叙情味のアイスクリーム

こんにちは。


今日は王将で中華を食べたい気分だったので、ファミマでカップ麺と炒飯を買ってきました。気分は王将!



さて、最近音楽を聴いていると、ふと思うことがありまして、


私の好きな曲に「アイスクリーム」という曲名、歌詞が多いなと。。

たとえばこんなの。

スキマスイッチ「アイスクリームシンドローム」

Rude-α「アイスクリーム」

神山羊「アイスクリーム」


なぜアイスクリームが使われることが多いのでしょうか

私なりに考えてみました。


◆「アイスクリーム」から「夏」へ


「アイスクリーム」という言葉を聞いて何が連想できるでしょうか?

色々ありますが、真っ先に「夏」が浮かぶと思います。


◆夏について


夏って春夏秋冬の中で、思い出の総量が大きい季節ではないでしょうか。

なんといっても、「夏休み」というイベントがあるので、個人の思い出が創られるには最高の季節です。


よって、子供や学生の頃の楽しい思い出が直結しているので、夏という言葉を聞くと、叙情的な気持ちになるのではないでしょうか。


つまり、アイスクリームという言葉には、夏を連想させ、叙情的な気持ちを生み出す力があるのではないか。


◆不可逆ゆえの無常さ


さらに、アイスクリームは放っておくと、溶けてしまいますが、

そこに無常、いわゆる「もののあはれ」を感じることができる。


この夏とアイスクリームから無意識に感じ取れる哀愁が、アーティスト達を惹きつけているのかもしれない。


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ここからは余談です。

アイスクリームという言葉に対して色々と自由に書いていきます。


まず「叙情味のアイスクリーム」というタイトルは、

私の好きな作家 森 博嗣さんが執筆したエッセイ集、クリームシリーズから影響を受けてつけています。(「つぶやきのクリーム」、「つぼみ茸ムース」など)


次に、「アイスクリーム」という言葉は色々と遊ぶことができて、

アイスの部分を「愛す」だとか

アイスクリームをI screamだとか

somebody screamが三倍アイスクリィィィムだとか(音ゲーネタ)


こういう言葉遊びができるのも、歌詞などで使われる理由なのかもしれません。


最後に、冒頭の部分でアイスクリームと名の付く曲を少し紹介しましたが、私の一番好きな曲は

amazarashiさんの「アイスクリーム」という曲ですね。

これはジャンル的にはポエトリーリーディングになってしまうのですが、詩がとても好きなんです。

残念ながら、youtubeには公式の動画が上がっていませんので、歌詞だけ載せておこうと思います。

駅のエレベーターがあまりにも唯物的で
この六月のとある一日ですら とても唯物的に思えて
だから僕は 僕の情緒と秘密を交わし合う
改札を抜けると 少し夏の匂いがして
色んな人が最大公約数的に笑って
その重量が 個人的な空白と釣り合わず
僕は 僕の情緒と秘密を交わし合う 虚しい 寂しい と言ったら終わり 虚しい 寂しい と言ったら終わり 虚しい 寂しい と言ったら終わり 虚しい 寂しい 石畳の歩道が 日照りでとても熱そうだから 今年の六月は ここに捨てていこうとアイスクリーム屋の看板を見て思った


ぜひ、CD、サブスクなどで聴いてみてください。

私は最後の二行がとても好きです。


それでは。

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