援してくださった皆さん、本当に、本当にありがとうございました!
今回の個展は、まぎれもなくみんなで作ったものです。
みんなのおかげでここまでこれました。
本当に感謝しかないです。
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始まりは2ヶ月前でした。
小さな居酒屋で「個展、やろうよ」と言ったのが始まりです。
最初はもちろん、応援してくれる人も少なく、"1人で走っているような気分でした。"
「2ヶ月で個展を開くなんて無理」「無謀だ」そんな事も言われました。
そんな中、成功するかも分からない、受け入れられるかも分からない作品を1人で作り続けていました。
そしたら僕の友達の、"ノンスケ"という方と飲みに行った時にこう言われました。
「何1人で走ってんだよ。たっちゃんを助けたい人がいるんだから、頼れよ。」
「僕は何をプライドを守っていたんだろう」
そう思わされました。
そこから少しずつ
風向きが変わり、少しずつ、少しずつ仲間が増えてきました。
そして最終的にはたくさんの方々に支えられ、"成功"と言える結果を出すことができました。
本当に本当に皆さんのおかげです。
皆さんが大好きです。
応援してくれた方、全員に会いに行きます。
その時は、ぜひたくさんお話ししましょう。
ササダタツヤより
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支配人・Tより
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皆さん、この度は「Dirt Museum」に足を運んで頂き、ありがとうございました。
本当に嬉しい限りです。
「Dirt Museum」は路地裏にある美術館です。
"暗くて汚い"、とっても美しい美術館です。
普段皆さんが"ネガティブ"にとらえてる、"死"や"ゴミ"、"人"が美しく飾られています。
この奇妙な美術館の支配人から伝えたい事はただ1つ。
「本当の"美しさ"とは"優しさ"である」
という事です。
どんなに見た目が汚くても、表面が悪くても、それは表面でしかありません。
本当に大事なのは、目に見えない"優しさ"の部分です。
この話を、よく「態度の悪いタクシー運転手」に例えることがあります。
タクシー運転手さんの態度が悪いと、決まってみんなは、「嫌な奴」として判断します。
けど本当にそうでしょうか?
彼はもしかしたら、今日上司に理不尽に怒られたのかもしれません。
彼はもしかしたら、今日、奥さんを亡くしてしまったのかもしれません。
そんな裏側を想像すると、とっても優しくなれるのです。
そしてこちらが優しくすると、相手は必ず、"優しく"返してきます。
だから人の表面だけを見ずに、その人の中身を想像すれば、人は永遠に優しく生きられるはずです。
そんな世界が来ることを願い、
そんな世界が来るまでこの「Dirt Museum」は続けていこうと思っております。
それでは次回をお楽しみに。
またお会いしましょう。
次はいつの夜明けかな。
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