うちのキョンシーはバイトがしたい
茉:茉央バイトがしたい！
〇:急にどうしたの？
茉:〇〇が学校行ってる間暇やからバイトしたい！
〇:いいんじゃない？
茉:ほんまに！やった～！
〇:(茉央には悪いけど面接で落ちるだろうな)
だが数日後
茉:〇〇～！
〇:ん？どうしたの？
茉:あんな！あんな！
〇:まず落ち着こうか笑
茉:ふぅ…それでな茉央バイトの面接受かってん！
〇:えっ！！
茉:それでな明日から行ってくる！
〇:頑張ってね(ちょっと不安)
茉:うん！
翌日
茉:じゃあいってくる～！
〇:うん……行ってらっしゃい！
〇:…………心配だ……すごく心配だ
〇:言っちゃ悪いが茉央は世間知らずだし
〇:最近忘れがちだが茉央は愛で生きるキョンシーだしな
〇:よし！バイト先に行こう！
そしてバレないように変装して向かうことにした
〇:(ここが茉央のバイト先……)
カランカラ―ン
茉:い、いらっしゃいませ～！
〇:一人です……
茉:え～っと……じゃあカウンターにどうぞ！
〇:はい！(バレてなさそうだな)
茉:(このお客さん〇〇にそっくりやな～)
茉:(…あかん！〇〇に会いたなってきた…)
〇:じゃあ...このホットケーキとコーヒーください
茉:かしこまりました！
〇:(今のところは特に問題はなさそう？)
そんなこと考えると……
ヤ:おい！店員！
〇:(！？）
茉:はい！どうされましたか？
ヤ:このナポリタンに爪楊枝入ってんだけど？
茉:うちのナポリタン…爪楊枝入ってへんで？
〇:(やばいやばい！)
ヤ:んだとてめぇ！？
茉:ほんとやもん！
ヤ:俺は客だぞ！
そう言ってヤンキーが茉央に殴りかかってきた
茉:っ！！
だが、その握られた拳が茉央に当たることはなかった
〇:痛って～笑
ヤ:誰だよお前！
〇:ただの客だよ？
〇:あと警察呼んだから来たら傷害罪で捕まっちゃうね笑
ヤ:お、覚えてろよ！
〇:多分もう会わん笑
茉:〇…〇……？
〇:えっ……なんでバレ……あぁ～殴られた拍子に変装が！
茉:茉央の事庇ったから怪我してるやん…ぐすん
〇:むしろこういうやり方じゃないと助けれないってダサいよね笑
茉:ううん…めちゃくちゃかっこよかったで笑
〇:そう～？笑
茉:それよりなんでここおるん？
〇:茉央がちゃんとできるかな～って思って見に来た
茉:はぁ～！？
〇:それにここ俺の行きつけの喫茶店
茉:えぇ～！
〇:マスターは多分気づいてたよ笑
マ:まぁ……結構分りやすかったからね笑
茉:茉央分からんかった…///
〇:バレてたの？
マ:茉央ちゃんばっかり見てたのもバレてるよ笑
〇:///
茉:へ、へぇ～///
〇:じゃ、先帰ってるから～！
マ:茉央ちゃんも今日は上がっていいよ！
茉:ありがとうございます！〇〇待って～！
その日以降もしばらく今日のことを茉央に弄られた