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こんにちは、理学療法士・アスレティックトレーナーのタツ(@tatsu_bridgeです。

今回は「力のモーメント 」について、書いていきたいと思います。

それでは、

スライド1


物体に対して力が作用し、その力の作用線が物体の重心を通過するときに物体は並進運動をします。

モーメント1


一方、物体に対して力が作用し、その力の作用線が物体の重心から離れて通過するときには、物体の重心に加速度が生じるだけでなく、重心の周りで回転運動が起こります。

モーメント3


このように力が物体を回転させる作用を力のモーメントと呼びます。

力のモーメント「M」は、回転中心から力「F」の作用線まで引いた垂線「L」と力「F」の積で求めることができます。

モーメント2


この回転中心から力の作用線まで引いた垂線「L」のことをレバーアームと言います。

力のモーメントを大きくするためには、2つの方法があります。

作用する力「F」を大きくする方法、
回転中心から離れたところに力を作用させて、レバーアーム「L」を大きくする方法

になります。

モーメント4


また、物体が固定した回転軸を持って連結している場合は、回転軸周りで力のモーメントを考えると理解しやすいです。

モーメント5


この場合も、力のモーメント「M」は力「F」とレバーアーム「L」の積で求めることができ、力「F」とレバーアーム「L」が大きくなれば、力のモーメント「M」は大きくなります。

モーメント6


今回は以上になります。

最後までご覧いただきありがとうございました!

医療従事者向けオンラインコミュニティ「KIUZKI」共同代表 『将来、「自分事」として働いていけるようにするために、現状の課題を知り、学び、互いに高め合っていく仲間を募集中』 https://xpert.link/community/1412