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パイオニアでデスタクが組みたい!その2

遂にきた1マナ最強クリーチャー?

カードの紹介の前にデス&タックス(デスタク)とはなんぞやと言う方のためにちょっとだけおさらい。デス&タックスとはヘイトベアーと言われる相手の動きを遅くするクリーチャーを駆使して戦う白単(これ重要)のビート・コントロールデッキである。
その1もあるので前回の記事も読んでもらいたい。

本題。

ファイレクシア 完全なる統一で《離反ダニ、スクレルヴ》という1マナの伝説のダニが出た。伝説のダニって時点で強い。 能力は白でも2点のライフでも支払える所謂ファイレクシアマナを1つと自身をタップで対象のクリーチャーは指定された色からの呪禁とブロックされなくなり、そして毒性1を付与する防御型のクリーチャーだ。自身も毒性1とブロック不可を持つかなり癖のあるクリーチャー。
しかしこのクリーチャーは殴らない。何故なら守る事が目的であるからだ。過去のセットには《ルーンの母》《ルーンの与え手》というスクレルヴの元の効果を持ったカードが存在しており、それらも守る事に特化したカードであるからだ。もちろんモダンより下の環境のデスタクにも採用されており十分な実績がある。それと同じ能力を持ったスクレルヴが活躍しない訳がない。

巷ではダニママとかルーンのダニとか言われてるとかなんとか。

スクレルヴの登場によりデスタクの黄金ムーブである、1ターン目スクレルヴ2ターン目サリアという相手の顔が歪む動きが出来るようになった。デスタクはファイレクシアの力を得てよりφ完成φに近づくのだ。

インチキムーブ。

スクレルヴの運用イメージ。

スクレルヴは伝説だから1体しか場に出せないとは言えこの手のクリーチャーは1体居れば十分だと思う。スクレルヴは後続を守る事に特化しているが、相手からすれば両方打ち取らなければならず、スクレルヴが出た返しにスクレルヴに除去を打てば後続に打つ除去が減るのでマストカウンターに十分なりえる。しかし大量に並べば全体除去に巻き込まれてしまうがスクレルヴは1体しか並ばないので全体除去に巻き込まれる心配もそこまでない。かと言って他のクリーチャーを並べすぎるのも良くないかと。
スクレルヴは避雷針であると感じているので上手く使えば優位に戦えるであろう。

新たなフィニッシャー。

守りがより強くなったが攻めがまだ弱そうなところに《ファイレクシアの立証者》なる新たなカードが来た。能力はとても分かりやすく“相手は死ぬ”と書かれている。言い過ぎかも知れないが自身が受けるダメージを好きな対象に飛ばせる。相手にも飛ぶのでブロックしようがされまいが相手にダメージは通るのだ。

1体でブロックしても何故か2体にダメージを飛ばせたり。

新たなに加わった戦術“毒性”

今回の新たな能力“毒性“は感染の調整版みたいな能力であり、ダメージと毒を両方与えるかなり使いやすい能力だ。プレイヤーは毒性を持つクリーチャーからダメージを受けると毒カウンターを得る。それが10個貯まると敗北してしまうというものだ。20点のライフが半分になってしまう恐ろしい能力であり、色々なプレイヤーが愛する能力でもある。 今回のファイレクシアで追加された《スクレルヴの巣》はブロックする事ができない毒性1を持ったダニを1点のライフと引き換えに毎ターン出す事ができるエンチャントである。後続が尽きないのでビートダウン戦略にはもってこいかもしれない。出てくるトークンは1/1と貧弱ながら毒性のお陰で10回相手を殴れば勝てる。全体火力などて焼かれるのは虫の運命。トカシアの歓待と組み合わせれば1点のライフで追加のドローとクリーチャーが手に入る。

集合体恐怖症の人は見たら倒れそう。

終わりに。

ファイレクシアが加入した事によりデッキ内にエルドラージとファイレクシアが同居するようになった。サリアが可哀想。しかし元のデスタクに近づいた事により更に良いデッキになった事は間違いない。

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