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葉桜杯準優勝 「砂ミュウツー」

S30お疲れ様でした。3度目の投稿になりますととろです。大好きな禁止伝説ポケモンのミュウツーを使って5月に行われた第66回杯準優勝(予選7位抜け)及び、ランクマッチでレート2011+最終60位という結果を残す事が出来たため、今回は葉桜杯の構築を紹介しようと思います。(ランクマッチの構築は6月11日以降に別の記事で紹介します。)

使用TN:シールド

成績:予選7位 レート1593(10勝3敗)

   本戦(BO3) 準優勝
   準々決勝vsぺいぺいさん(2-0)
   準決勝 vsゆうとさん(2-1)
   決勝  vsりょんさん(0-2)

<構築経緯>
1.キャラ愛でミュウツーが使いたい→環境に多いHAザシアンを上から倒せるCS珠個体で採用。
2.イベルに強くて攻めの補完が取れてそうなザシアンを採用。
3.それぞれコピーされた時の引き先件、メジャーな禁止伝説の受け駒としてHDバンギラス、HBヌオーを採用。
4.バンギと同時選出する事でダイジェットしたダイマイベルタルを上からワンパン出来て、ミュウツーザシアンの苦手なホウオウやカイオーガも上から縛る事が出来る鉢巻砂搔きパッチラゴンを採用。
その際、バンギを起点作り且つどの対面でも仕事が出来る襷CS個体に変更。
5.あまりにも無理なポケモンが多いのでなんやかんや出来るメタモンで構築が完成。

<コンセプト>
・数値受けが不可能な高速高火力ポケモンを並べて選出圧力をかけつつ、相手を上から崩す。
・ザシアンパッチラゴンで地面を誘ってミュウツーの初手ダイマを通す。
の2点。

<個体紹介>※性格はミント使用後の物を記載。

1-ミュウツー

持ち物:命の珠  特性:プレッシャー

サイコブレイク/大文字/冷凍ビーム/草結び

臆病  努力値CS252D4振り
(妥協個体でAの個体値31だがA0が望ましい)

調整意図 意地ザシアン、ムゲンダイナ意識の最速
     ワンパンする範囲を増やすためのC振り
     余りダウンロード意識

与ダメ
サイコブレイク…H204B100振りムゲンダイナ超高乱1(87.5%)
                        B補正H124B204振りムゲンダイナ超低乱1(6.2%)
                        HB特化ラッキー乱2(49.2%)

ダイサイコ…耐久ムゲンダイナ全般確1

                  HD輝石ポリゴン2乱2(75.0%)[フィールド込み確2]

ダイバーン…H振りザシアン確1
                 H252D148振り(オーガの潮吹き耐え)ザシアン乱1(56.2%)
                H振り日食ネクロズマ確2[ダメージ割合81.3%〜95.5%](ダイマ日ネクに対してダイバーン+晴れダイバーンで落とせる)
               H76振り黒バドレックス晴れ下で高乱1(75%)

冷凍ビーム…H4振りダイマランドロス確1
      慎重H236D140振りジガルデ確1
                  
ダイアイス…H振りサンダー確1
                 D4振りイベルタル確1                   

草結び…H振りヌオー確1
    H252D140振りカバルドン確1

ダイソウゲン…ダイマガマゲロゲ確1 
                     無振りカイオーガ乱1(62.5%)
                     砂下H振りチョッキバンギラスGF込み確2

