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記憶を失った僕は二股容疑をかけられました
〇:…ん……ここは?
?:〇〇君!?ちょ、ちょっと待ってね今お医者さん呼んでくる!
〇:は、はあ……?
気が付いたら知らない場所で知らない人が知らない名前を呼んでいた
医:外傷などはもう大丈夫ですけど記憶障害があるので記憶が戻るまでは苦労するかもしれません
〇:わかりました……
?:良かった~
〇:あの~どなたですか?
?:あっ……そっか
和:私は井上和!〇〇君の彼女だよ!
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〇:僕の彼女……こんなかわいい人が?
和:そんな可愛いなんて///
その後井上さんに話を聞くと僕の名前は〇〇で交通事故に巻き込まれたときに頭を強く打って病院に運ばれたらしい
和:あと私のことは和って呼んで!
〇:わかりました
すると
ダッダッダッバンッ!!
?:〇〇君大丈夫!?……あれ?大丈夫そう?
〇:えっと……誰ですか?
?:咲月だよ!〇〇君の彼女の!
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〇:彼女!?
和:ええっ!?
咲:??
和:〇〇君どういうこと!
咲:〇〇君この人だれ?
和:私は〇〇君の彼女の井上和です!
咲:〇〇君どういうこと?
〇:僕に言われても記憶がないので……
和:自分がやったことでしょ!
〇:そう言われましても……
咲:……そもそも
咲:和ちゃんは本当に〇〇君の彼女なの?
〇:!?
和:は?当たり前じゃん!
咲:でも証拠ないよね?
和:それは咲月ちゃんもでしょ!
咲:私はあるもん!
和:!!
咲:〇〇君が着けてるミサンガ私とおそろいなの~!
〇:確かに同じですね……
和:あっ!おそろいなら私も持ってる!
〇:ミサンガ以外何も着けてないですけど?
和:〇〇君携帯出して!
〇:出しましたけど?
和:ほら!携帯カバーおそろい~!
咲:弱くない?笑
和:弱くないもん!
〇:埒が明かないので僕とのお話聞かせてもらってもいいですか?
和:たくさん聞かせてあげる!
和:去年の大晦日に一緒に伊勢神宮で年を越してね!
和:その時に〇〇君が
〇:和!今年もずっと俺だけ見てろ!
和:って言ってくれてね!かっこいい!!ってなったの
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〇:記憶失う前の僕は俺様系だったんだ……
咲:それなら私だってあるもん!
咲:去年の大晦日に一緒に出雲大社で年越してね!
〇:同じ日に僕三重と島根に同時に存在してたんですか?
咲:でねその時に〇〇君がね!
〇:僕には咲月ちゃんしかいないから離れないでね……?
咲:って言ってくれてね!もう可愛い!!ってなったの
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〇:こっちは依存体質か……
和:ねぇ~どういうこと!
咲:そうだよ!説明してよ!
〇:いや~2人の話全然違うし……
和:私の話はほんとだよ?
咲:私だって嘘じゃないもん!
〇:うーん…大晦日…彼女………あぁ!
和:思い出した!
咲:私が彼女でしょ!
〇:電話しないと!
プルルル
?:もうしかして〇〇くん?
?:病院から電話あったからいま向かってるけどどうしたの?
〇:彩!俺記憶戻った!
彩:ほんと!良かったね!
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〇:それで一つ聞きたいんだけど…
彩:どうしたの?
〇:和と咲月って子誰かわかる?
彩:ん!?今その子たち〇〇くんの近くにいるの!?
〇:そうだけど?チラッ
和・咲:??
彩:……その子たち
彩:〇〇くんのストーカーだよ?
〇:え?……え?
和:もしかして……
咲:バレちゃった?
和:さっちゃんが来るからじゃん!
咲:和だけ抜け駆けなんてずるいもん!
和:まぁでもバレちゃったなら
咲:強行突破するしかないよね?
〇:なんでこっちに来るんですか!?
和:そりゃ~……ね~?
咲:近づかないとできないし?
〇:こ、来ないでください!
バンッ!!
彩:〇〇くん大丈夫?
和:時間切れか~
咲:じゃあ和帰ろっか!
彩:和、さっちゃん?
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咲:ん?
和:あーやどうしたの?
彩:逃がすわけないでしょ!!
ガシッ!
咲:ふえ~ん
和:〇〇くんだずげで~
〇:ははは……
彩:話は署で聞きます
後日彩から俺との接触禁止令を出したと教えてもらった
それと俺が病院に運ばれた理由は足を滑らせて頭を打ったかららしい
和:あーや〇〇君に会わせて!
咲:ちょっとでいいから
彩:絶対ダメ!
和・咲:そんな~