空国の盛り上がり方が○○に似てる件
こんにちは。新条たったです。
まだまだ暑いですねえ。夏バテしないようにちゃんと水分取りましょうね。
さてさて、前回お話ししたとおり、私はいつも「空想国会」で活動しております(たぶんこの文章を読んでくださってる方はほとんど空国関係者だと思いますけどね…)。
そもそも、空想国会とは何なのか?
比較的最近に参加された方は特にそう感じていると思います。
参加を検討しておられる方もおられるかもしれません。まあ、あまり積極的におすすめする気はないですけど。
空想国会は、選挙ごっこをするためのネットコミュニティとして、2020年の夏にある1人の男によって立ち上げられました。ちょうど1周年を過ぎたくらいですかね。それぞれが架空の政党を作って選挙で戦い、議席数を決めて国会をするというコンセプトは、今もあんまり変わっていません(その後少しずつ政策論議方向にシフトしていってる気はします)。
現在ではDiscord上にサーバーが作られていて、毎日夜になるとメンバーがいっぱい集まってにぎやかに活動しています。
「夜になると」ってのがなんだかリアルですよね。みんな人間なので昼間は勉学や仕事に勤しんでるってことです(よね?)。
やってく中で不正問題やDiscordのサーバー爆破事件もありましたが、サーバー人数は執筆時点の2021年8月20日21時36分現在で見学者をふくめて174人!選挙の際は誰でもGoogleフォームで投票ができるのでその何倍もの人が参加していることになります。
正直、誰もここまで大きくなるとは考えてなかったでしょう。
実は私、この雰囲気、何かに似ているなあとずっと感じてるんですよ。
ネット民が架空の何かをつくり、より本物に近づけようとしているこの感じ。すっごく見覚えがあるんですよ。
それが何かというと、「架空放送局」です。
架空放送局は、その名の通りネット民(多くが放送マニア)によって作られた架空の放送局のことです。
2000年代の後半から2010年代の前半くらいまで発展が続き、特にアナログ放送が終了した2011年ごろがピークだったと記憶しています。
私はそのピークをリアルタイムで体感していた世代でした。たのしかったなあ。
では、架空放送局は何をしていたのか?
最も多く見られた活動は、局独自のYouTubeチャンネルを作り、現実の放送局さながらの放送開始・終了映像を制作することでした。
ド深夜まで夜更かししてると、「今日の放送を終了します」的な映像が流れるじゃないですか。アレです。アレを自作するんです。
東京をはじめ関東広域圏で地上波放送をしている(…という設定の)日本未来放送(略称:NMB)さんという局があるんですが、その局がOP映像を作り始めたのがブームのきっかけだったと思います。
あと、番組表を作る局もありました。独自の帯ニュース番組やお昼のバラエティー番組を作ったり。アニメが好きな人はアニメの再放送枠とか作っていましたね。
さらに面白いのが、架空放送局同士で、NNNとかJNNみたいにネットワークを作る動きがあったことです。その系列局でさっきみたいな帯番組をネットしたりってのも。また、現実の民放連的な大きな組織として「日本架空放送局協会」というものもありました(初代会長はNMBの社長さんがされてました)。
似てませんか…?空想国会と。
ネット上で架空の何かを作り、できる限りホンモノに近づけようとする。
場合によっては協力し合って、より良いものを作り出していく。
要するに、レベルの高い「ごっこ遊び」。
本質的には同じようなものなんじゃないかなあと思うんです。
題材が少し違うだけで。
盛り上がり方もなんか似てるんですよね。
HP作ったり、CMとか政見放送みたいな映像作ったり。
少し違う所を上げるとしたら、新規勢力が参戦しづらいところですかね。
これは選挙制度にもよりますが。
ところで、架空放送局業界は現在、どうなっているのでしょうか?
日本架空放送局協会は、幽霊加盟社の増加によりいったん解散。その後、同じ名前で再結成しました(ウチでいう爆破ですね…笑)。しかし、ブーム時ほど加盟局は集まらず、そのブームを牽引していたNMBもいつの間にか閉局を発表。
こうして、架空放送局ブームは落ち着きを見せ、闇の時代を歩んでいました。
つい最近まで。
そうなんです。つい最近まで。
実は、復活の兆しがあるんです。
記事執筆のためにあれこれ調べていたところ、
2021年7月、「日本架空放送連盟」なる組織が発足!https://jfafictitious.wixsite.com/jfa-fictitious
さらに、日本未来放送さんも、今年の春に架空のラジオ局の放送開始・終了動画の投稿を再開してまさかの復活!
いやー、回る回るよ時代は回るんですね。
この空想国会も、どこまで続くかはわからない。
また爆破かなんかが起きるかもしれない(もうやっちゃダメだよ!)。
参加する人がいなくなって、空国なんてなくなるかもしれない。
でも、無駄にはならないと思います。
将来、政治に興味をもった若者たちが「おれたちも架空政党作ろうじゃん」ってなったとき、ちょっとはいい遺産として参考になるんじゃないかなあ。
そんな動きがなかったとしても、空想国会Wikiとかで自分たちのしてきたことを振り返ると、あ~こんなこともあったなあって懐かしむことができる。そう考えると、なんだかんだ言って、変なことをまじめにするのも悪くないなあと思うんですよね。
だから空国はなかなかやめられないとまらない。
とりあえず、まずはこの夏にある空国の総選挙で、政策議論を深めたいと思います。
あ、僕は出ませんけどね。参議院議員なんで。
それでは、今日はここまで。
イッテラッシャイ(ホリエモン風)。
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