緑黄色社会はライブバンドだ!
若いアーティスト
筆者の様な古くから邦楽を聴いていると、若いアーティストをないがしろにしてしまう事が往々にしてあります。しかもそのアーティストを聴くこともなく…すでに推しのアーティストが存在し、それ以外は「ごめんなさい」してしまう傾向は事実存在してしまいます。悲しいことです。聴く前に遮断してしまう。
しかし、若いアーティストにもいくつか「おお〜!」と言うアーティストが存在します。
米津玄師、髭男、藤井風、King Gnu(ミレパ)、あいみょん等、気に掛かるアーティストが沢山います。
敬意を払うに値するアーティストです。
その中に「緑黄色社会」と言うバンドがいます。
ずっと気になっているバンドです。
緑黄色社会を10代だけの物にしてはもったいない!
それで、「緑黄色社会」というアーティストにスポットを当ててみました。
筆者の様な年寄りでも「良いものは良い」のです!
緑黄色社会とは?
高校生で結成。かれこれ10年目。
長屋晴子(Vocal)
小林壱誓(Guitar)
穴見慎吾(Base)
peppe(keyboad)の、四人編成。
全員、作詞、作曲が出来、共作も出来るめずらしいバンド
今回、YouTube での配信ライブ。
「奏でた音の行方 Vol.7」を見ました!
「奏でた音の行方 Vol.7」
数年前から彼等はスタジオライブを配信して、今回が7回目。
どんなライブを魅せてくれるのか?
(1月30日までアーカイブ配信しているので、ネタバレ無しで…)
音源だけ聴くのと、ライブとはかなり違う印象です。
(以前から思っていた事です。)
よくよく聴くとかなり重い…ハードな演奏をしています。
各メンバーが縦横無尽な演奏。
多分、サポートメンバーのドラム。比田井 修さんがかなり影響している気がしています。
シンプルだけど、結構面白いドラムを叩きます。
単調にはならず、しかも、全体のバランスを崩さない。素晴らしいドラマー。
なので、各メンバーが自由に演奏出来、緑黄色社会がただの若いバンドと一線を引ける存在になっているのに違いありません。
新しい曲も演奏していますが、既に緑黄色社会の歌になっていて、心地よく聴けます。
彼等の歌は、一度聴いて、背筋がゾッとする様なインパクトはありません。
何度か聴いて、ハマっていくような、そんな歌です。
奇をてらった曲は一時的には爆発しますが、長くは続かないものです。
実際は「Mela!」を超える楽曲が欲しいですね。
「キャラクター」がそうなれば良いな!
Mela!を演奏していますが、この曲は良くも悪くも緑黄色社会のアイコンになっている楽曲です。
ですが、「進化」し続けている曲です。
かなりタイトな演奏で、テレビで見ているよう時とは力強さがまったく違います。もちろん、「同期」を使用していますが、これが良い印象を受ける位に使用されています。
とにかく力強い!
歌えば歌うほど強くなっています!
元々、Mela!は「Yell」の歌になっているですが、ここは彼等の事、ひねりがあります。
通常、若いアーティストで有れば「頑張れー」的な「Yell」になってしまうのですが、彼等は、今まで助けられたのだから、今度は僕の番。それも押し付けがましくない、助けたい「衝動」を感じ、重い荷物を僕に預けてみないか?と言い切ります。
彼等は「Give & Take」で表現しています。なんて、素敵な表現でしょうか。
これこそ、現代の「寄り添う音楽」ではないでしょうか。
彼等は、メッセージを伝えることより、「繋がっていたい」と言います。
誰でも何かになれる。でも、何でも良い訳じゃ無いよね。だから、だからこそ…そんな気が致します。
彼等の歌はリアリティを感じ、現在進行系。
もっとみんなに受け入れて欲しい。
全員が曲を作れると、バラエティにとんだ楽曲になりますが、
弊害もあり、特長があやふやになりがちで、いわゆる「ブレ」がでやすくなるものです。ですが、彼等の演奏で統一感が出ます。確実な演奏により、どんな楽曲でも「緑黄色社会」に染まります。
何をどう歌っても「緑黄色社会」なのです。
力量がなければそうもいかないと。
今回の配信Liveは、新作アルバム「Actor」リリースに合わせて行われました。
そのアルバムのリード曲「キャラクター」も演奏。
今回はストリングスも導入(同期)でより豪華。しかも合ってる。正解!
いつも思うけれど、アレンジが良いよな…
勢いだけでなく、いろいろ考えてるなぁとあらためて思います。
「緑黄色社会」をあまくみてはいけない!
彼等は今の状況の中、ライブをし続けています。オーディエンスが入ったライブ。配信ライブ。またはWOWWOW等でのライブ。
どんなやり方でも「届けたい」気持ちが最優先。
その中、確実に成長、進化し続けている若いアーティストです。
し続けている事で自信にも確信にもなっているのではないかと思います。
こだわりのある姿勢は必ず報われます。
ぜひ、継続して欲しいと思っています。
期待を込めて!
最後に…
食わず嫌いだけはしないで下さい。
若さはかけがいの無いものです。
一度、一度聴いてみてください。
ありがとうございました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?