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【全頭考察有り】秋華賞

※先週の雨で馬場が変わった可能性あり、今週も天気が不透明なため結論は土曜夜に出す予定です。なお推奨せずという結論になる可能性もあります。

※結論を追記しました。


馬場

先週通りなら内前有利。
ただし今週も雨になる可能性のある天気予報となっており、また日曜日の風向きが直線追い風になる予報となっているため急に傾向が変わる可能性はある。土曜日の馬場と天気予報を見るまではあまり決めつけ過ぎないようにしたい。

時計は先週土曜日までの馬場(良馬場)であれば1.58.0前後になりそう。2018年より速いが2014、2015年ほどは速くない。

展開

外に馬がいたり包まれるとかかるコンクシェルが内枠であれば読みやすかったが外に入ったためハナを取りに行くなら逃げ馬の外でもよしとするのかなんとも。
最内のフェステスバントが馬群でも問題無いとはいえ包まれたくはないタイプであることもややこしくしている。

人気馬たちは多くがTB通りの内枠。リバティアイランドを負かしに行くのか2.3着でよしとするのかで位置取りは少し変わりそうだが力は出せそう。

過去傾向

改修工事があったとはいえ内回りコースに関してはコースレイアウトは全く変わっておらず時計水準も過去とあまり変わらないため京都開催時代の秋華賞はある程度参考になりそう。

ということで2011~2020年の10年間を見ていくとテン3Fや1000m通過は少しバラつきあるものの2F目が10.4~11.0の範囲に収まっていて基本的に2000m戦としてはかなり早めの入りになるレース。
テン3Fも平均で35.0秒、中央値は34.75秒と早めで、1000m通過も平均59.1で中央値が59.0ということでほとんどスローにはならない。
後半は残り5F地点の上り坂で一度緩み、残り4Fの下り坂でペースが上がってのロンスパ戦になりやすい。

これが理由で前に行った馬の負荷が大きくなり差し決着が多いように見えるが、
好走馬の多くは直線を向くところではある程度の位置まで上がってきていて、特に良馬場の時は中団内(内から3頭目以内)の馬の好走がほとんど。直線だけに賭ける競馬では届いて3着、最大でも2着までという印象。後ろ過ぎてもなかなか届かない。
また外4以上を回して勝ち切ったのはこの10年間では外決着だった2020年を除けばジェンティルドンナ、アーモンドアイの牝馬3冠馬2頭のみ。ギリギリ対象に入らなかった2010年にはアパパネが外を回して勝ち切ったがこの馬も牝馬3冠馬。そのレベルの馬でなければなかなか外を回しての好走は難しいレース。

まとめると1000m通過59秒前後のペースに対応できる追走力、馬群を捌いていける器用さ(反応の良さ)、ロンスパ戦で最後まで頑張れる持久力と幅広い能力が求められるため総合力の高い馬(≒強い馬)が上位に来やすい。
ただしラチ沿いで恵まれた馬の流れ込みには注意。
外枠の馬に関しては隊列が縦長になりやすいため外目の枠であっても内から3頭目以内を回って来て好走するケースは意外と多い。ラチに近ければ近いほど好走確率が高いレースではあるため内に越したことはないが。

走法は前肢が綺麗に伸びるタイプやクビが寝ている馬の好走が多かった。

全頭考察(枠順)

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