あさかわ

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「新聞記者」を観て

ようやく「新聞記者」を観た。今年は観たもの触れたものから感じた気持ちを、感情の議事録として言葉にしていきたいと思っているなかで、「新聞記者」を観終わって感じたのは、ずしっと重たくて疲れたという感覚。それでも周りには勧めたいと思う映画だった。 実際は、フィクションであるものの、ちょっと前に最近日本で起きた森友問題がテーマとなっていて非常にリアリティがあった。表現の自由って、何なんだろうか。この映画を観ると、不自由さを感じた。主人公の松坂桃李(官僚役)が、自殺してしまった元上司

    • 「シン•ニホン」を読んで

      安宅(あたか)和人さんの本。日本人は、今読んだ方が良いかもしれないと思う。日本の課題と、これから日本を再生していく方法について書かれている。ファクトベースで語られるから説得力が凄い。それと、写真や図、注釈に書かれる安宅さんの言葉の定義も、読み進めていくうえでワクワクする感覚を持てた。 いまの日本を考えるきっかけ30年前、世界企業ランキング1位は日本企業。(調べたらNTTだった)しかも上位10位のうち9社が日本企業で、通信と銀行が世界をリードしていた、そんな時代はもう昔。それ

      • 「日本社会のしくみ」を読んで

        日本は学歴社会。ただ重視されているのは学校名であって何を学んだかは重視されていないー。なぜこうなるのか?確かに!と共感する事がある。この本は、日本の歴史を振り返りながら、いつどのようにして日本社会のしくみが作られ、そして生活に根付いたのかを解き明かしていく話。とにかく過去の文献や論文のレビューが豊富で、圧倒される。だけど、読みやすくて面白かった。好奇心を刺激してくれる。ボリュームが多いので、本の総括というよりは気になる内容を備忘録としてメモ。 その昔、キャリア官僚は今と比較

        • How Will You Measure Your Life ?

          和訳したタイトルはイノベーションオブライフ。クリステンセン教授によるハーバードビジネススクール最終講義の内容が書籍化されたもの。英訳したタイトルのほうが、しっくりくる。幸せな人生を過ごすために必要なことは何か?を、本人の体験談と理論を交えながら考える本。ことある時に読み返したい。 自分の人生の目的は何かー就職、転職、異動時期には考えるけど機会をつくらないと意識しづらい。クリステンセン教授は、自画像、献身、尺度を理解することが大切であり、そして、それは一度限りではなく持続的な

        「新聞記者」を観て

          「次世代ガバメント」を読んで

          2020年、心機一転気持ち新たにnoteを再開。読んだ本や記事を中心に感じたこと考えたことをアウトプットする場として定期的に活用していきたい。第一弾は「次世代ガバメント 小さくて大きい政府のつくり方」。https://www.amazon.co.jp/dp/B082PQXXRZ/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1 きっかけはtwitterの投稿で若手官僚が最近読んでいる本ということで気になって手を取ってみた。本の概要はデ

          「次世代ガバメント」を読んで

          イチローから学ぶ、人生哲学。

          2019年3月22日、イチローは引退会見を開いた。私にとってイチローはヒーローで、憧れの存在だった。引退会見が中継されてから終わるまでの間、ずっとYouTubeでの生放送を見ていた。本当は疲れていて早く寝たかったのだが、イチローが何を語るのか、リアルタイムで知りたい、という思いが強くなって結局見続けてしまった。 会見の翌日、メディアで取り上げられた際には、貫いたのは野球への愛ーという見出しが多かった。そのコメントはその通りだと思うが、私があの引退会見でハッとしたのは、違う内

          イチローから学ぶ、人生哲学。

          リアリテイで気持ちを動かす。

          今週、個人的に気になったニュースは2つ。まずは清原和博が薬物依存の怖さを語った、啓発イベント。清原が公の場に出たのが3年ぶりだったという事と、イベントの主催が厚労省だった事が重なって、話題化につながった。厚労省が、清原を使うことを認めたことは驚いたけど、メッセージの伝え手はリアリティがあると気持ちを動かされるんだなと感じた。コミュニケーションの設計次第だ。単に、有名タレント使って広告しようという発想では、たとえクライアントの気持ちを動かすことが出来たとしても、世の中を動かすま

          リアリテイで気持ちを動かす。

          元同期と会って気づいた、仕事へのやりがい

          先週、会社の元同期と会ったー。今年は、なるべく人と会おうと決めていて、それも会社内の人とというよりは会社外の人たちと会って話すことを大事にしたいと思っている。 なぜか?ー。視野が広がること。もうひとつは、何かしらの発見があるから。この発見を得られるのはデカい。自分ひとりでは考えなかった事を考えられたりするー。こないだ会った時は、自分自身が今の広告会社で何をしたいのかを考え直すことが出来た。 会社の元同期と話すと思い出す、当時の気持ちと今、未来へ向けた些細な想い。 自分が

          元同期と会って気づいた、仕事へのやりがい

          アイデアを生むための断捨離と豊かなインプット。

          先日、ボスコンで働いてる先輩と飲んだ。この先輩との出会いは学生時代のOB訪問。そこから今までの5年程たまに飲みに行っては近況や進路相談などしている関係性だ。その先輩と最近話して、時間あたりの付加価値をいかに高めるか、について考えさせられた。例えば、コンサルのなかで、パートナーと言われるクラスの人の年収は億を超える。かといってその人たちは、現場スタッフ以上に働いているという感じもしない。それはある種当たり前の事だけど聞いていて、時間の使い方について考えを改めようと感じたー。時間

          アイデアを生むための断捨離と豊かなインプット。

          七つの会議から学ぶ、想像力の大切さ。

          池井戸潤作品。野村萬斎、香川照之、北大路欣也をはじめ超豪華な人たちが登場する。家電メーカーに起こったデータ偽装問題をテーマに、サラリーマンとして、ひとりの人間として「正義」とは何かを問う作品。映画のパンフレットに書かれている「正義を、語れ。」は、映画で伝えたいメッセージをまさに一言で伝えてくれる。 データ改ざんや隠蔽事件。普通に考えれば、誰でも悪いことだと気づく事なのに何故起きてしまうのか。映画を観ると、そのリアルな感じが伝わってくる。出世争い、社内の人間関係、組織の体質や

          七つの会議から学ぶ、想像力の大切さ。

          信じることが次を作る。

          平成が、もうすぐ終わる。バブル崩壊にはじまりオウム真理教事件、東日本大震災、過労死問題などー。ネガティブに、語られる事が多かった時代だったからこそ、次の時代はポジティブに。未来を信じて「明るい」「楽しい」といった快活な言葉が新元号にも適用されると良いなと思う。 平成の次をテーマにした落合古市対談を読んだ。対談中、終末期医療の話になった際に、誤解を生む発言をしたことで炎上した対談でもあったが、そのことより取り上げておきたいことがあったー。落合さんの視点と思考。大局的に物事を見

          信じることが次を作る。

          文章力を磨く。

          今年こそは、文章を書く習慣を身につける。まずは、noteに誓いを立てる。普段読む本やマンガ、映画、ニュース記事から、気になることを備忘録的に書くことで、少しでも書く事のハードルを下げていきながら、習慣化を目指していきたいー。 ヒットを生む法則は、成功事例の収集とそこからパターンを見つけ出して、自分のものにすること。「クリエイティブスイッチ 企画力を解き放つ天才の習慣」の中に書かれていてメモしたフレーズ。そこで私はまず、文章が上手い、話が上手いと感じる人を調べて何を工夫してい

          文章力を磨く。