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サルコペニア(加齢に伴う筋量の減少)と肥満が併発されることでメタボリックシンドロームのリスクはさらに高くなる。

サルコペニアの原因としては筋肉でのタンパク合成刺激の減少とタンパク分解刺激の増加があげられる。一方肥満の原因としては過食や身体活動量の減少などがある。近年ではサルコペニアと肥満が同時に起った状態をサルコペニア肥満と呼んでいる。

高齢者においてはサルコペニア予防の観点から筋力トレーニングを行うことが必要である。また高齢者ではインスリン抵抗性や成長ホルモンの分泌低下などによって筋タンパク合成が若年者と比べて抑制される。したがってインスリン抵抗性や成長ホルモンの分泌改善に有効とされる有酸素運動を積極的に取り入れることが推奨されている。

引用文献
はじめて学ぶ 健康・スポーツ科学シリーズ 5   体力学
(株)化学同人  2014

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