うちのキョンシーはおつかいに行く
〇:茉央〜
茉:なに〜？
〇:俺買い物行ってくるから留守番しといて
茉:茉央が行く！
〇:行けるの？
茉:誰やと思ってる？
〇:居候？
茉:それもそうやけど...
茉:キョンシーやで！
〇:キョンシーだとなにかあるの？
茉:何も......無い.........
〇:ご、ごめん！
茉:ええよ別に......ホントの事やし
〇:じゃあおつかい頼んでもいい？
茉:それは任せて！
〇:買ってきて欲しいものはメモに書いてあるからそれ見ながら買って来てね
茉:わかった！
〇:あとその服は目立つから着替えてから行こっか笑
茉:わ、わかってるし///
着替え後
茉:気を取り直して......行ってくるな〜
〇:はしゃいで転んじゃダメだよ〜
茉:子供扱いするな〜！
〇:はいはい笑
〇:.........さて茉央も見えなくなったし
〇:バレないように変装してっと...
〇:追跡開始〜！
茉:ふんふんふふ〜ん🎶
〇:めちゃくちゃ上機嫌じゃん笑
そんな茉央を見守っているうちにスーパーに着いた
茉:えーっと買うもんは......
茉:『卵、鶏肉、ミックスベジタブル、牛乳』っと...どこに置いてあるや？
〇:頑張れ〜ﾎﾞｿｯ
茉:卵って鶏肉の近くに置いてあるやろ！
茉:あれ？ない...どこやどこにあるんや？！
〇:俺も最初は間違えたなぁ
茉:とりあえず鶏肉...ってムネ肉とモモ肉がある...
茉:まぁそんな変わらんと思うしどっちでもええか笑
〇:今度一緒に行く時に違いを教えよ笑
そしてその後も特に問題なく会計を済ますことが出来た
茉:あとは帰るだけやしいけるやろ！
〇:大丈夫かな？笑
茉:〇〇褒めてくれるかな？......へへへ///
〇:ふふふ可愛い笑
茉:はよ帰って〇〇に褒めてもらお......うわっ
ズサーッ
〇:あっ！(助けるべきか...いやでも助けたら茉央を信頼されてないって落ち込むよな)
茉:いてて...あぁ！！
〇:......あちゃー
茉:卵が......割れとる
〇:(茉央に怪我が無くて良かった...)
茉:〇〇が楽しみに待ってくれとるのに...
茉:とりあえず帰って〇〇に謝ろ...
トボトボ
〇:この見守りたいけど先回りしないとバレる...
それからしばらくして
茉:ただいま......
〇:おかえり〜(ギリギリ間に合った)
茉:〇〇...あんな〜その〜
〇:どうしたの？
茉:帰りにコケちゃって...卵割れてもうてん...ごめん
茉:〇〇が茉央のこと信じて頼んでくれたのに......ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ
茉:おつかいくらいできるって言ったのに...ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ
ギュッ
〇:茉央が無事ならそれでいいよ
茉:ごめん...ごめん......ｸﾞｽﾝ
〇:それに今日の昼は茉央の好きなオムライス作るつもりだったしね笑
茉:ほんまに？
〇:うん、だから割れちゃった卵使ってふわふわオムライス作るね！
茉:やった〜！
〇:卵は今度一緒に行こうね！
茉:うん！
また1つうちに住んでるキョンシーとの仲が深まった気がした。
茉:オムライスうまっ！