目標設定なんて言葉は、前提条件の上に成り立っている。

「目標設定」という言葉は、自己啓発系の本や動画にはよく出てくる言葉だ。

なぜか、いつもこの言葉に出逢う度なんだかよく分からない嫌悪感を抱いてしまう。

その嫌悪感の正体は、前提条件の有無だ。

目標を設定して、その目標を目指すには前提条件が揃っていることが不可欠。

例えるなら、ソフトとハードの関係みたいなもの。
ソフトが目標、ハードが前提条件。
どんなに素晴らしいソフトも、動かすハードにその能力がなければ動かせない。そんな感じ。

大事なことなのに、その前提条件の部分の話はほとんど出てこない。

みんな前提条件のことを知らずに、
「目標設定をして頑張ればいいんだ!」と勝手に思い込んでいる。

そのまま目標まで到達出来ればいいけど、出来なかった時は出来なかった自分を責めてしまう。

でも本当は、前提条件の時点で目標を達成できる人間と出来ない人間は少なからず分けられてしまう。

じゃあ何で分けられるのか?

それは、
”努力で埋められるものと埋められないもの”
の違い。

前提条件として、設定した目標に辿り着く過程で、努力で埋められるものが指定されているならいい。

でも、自分ではどうしようも無いもの、向いていないもの、努力でどうにもならないものが指定されていたらその時点で目標には届かない。

つまり前提条件とは、目標に対して
”自分の努力で成せる”こと。

これが初めからズレてしまっていたら、どんな目標も達成できない。
だから、この前提条件の部分を考えてから進む必要がある。

とは言うものの、そんなこと直ぐにわかる人間ばかりじゃない。

なので、凄く小さな目標。
と言うより願望というのかな。

小さく小さくやってみて、楽しければ少しづつ大きく、つまならければまた別を探す。

そんな感じで気負わずにやっていけばいいんだと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?