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How Will You Measure Your Life ?

和訳したタイトルはイノベーションオブライフ。クリステンセン教授によるハーバードビジネススクール最終講義の内容が書籍化されたもの。英訳したタイトルのほうが、しっくりくる。幸せな人生を過ごすために必要なことは何か?を、本人の体験談と理論を交えながら考える本。ことある時に読み返したい。

自分の人生の目的は何かー就職、転職、異動時期には考えるけど機会をつくらないと意識しづらい。クリステンセン教授は、自画像、献身、尺度を理解することが大切であり、そして、それは一度限りではなく持続的なプロセスであると。自画像は自分がどうありたいかを自分で決めること。献身は、ありたい姿に近づくための手段で、尺度は、判断基準。読んでいて、なりたい姿を自分の言葉で言語化するって、つくづく難しい。だからこそ、クリステン教授の以下の言葉が刺さった。

強力で実りある目的は、「届けられた」わけではない。そしてあいにく、「届けられる」こともない。あなたのなりたい人物像、つまりあなたが人生の目的にするものは成り行き任せにできないほど大切だ。明確な意志を持って、構想、選択し、そして管理しなければならない。これに対して、その人物になるための手段、つまり人生に起きる様々な機会や挑戦は、本質的に創発的だ。

自分にとって人生の目的は何だろう。広告会社で働いているけど、何かの商品のコミュニケーションを考える仕事よりも、日本を良くするための仕組みや手法を考えて実装する仕事が好きなんだなと思う。B to CよりもB to B。なぜそうなったかは親が国家公務員だったことや自分自身が国立大を卒業していることがどこか影響していて、国や社会のために何か役立ちたい、還元したいという気持ちが根っこにあるからだと思う。それと、未来のために必要だと信じられることをやれているという気持ちを持てているかも大切な要素。社会を良くするための仕組みつくりを考えて、行動したくなる仕掛けづくりまでデザインする。それがやりたいこと。それを通して、自分の専門性を高めて、色々な考えを持った人たちとつながったり、一緒に考え続けていけると理想的なのかもしれないと思った。



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