Hey,You’re So Sweet & I Love You
翼を手に入れてしまった、自由のために。
君はまだ半人前のロックンローラ
オオルリみたいに上手に空を
飛べないままで
ーーー
点滅する信号、人々の鳴り止まぬ均衡。
ライブ帰り歩いたあの川の名に、
もう一度だけ火を濁らせてくれないか。
君を考えると途端に思い出の雨が降る。
濁流となって僕の頭に流れ込むそれらは、
月に、星に、照らし出されたように
とても、
とても、
輝いていて。
何故、
何故に、
どうして、
今になって輝くのか。
自分を恨めしく恨めしく思いながら僕は上手く飛べない君を夜の海に投げつけた。
水面には君が起こした波紋が広がる。
僕の揺れ動く気持ちと相対して、この都市は何一つ微動だにしなかったーーーー
なんて言えない、考えたくない。
お前が何も知らないだけなのだ。
ああ、なぜか今日は、君を思ってしまう。
訳聞かれても、答えらんないけど。
ーーー
こんな感情むき出しの論文を君に届けよう
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