OpenMusic公式チュートリアル解説:3 - 音階の構築

■今回のテーマ

dx->xファンクションを使用して音階を構築する。

■使用するファンクション

NOTE、CHORD-SEQ、dx->x

■解説

このパッチはNOTEボックス(A)に入力されたベースノートから始まるスケールを、(B)の音程間隔リストに基づいて作成する。

画像1


特に難しい箇所はないと思う。
ただ、"dx->x" はよく使うのでマスターしておこう。

DX->X [GENERIC-FUNCTION]
引数1の要素に対し、引数2リストの要素の値を次々と加算していったものをリストとして返す。

Ex. (dx->x 6000 '(700 200)) 
 => (6000, 6000+700, 6700+200) => (6000 6700 6900)
Ex. (dx->x 0 '(1000 200 800 3000))
 => (0, 0+1000, 1000+200, 1200+800, 2000+3000) => (0 1000 1200 2000 5000) 

A: NOTEボックス(A)に基音となるノートを入力している。

B: 音階を構築するために、音程間隔のリストをmidicent単位で入力する。前に説明したとおり、半音=100 centである。

C: dx->xモジュールは(B)に入力された音程間隔に基づいて、第1インレットに入力されたノートから始まるスケールを構築する。

CHORD-SEQ ボックスを評価し、結果を確認してみよう。

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