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『けものたちの名前』が出来るまで vol.15〜御茶ノ水Rittor Baseでの録音〜

今回のレコーディングは新宿Studio Greenbirdだけではなく御茶ノ水のRittor Baseでの録音も実施させて頂いた。
砂里さんのご紹介で、音源制作に関してリットーミュージック、サンレコ前編集長の國崎さんに相談して進めていってみよう、というのがあった。

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出会った当時の春先は、ちょうどRittor Baseも完成間近といった感じで工事が終わったばかり、まだメインスピーカーは入っていなかった。
コンセプトはきっと、多目的、且つ、音が最高級に良いスタジオ。床にはローズウッド材が敷き詰められ、細かな凹凸のある石壁に厚手のカーテン、極め付けに音響拡散体までもが備えられている。

御茶ノ水 Rittor Base の魅力についてご本人自ら熱弁を語る BIZARRE TV ゲスト回はこちら。

さらにはスクリーンを備えるに留まらず、階段上に客席が設置でき映画の上映会などもされているようで、更に1オペでのマルチカメラ収録による生配信、更にマルチ録音が出来る。
凄い、、、1オペというところに狂気を感じます。

超個人的に悶絶する喜びは、ここには何故か Waldorf Zarenbourg があること。2019年現在、最強かつ最も美しいエレクトリックピアノ。

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今年の初めちょうど完成したばかりとのことで、テストケースとしてイヤモニ環境でのリハーサルの実施や、YouTube 公開収録、そしてその流れのままレコーディングも実施させて頂いた。

2019.4.29
at 御茶ノ水 Rittor Base

生ライブ配信も実施。初めてのイヤモニ環境でのライブREC、そして生放送と緊張感溢れる演奏がアーカイブされています。

2019.7.9
at 御茶ノ水 Rittor Base

國崎さんにもお手伝い頂き、岡田くんのギターを録音しつつ、オーディオテクニカのリボンマイクとロイヤーのコンデンサーを並べながら聴き比べを実施してみたり。

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三船も合わせ3人がすぐに機材の話に逸れていく度に時間が気になりソワソワしておりました。

ちなみに100Hz以下、Low 帯域の解像度も明瞭なこのスタジオ環境でmoog SUB37 シンセベースも録音し、数種類プリセットを作った。ずっとその音をステージ上で使用する際の一つの基準として使っています。

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続く。

ROTH BART BARON

Makuake : ROTH BART BARON最新作『けものたちの名前』とツアーを成功させたい。


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