葬送のフリーレン感想(最終話)
もしかしたらゼーリエは人間の友達が欲しかったのかもしれない。
葬送のフリーレン最終話の感想。ネタバレするから視聴後の閲覧推奨。ちなみに原作未読勢の感想です。
一級魔法使い試験の合格基準って実際なんなんだろうとは思う。ゼーリエによると一級魔法使いになった自分の姿が想像できていないとダメらしい。
だがそれだけでもなさそうだ。面接の会話を見ていると自分を前にして一切恐れなかった人間を合格にしているようにも見える。
確かにエルフを恐れていてはエルフを超えられない。ゼーリエもまた人間の時代を望んでいるんだろう。短い寿命の中でくだらないことばかりしている人間の時代を。
ただ結果として一級魔法使いは彼女を全く恐れない人間の集まりになってしまうんだよね。
全知全能の女神に最も近い魔法使いであるゼーリエを、恐れず対等に見てくれる人間の集まりに。
ゼーリエ自身に自覚があるかどうかはわからんけど、実際、面接でも彼女相手に好き放題言ったやつが合格してる感じではある。ちょっと面白い。
その意味では一番酷いのがフェルンだろうな。魔法使いとしての高みに誘ったのに断られた挙句、特権授与ではくだらない魔法を要求されたもんな。やっぱりフリーレンの弟子なんだよね。平和な時代の魔法使い。
まあゼーリエもフランメのくだらない魔法を覚えてるし、結局フェルンはフランメの孫弟子でゼーリエの曾孫弟子なんだよね。つまり自業自得。
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