耐久…ダイマ時、A特化バンギラスのダイアーク確定耐え
   ダイマ時、特化黒バドレックスのアストラルビット確定耐え
   陽気HSザシアンの巨獣斬確定耐え


相棒枠でありダイマエース。よくいる意地HAベースのザシアンをダイバーンで上からワンパン出来るため、このポケモンにとって今の環境はかなり追い風だった。たまにいる陽気ザシアンもほとんどがHSベースであったため、耐久無振りでも巨獣斬を一発耐えて返しのダイバーンで倒す事が出来る。対面からであれば陽気の身代わり持ち以外のザシアンにはほとんど負けなかった。技構成は大文字とサイコブレイクは確定で、地面タイプを強く呼ぶ構築の為、草結びと冷凍ビームを採用した。草結びは主に草4倍の水地面勢意識だが、トリトドンへのダメージが足りなかったりダイマックスした相手に撃てないデメリットがあるのでエナジーボールも候補に上がる。今回はカバルドンやカイオーガ、バンギラスへの与ダメ意識で草結びにした。ダイソウゲンとして使えばダイマガマゲロゲを上からワンパンしたり、スカーフカイオーガの潮吹きを耐えて返しの攻撃で倒すことが出来る。冷凍ビームはダイマックスを切らずにジガルデやダイマランドロスを上からワンパンしたり、選出画面にいるバンギラスでイベルタルやH振りサンダーのダイマを抑制することでダイアイスで倒すことができた。C154の圧倒的な火力、広い技範囲、意地ザシアンを抜いてる絶妙な素早さの3つを両立しているのはこのポケモンしか存在せず、ダイマックスを切ることで環境によくいるポケモンの多くを上から一撃で倒すことができる。このポケモンで3タテする試合も少なくなかった。今の技構成だとダイマックスが前提になるのとガオガエンに打点が無いことが弱点。パーティ単位で重いホウオウやガオガエンの打点になり、ダイロック媒体として後述する砂搔きパッチラゴンとも相性が良い原子の力を採用するのもアリだと思う。

2-ザシアン

持ち物:朽ちた剣  特性:不撓の剣

巨獣斬/ワイルドボルト/インファイト/電光石火

意地っ張り  努力値H236A244S28振り

調整意図
HAほぼ特化(AはHBランドの各定数が特化と変わらない所)
Sが準速エースバーン抜き

高速アタッカーその2。技構成は巨獣斬は確定でホウオウ+鋼タイプ(ナットレイ、ディアルガ等)のサイクルを崩すためのワイボインファ両採用。ミラー意識のHAベース+電光石火。戯れつくは命中不安な上に打ちたい相手がゼクロムしかいない為無くて困ることがほとんど無かった。(サンダーはアッキや静電気麻痺、ダイマの可能性を考えると戯れがあっても分が悪い。)このポケモンの事は以前「ポケットモンスターをつまらなくしている戦犯」だとツイートしたことがあったが、使ってみると相手の選出を歪めたり願望プレイで受けに来る相手を崩すことが出来るし、使われる側になってもパーティ単位でしっかり対策していれば簡単に負けることも無いので良いポケモンだと思った。vs受けではミュウツーの苦手な特殊受けやホウオウをこのポケモンで崩して、ザシアンの苦手なHBダイナやネクロズマをミュウツーで倒す動きが取れたので攻めの補完はかなり良かった。振り返って見るとホウオウの聖炎で焼けたことがほとんど無かったので自覚の塊だったと思う。


3-バンギラス

持ち物:気合いの襷  特性:砂起こし

イカサマ/冷凍ビーム/ステルスロック/電磁波

臆病  努力値CS252A4振り
(A下降補正だが、vsルギア.黒バドやDダウン目的でダイアークを撃つことがあるので個体値31奨励)

調整意図 
遅いランドサンダーや麻痺したスカーフカイオーガを抜くための最速
HBランドやサンダーへのダメージ意識でCぶっぱ
A4振りは謎。

与ダメ
HBランドロスを冷凍ビームで確1
HBサンダーを冷凍ビームで乱2(53.9%)(砂込みで高乱数)
HBヌオーがダイアーク+ダイアイスでDダウン込み高乱数1

地雷枠。一般的な型はHD特化の特殊受けかHAベースのチョッキ持ちだが、あえて低い素早さと特攻に振り切った変態型。主な仕事は麻痺やステロによる起点作成と後述するパッチラゴンのための砂始動。元の種族値が高く襷を持たせているのでタイマン性能もそこそこあり、対面選出のようにすることも出来る。また、パーティ単位で重いランドロスを誘って冷凍ビームで倒す事でパッチラゴンとザシアンを通しやすくすることも出来る。
悠長に竜舞を積んできたネクロズマの攻撃を襷で耐えてイカサマ2回で倒したり、ザシアン対面襷を盾にイカサマで削りを入れようとしたら裏から出てきた黒バドが勝手に倒れたり、HBランドに引かれたところに上から冷凍ビームを撃って降参を貰ったりと相手の見えない勝ち筋として大活躍してくれた。他にもザシアンの苦手なHBサンダーに対して上から冷凍ビーム二発で倒す、パーティ単位で苦手なエースバーンに対して襷を盾に電磁波入れて機能停止にする、砂起こしでカイオーガの素早さ関係を把握して型判別をする、メタモンザシアン対策で出てきたヌケニンを釣り交換して砂で倒すなど、この型の強みを存分に活かすことが出来たと思う。伝説2体環境においてタイプ一致イカサマの通りが凄まじかった。


