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"パーシモンホール公演"のその先に。vol.29〜鹿児島 SR HALL公演〜

2020.2.8
鹿児島 SR HALL

昨年の夏、BEAの森さんと福岡公演、九州ツアーについて相談していた頃、交わした電話の中で鹿児島 SR Factory の加藤さんから次のツアーでは鹿児島公演も検討しませんか、とお声がけ頂いていることがわかった。

機材が多く30分そこらの演奏時間では公演を考えづらいロットの場合、バンド発信で公演依頼の門を叩くには鹿児島公演は大変にハードルが高く、お誘い頂けるのはとてもありがたい。

ロットは、2016年に「WALK INN FES」に出演させて頂いた。

それ以来、WALK INN の野間さんとは Facebook で繋がりながら、鹿児島という場所で「僕らの街は、僕らで創る」と掲げ、毎年 DIY と商業音楽フェスの中間を行くような、地元の一大ロックフェスを毎年成功させ、血の通ったイベントを成立させていることに大変興味があった。なぜかと言えば、noid や Robin's Egg Blue、また札幌や広島という東京や大阪ではなく、人口100万人以下の都市で場所で公演を関わった人みんなが次に繋げたい!というモチベーションをキープする方法について、そして一、インディーロックバンドが全国ツアーを毎年実現させる方法についていつも試行錯誤していたからだ。

13時頃、福岡から車で4時間、少し早めについた我々は、懐かしい SR Hall の低い天井がある駐車場に車を停めて、まずは挨拶に伺った。

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巨大ポスター発見!
A1 ? B1 ?
ロット史上、過去最大級のサイズのポスターが入り口出てすぐのところに飾ってあり、早速鹿児島の洗礼を受けた感じだった。

機材を搬入し、セッティング、リハーサルを済ませ、私は物販エリアを設置、メンバーはそれぞれに昼食などを取った。

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エンジニアの同行が難しい我々の演奏の PA は WALK INN 野間さんが担当してくれることになった。こういう奇跡は同行しないが故のハプニング、だがこちらとしても新しい解釈や、音楽の捉え方、表現の方法がノウハウ化しないことの楽しさが存分にある。彼のエンジニアリングは、一つ一つその音作りに生き様、背景が見えてなんだか泣けてきた。勝手な推測だが、ブラフマンやフラカンその他、現場で培ったノウハウ、イメージ感が非常に伝わってきて、こちらの脳みそも大変に刺激を受けた。

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公演が始まり、GLARE SOUNDS PROJECTION の演奏が始まった。

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様々なルーツが見え隠れするとても音楽的なバンドで素敵だった。別にロットに興味がない、とまでは言わずとも、何らかの流れでゲストアクトということを引き受けるのはどのような気持ちなのだろう。想像するがその真はわからない。引き受けて下さり、本当にありがとうございました。

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PA 中の野間さん。

入場受付の隣で物販に立つと、ロットの4年ぶりの鹿児島公演を待ち望んでくれている人が結構いることがわかった。そして予定通り110分ロングセット。今回なかなか満足のいくセットリストが見つからず苦戦していたのですが、当初お送りしていた資料を変更したバージョンで演奏。

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照明さんへのオーダーも、事前資料と変わってしまったので再度提出をした。

演奏が終わりなるべく滅多に訪れることの難しい会場ではアンコールを「アルミニウム」で締めた。非常に収まりがいい。

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一番右が、WALK INN 野間さん、左下が SR 加藤さん。左から3番目が GLARE SOUNDS PROJECTION の坂口さん。やっと野間さんとお話しすることが出来た。圧倒的に面白かった、鹿児島という場所でコミュニティを作り人を巻き込み、想像を膨らませ、上昇のサイクロンを巻き上げているかの如く言葉が連なった。天才ですね。
2時間短い時間でしたが、至福、地元の焼酎が最高でした。

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ちなみにトランペットの竹内くんは鹿児島出身。お母さんが見に来てくれた。こうして並ぶと似てますね。ロットをきっかけにこういうことが起こるととても嬉しい。ありがとうございました。

ちなみに本番中、岡田拓郎が来ていたトレーナーはこちら。
THE ROTH STORE で売っています。

続く。

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