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"パーシモンホール公演"のその先に。vol.62〜録音雑記⑤〜

もう一つの目的は弦楽四重奏のレコーディングにあった。

"STRINGS Ⅱ"イベント実施のタイミングで札幌に来てくれることが決まった弦楽器の4名と札幌の芸森スタジオで録音しようという話が進んでいた。ここはは新千歳空港から車で1時間程度、札幌の中心街よりちょっとの南に降りた自然が気持ちの良い山の中にある。

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Chameleon Label の一志さん、佳代さんと話せばいつもレコーディングの話ばかり。あの曲も録音したい、この曲も形にしたいよね、と、壮大に未来の展望で話題が盛り上がる。そしてこのタイミングで札幌での録音しようという話になっていた。その計画もなんとしても実現したかったのだ。

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この自粛ムードの中、開催の有無について何度も深夜ミーティングした中、一志さんづてに「演奏の機会があることはとても嬉しいことです」と最後までとてもポジティブなメッセージを伝え続けてくれていた4人。もし誰か1人でも諦めていたら今回のこのレコーディングは無かったことになる。

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エンジニアは、池田朋宏 さん。

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録音した曲は、ロットの新しいアルバム用に3曲。
その後は、sleepy.ab の曲を録音、贅沢なストリングス録音の1日。

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1st Vilon、梶谷裕子 さん。
ROTH BART BARON『けものたちの名前』では、「焔」で徳澤青弦さんのチェロと彼女のバイオリン、2人で演奏してくれています。
レコーディング中、何度も鳥肌が立ったことが懐かしい。

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銘苅麻野 さん、良い顔してますな。

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初めてお会いしたアッコさん、島内晶子 さん。
今回はビオラで。

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チェロ、林田純平 さん。
演奏内容の提案も!
ありがたくバッチリ採用させて頂いた。

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結局、お昼から深夜まで、10時間以上のスタジオワークだったのではないか。”休憩”というワードが出ることはなく、ひたすらにクオリティを追求していく彼らの勇姿には随分、胸を打たれた。

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スタジオワークは楽しい。

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レコーディングの裏では、翌日の STRINGSⅡ イベント用のリハーサルが行われていた。

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この 芸森スタジオ は宿泊施設もついていて合宿もできる。
そして George Martin 監修だそうだ。笑

高い天井、スタジオの壁は石壁、贅沢な分厚いガラス扉で最大6つのブースに分けられる、スタンウェイのグランドピアノも鎮座していた。管楽器と弦楽器、4リズムの同時 REC も可能。

次のアルバムはここで合宿 REC だな、と思ったりしつつ、それも PALACE やクラファンと絡められたら楽しそうだ、なんて思ったりした。

続く。

麻美さん、たくさんの写真をありがとう。photo : 星野麻美

クラウドファンディングを実施しています。
5th Album ツアーの札幌公演は2公演!
どうぞよろしくお願いします。

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