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学生管理システム事業

日本には、日本語学校が約700校あります。最近は更に増えた為、900校近いかもしれません。日本語学校は最大2年間日本語学習を指導し、90%程の日本語学校は進学(大学進学)を支援することをメインに日本語教育を行います。

4月入学、10月入学がメインですが、学校に応じて7月、1月入学も可能です。
日本語学校設立には現在は自社所有の物件など条件がありますが、留学生30万人計画も後押しされて、5年程前は350校くらいでしたが、ここ数年でかなり増えてきました。

日本に留学生が来る場合は、留学の在留資格で来ますが、4月入学の場合にはその前年の11月末くらいまでに入国管理局に書類を提出し終わらないといけません。(学校の法人格や各入管の締め切りにより多少異なる)

日本語学校が増える中で、留学生管理もより厳しく求められていますが、留学生を受け入れる上での学校の管理業務が多く思っている以上に大変です。

例えば出席の取り方も手書きで○、遅刻の場合は△など記してからエクセルに書き込む等を行っている現状もあり、なるべく出来るところはシステム化して、本来の学生との時間に賭けて頂けるようなシステムが必要だと考えました。

そのきっかけは、2017年5月にベトナムで、当社に留学チームが参画した際に初めて留学業務を見ましたが、書類の翻訳業務含めて私自身で管理がとても難しい状況でした。

留学業務の翻訳も、書類が多くどこまで進んでいるのか、また手直しなども多く、最終的な進捗がとても分かりづらく、10人分対応できますと言っていても、最終的には2名等、全く読めない状況でした。

留学書類の作成や学生管理の部分をもっとわかりやすくしたいと、その後銀行の管理システムなども取り扱っていた東和ソリューションエンジニアリングの反町社長と出会い、システム化を共同で開発をすることを決め、そして大原日本語学院の吉岡校長にも協力していただき、日本語学校にとって最適のシステムを創る為に動き出しました。

2018年3月に完成したシステムが完成して、2018年5月に東京、11月に大阪と教育ITソリューションに出展など行っています。今年も2019年6月19日~21日に出展します。

今は武蔵野大学の日本語別科など、大学にもご利用頂いておりますが、今年は日本語学校だけではなく、専門学校にもより導入を進めていきます。

システムとしては、東和ソリューションエンジニアリングのエンジニア達が毎日改良を続けています。導入先の学校からも改良点を伺って日々更新し続けています。まだまだ完璧になっていないところもありご迷惑をお掛けするところもあるかもしれませんが、ここまで日々改良し続けて、また東和ソリューションエンジニアリング自身も日本語学校を運営しているので、学校関係者としてシステムをアップし続けるところは他にはないかと思います。

僕たちの留学業務のノウハウを詰め込んで、更に改良を図っていき、今後専門学校や他の日本語学校にもきっと良かったと、業務が大変楽になったと思ってもらえるようにしていきたいと思います。

そして個人がもっと自由に学校を選択できる世界観を、また各国のエージェントも業務が簡単になるようにシステムで出来ることを行い、より留学生と日本の学校が近づけるようにしていきたいと思っています。

機会があれば是非2019年6月19日~21日の展示会で東京ビックサイトの教育ITソリューション(https://www.edix-expo.jp/ja-jp/about/outline_tokyo.html)までお越しください。アメリカで次のユニコーン企業のFlywireと共同でブースを出展しています。

ちなみにシステムの名前は、より世界とつなげる為に、WSDB(http://wsdb.jp/)は“世界の学生の夢を叶える架け橋”の頭文字を取っています。


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