先輩にだる絡みされたら幼馴染が不機嫌になりました
真:ねぇ〇〇君！
〇:なんですか？
真:私お弁当作ってきたの！
〇:そうなんですね？
真:それでね〇〇君に食べてもらいたくって……///
勘違いしないでほしいが僕たちの関係はただの先輩と後輩だ
〇:田村先輩……
真:なに〇〇君♡
〇:ここ教室なんですけど……
そしてこの先輩は所謂マドンナってやつだ
ギロッ
〇:(男子の視線が痛い)
真:周りのことは気にしちゃだ～め♡
チッ
〇:(舌打ち！？)
咲:イチャイチャするなら他でやってくれませんか？
〇:咲月……
俺が困っているのに気づいて幼馴染が助け舟を出してくれたらしい
咲:気安く呼ばないで？
〇:えっ…？
咲:ふんっ！
真:じゃあ〇〇君あっち行こっか
〇:そんなぁ……
咲:じゃあね〇〇～
俺にはわかる……あの笑顔絶対怒ってるやつだ……
〇:(でもなんで怒ってるんだろうか)
放課後
〇:咲月の奴待っててって一言だけ送ってきて…
咲:ちゃんと残ってたんだ？
〇:そりゃ連絡来てたし……
咲:あのぶりっ子先輩と一緒に帰ると思ってた笑
〇:田村先輩はただの先輩だよ笑
咲:ふーん……そっかそっか
〇:なんだよ？
咲:なんでもな～い笑
〇:はぁ？
咲:〇〇早く帰ろ？
〇:う、うん(結局何におこってたんだろう？)
真:あれ？〇〇君じゃん！
咲:！！
〇:田村先輩おつかｒ……
咲:〇〇になんか用ですか？
真:あなたは？
咲:〇〇の彼女です！
〇:ちがっ……
咲:〇〇は黙ってて！
〇:はい……
真:〇〇君彼女がいるなら言ってよ～
咲:そういうことなので〇〇に色目使わないでください！
真:……それは無理かな～
咲:えっ？
真:〇〇君の表情を見る限り彼女ってのは噓でしょ？笑
咲:バレてた…
〇:意外と鋭い……
真:でも咲月ちゃんも私と”同類”みたいだし今日のところは引いてあげる
咲:……
〇:？？
真:またね〇〇君♡
〇:は、はぁ…？
嵐のような田村先輩が過ぎ去っていった後
咲:気を取り直して……帰ろ〇〇！
〇:その前に一つ
咲:……なに？
〇:なんでさっき田村先輩に僕の彼女って言ったの？
咲:それは……言わないと………ダメ？
〇:言わないとダメ！
咲:あの先輩に〇〇を取られると思ったから！///
〇:えっ……それだけ？
咲:それだけでも十分問題なの！
〇:なんで？
咲:それは……内緒！！
〇:え～言ってよ～
咲:絶対無理！
〇:何でもするからお願い！
咲:ほんとに何でもしてくれるの？
〇:ほんとほんと！
咲:……やっぱり言わない！
〇:あともうちょっとだったのに～！
咲:へへ～ん……あっ！
〇:どうしたの？
咲:忘れ物したから先に行ってて！
〇:分かった！
咲:………行ったかな？
咲:ふぅ～………
咲:〇〇のことが好きなんて言えないよ～///
〇:へっ……くしゅん！