今、自分の中で興味のある分野の一つが発育・発達。
少しずつこのことについてまとめていきたいと思います。
子供の身体は思春期を挟み大きく変化する。発育の様子は身長に最もよく現れるが骨の成長や筋、内臓などの発達の様子については親もきちんと知っておいてほしいこと。
身長の発育
身長の年間発育量は乳児期で最も多いが、幼児期後半や小学校低学年・中学年の時期は比較的安定した成長がみられる。思春期における身長発育が最も盛んな時期の年間発育量は平均で男子約8cm、女子では約7cmであるが、個人差も大きい。身長発育が最も盛んとなる年齢は身長発育速度ピーク年齢(PHV年齢)と呼ばれる。
PHV年齢は女子は男子より約2年早く生じており、平均的には女子10.6歳、男子12.8歳付近といわれている。
PHV年齢を基準に身体の発達の様子が大きく変化する。PHV年齢における身長は成人になったときの終末身長と関連が深く、このときに身長が大きい人では最終身長が大きく、小さな人では最終身長も小さい傾向にある。
子供の身体の各身体部位の発育にはそれぞれ特徴があり、必ずしも一様に大きくならない。出生後は頭部が大きいが、加齢に伴い全身に対する頭部の占める割合(比率)は小さくなる。したがって幼児の場合、重心が高く転倒しやすいので、運動を行う際は十分注意する必要がある。
余談で重力と筋力について
地上では24時間、重力という負荷か身体にかかっている。そのため身体を動かす時は、無意識ではあるが常に重力負荷に逆らって運動をしている。しかし、宇宙には重力がないかあっても微量である。そのため宇宙では重力から解放され、トレーニング の機会を失うことになる。実際宇宙飛行士では帰還後に非常に大きな筋萎縮がみられる。
引用文献
はじめて学ぶ健康・スポーツ科学シリーズ ⑤
体力学
(株)化学同人 2014年
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医療従事者向けオンラインコミュニティ「KIUZKI」共同代表
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