4-パッチラゴン

持ち物:拘り鉢巻  特性:砂搔き

電撃嘴/逆鱗/ロックブラスト/炎の牙
(葉桜時はストーンエッジだったが身代わりホウオウ意識でロクブラに変更)

陽気:AS252D4振り

調整意図
砂下で+1最速イベルタルや+1準速エースバーン、遅いスカーフバドレックス抜き意識の最速
仮想敵を倒すための火力特化

与ダメ
電撃嘴…H振りダイマカイオーガ高乱数1(81.2%)
(先攻)    ダイマイベルタル高乱数1(68.7%)  
    HB特化ホウオウ確1
            H52B244振り黒バドレックス乱1(50%)
            H振りザシアン確2[ダメージ割合81.4〜96.4]
            HB特化ネクロズマ確2[ダメージ割合54.9〜65.1%]
    +1HBサンダーほぼ確2(98.0%)

逆鱗…H204B100振りムゲンダイナちょうど確1
         B補正H124B204振りムゲンダイナ乱1(12.5%)
炎の牙…HBナットレイ確2[ダメージ割合61.8〜75.1%]
ロックブラスト一発でホウオウの身代わり確定で割れる

高速アタッカー枠その3。バンギの砂や電磁波のサポートから電撃嘴を撃って崩す枠。砂搔きでも鉢巻電撃嘴の火力は凄まじく、ミュウツーやバンギでうまく電気の一貫を作れば相手を簡単に崩すことが出来る。ミュウツーはダイマ前提ポケモンでザシアンはダイマ出来ないポケモンであるが、このポケモンは自分の選出次第でダイマを切るか切らないか選択出来るのが大きな強みだった。ただし、鉢巻補正と電撃嘴の火力が乗らなくなり、ダイマックスすると火力が落ちるので、基本的には鉢巻で技を拘った後に裏から出てきたポケモンに対して切ることが多い。技と持ち物の性質上択がめちゃくちゃ発生するが、禁伝で圧力をかけたりバンギで上手く砂展開すれば、このポケモンで電撃嘴撃ってるだけでホウオウネクロやホウオウダイナを崩すことが出来る。遅いダイマオーガの上からワンパン出来るのも強い。電気の一貫が切れてないパーティにはバンギで砂撒いてこのポケモンで電撃嘴撃てばイージーウィンが狙える。
葉桜準決勝のMVP。耐久はペラペラ。色パッチラゴンくれたlemさんありがとうございます🙏


5-ヌオー

持ち物:ゴツゴツメット  特性:天然

地震/毒毒/鈍い/自己再生

腕白  努力値HB252D4振り

調整意図
ザシアン受ける為のHB特化

ザシアン日ネク受け兼電気の一貫切り枠。ザシアン対策というより、日ネク軸やジガルデ軸、ゼクロム軸に出すことが多かった。鈍いと毒毒が崩し技として優秀で、鈍いを覚えさることでザシアンを受けにくるHB日ネクに後出しから勝てたり、草結び持ってないジガルデにより強くなる点が偉い。毒毒は浮いてるポケモンへのダメージソースとして優秀。身代わりホウオウに何もできないため、アクアブレイク等の水技を覚えさせることも考えたが、ザシアン、日ネク、ゼクロム、ムゲンダイナ辺りの遂行速度やダイアースを積むことでHBゼルネアスなどの特殊ポケモンも詰ませるようになるので地震は抜けなかった。葉桜本戦に選出してみてBO3で真価を発揮するポケモンだと感じた。

6-メタモン

持ち物:拘りスカーフ   特性:変わり者

変身

せっかち HS252振り(妥協個体)

調整意図
とりあえずHSぶっぱ

誤魔化し兼、高速アタッカー枠その4。相手のザシアン、黒バド、カイオーガ、ゼクロム、ゼルネアス、ランドロス辺りをパクって相手を崩す。Sに降ったせいで相手のランドロスの威嚇が入ってしまうので、ミラーとダウンロード意識の生意気HBD振りでよかったと思う。無難に強かったが構築がこのポケモンに依存しすぎた。

基本選出
初手ミュウツー+バンギラス+ザシアン
(刺さり次第でバンギの枠をメタモンにしたり、ザシアンの枠をパッチラゴンかメタモンに変える)

砂選出
初手バンギラス+パッチラゴン@1

たまに初手メタモン@2

重いポケモン
ヌオー、ガオガエン、ミミッキュ全般
速いカイオーガ

構築の完成度…構築記事なので都合の良いところを書きましたが、ヌオーガオガエンの突破手段か少なく、カイオーガがゲロ重且つわからん殺しの構築なので普通に欠陥構築です。ザシアンの枠をメテビか眼鏡ダイナに変えてもよいかも??

