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本因坊戦の報を受けての雑観

本因坊戦棋戦規模縮小報道を受けて 今の気持ちを書いてみようと思います

例年本因坊戦は8月頃に予選の抽選がありますが 全く音沙汰が無く今日に至りました
棋士側も基本的に噂程度の情報しかなく 今までの経験則から相当難航しているであろうことは予想が付きました

現在スポンサーをして頂いている企業、団体様には本当に頭が上がりません ありがとうございます

現在関の囲碁旅という事で全国の碁会所、公民館など対面で囲碁が打てる場所への取材や指導をしていますが 地方で活動されている所は殆ど好意で教室や営業などをされています いずれは集大成としてまとめたいと考えています

今回の本因坊戦が縮小という根本的な原因は 棋戦を運営すると赤字になるに尽きると思います

簡単言うと投資をして回収できない状況です

勿論私たちが契約金に値する対価を提供できていないという事になるのですがそこは一旦置いておいて
昔は自社新聞に棋譜を掲載して囲碁ファンの人の定期購読率を上げる 買ってもらう等の 言わば厚みを実利で回収するシステムがあったと思われます
それが現在ではインターネットで情報、さらには棋譜をまで入手されてしまうと厚みを作ったは良いが回収できない状態になったと思います
そうなると必然的に金を払う意義は消滅します

今までは多額のコストを掛けても実利と名誉という名の好意の上で許容されていた所がついに支え切れなくなってしまったと思います

長々と話しましたが結局は全体にお金が循環して行くシステム作りが重要だと思います そこら辺もまとめたいなとは思っているのですがまだ自分でもわからない事だらけなんでいずれ 
縮小になりましたが なんたって79期ですよ!人の一生分の期間続けているのは本当に偉大です 毎日新聞様ありがとうございます

私もこれからどうなるかは分かりませんが ヒカルの碁という数奇な縁でこの業界に来たので一局打ち終わるまでは頑張ります できればまだ見ぬ後輩達に会いたいな



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