葉桜本戦の振り返り
ペイペイさん戦(準々決勝)…予選でボコボコにされたので、ヤンキープレイを通した。(初手ザシアン一点読みメタモン→ヌケニン交代一点読みバンギラスバック→砂でヌケニン倒してメタモン通して勝ち)正直構築相性が悪すぎて安定行動だけでは絶対負けていたのでリスクを犯して結果的には良かった。2戦目はミュウツー通して勝ち。

りらこぽけさん戦(準決勝)…一戦目のオーガ対面パッチラゴン引きは完全にプレミ(半減だから耐えると思ったら思った以上にペラペラだった)言い訳をすると死に出しからパッチラゴン出してオーガは倒せてもザシアンに電撃一発耐えられて返り討ち→ザシアンコピって裏のサンダーに詰まされるのを嫌ったが、相手目線砂搔きは見えてなかったのでザシアン以外のポケモンから来る可能性やザシアンの麻痺痺れ、ダイマが残ってる状態を考えたらどう考えても死に出しからパッチラゴン展開が正解だった。2戦目はミュウツーを通せたのはよかった。(原子の力の能力上昇考えるとオーガ対面ダイバーンは諸説)3戦目はミュウツーの圧力で初手カイオーガ一点読みでリスクを犯して初手パッチラゴン出し出来たのはよかった。1戦目のメタモンの型判別が生きたのも○。

りょんさん戦(決勝)…一戦目のメタモンサンダー対面ミュウツーバックしたのが悔やまれる。少しでも削れていればミュウツーの冷凍ビーム圏内に入っていたし、電磁波が見えて身代わりは切ってもよかったのでどう考えてもメタモン切り→ミュウツー出しで冷凍ビームでよかった。大会終了後におろちんぽけさんに言われて気づいた。麻痺痺れしてなければそもそも勝ってははいたが1戦目は運負けでは無く明らかなプレミ。2戦目もトリトドンに草結びを撃ったのは完全なプレミ(威力60しか出ない)でフィールド珠サイコブレイクならHDトリトドンちょうど確1にできたのでどう考えてもサイコブレイクが正解。(配信択でスマホで直撮りしていたのでダメージ計算ツールを使えなかったのもあるが、他の撮影ツールを準備してない自分が悪いしそもそも試合中はトリトドンの襷ミラコを警戒していて耐えられることは完全に頭の中なか抜けていたので使えていても草結びを押していた。)完全にプレイヤーとしての未熟さが出た結果となった。

大会全体の振り返り
本戦初出場で準優勝という結果は素直に嬉しいが、決勝トーナメントで落とした3試合はプレミをしているので(しなかったら勝ていた訳では無いが…)普段のランクマから冷静にプレイングをするように心掛けるべきだと感じた。最強実況者全力決定戦でランドセルさんが言っていた「大会で緊張するのはみんな同じなのでその中で実際にした選択がプレイヤーの実力そのもの」とうい言葉の通りでプレミをしたのも含め自分の実力なのでトーナメント制の大会にもっと参加したりしてプレッシャーに強くなれるようにしていきたい。
りょんさん(@ryon_poke)が僕より優勝に値するプレイングをしていたので敗者として素直に優勝者を讃えたいと思う。りょんさん優勝おめでとうございます🎉
※記事かなり殴り書きで書いたので読みづらいところや意味がわからないところも度々あるかもです。記事についての質問や指摘はととろ(https://twitter.com/totoro_poke19)までお願いします🤲

Special thanks
素晴らしい大会を開催してくださった主催兼実況のきおすさん、解説のふとんさん

スペースを開いて応援してくださった伏見影さん、3桁窓の方々、その他大勢のフォロワーさん達

色パッチラゴンをくれたlemさん

予選で対戦してくださった方々

本戦で対戦してくださったぺいぺいさん、りらこぽけさん、りょんさん

そして改めてりょんさん葉桜杯初優勝おめでとうございます。

葉桜本戦の試合が気になる方はこちらから。
(準決勝1:12:07〜)
(決勝1:50:36〜)

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応援してくださった方々

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